投稿者:河内平野 投稿日:2014年 9月 5日(金)16時19分32秒 返信・引用

この劇の見方は、さまざまである。
一九二〇年作というところからみて、一九一七年のロシア革命の影響も無視できないであろう。
《額に汗して働く者こそ、社会の主人なのだ!》。
ロシア革命への歴史的評価はさておき、この理想は永遠の真理を含んでいる。
それはそれとして、他人をロボットのように見くだし、自在にあやつろうとする人間。
その人間こそ、「権力の魔性」のあやつり人形、ロボットなのである。

仏法では生命の魔性の王を「第六天の魔王」と呼ぶ。別名を「他化自在天」といって、人々を自在にあやつって破滅させていく働きである。
この魔性に支配されたなら、もはや悪の奴隷である。

【第一回SGI世界青年部幹部会 平成三年七月十日(全集七十七巻)】