投稿者:河内平野  投稿日:2015年 1月15日(木)12時29分49秒

 
いつも渾身の御書講義ありがとうございます。

観心本尊抄の結論部分の前文に、

「此の菩薩、仏勅を蒙りて近く大地の下に在り。
正像に未だ出現せず末法にも又出で来り給わずば大妄語の大士なり。
三仏の未来記も亦泡沫に同じ」(二五四頁)

――この地涌の大菩薩は仏勅を蒙り近く大地の下に待機している。
正像二千年には未だ出現しなかったが、末法にも出てこないならば
天台・伝教は大嘘つきの大士となり、三仏の未来記も水の泡と同じように消え去ってしまう――
また、
「此れを以て之を惟うに、正像に無き大地震・大彗星等、出来す。
此等は金翅鳥修羅竜神等の動変に非ず。偏に四大菩薩を出現せしむ可き先兆なるか」(二五四頁)

――これをもって以上の経緯を考えてみれば、正像にはいまだかつてない大地震・大彗星が最近になって次々と出来している。
これらは金翅鳥修羅竜神等の起こす動変ではない。ひとえに四大菩薩を出現せしむべき前兆であろう――

とあります。

ここに至り、大聖人は「大地震・大彗星等」の解釈を再認識し直していますね。

つまり

①「立正安国論」を著した動機が、この大地震・大彗星等である。

②その原因を「神天上の法門」で示され、本格的に立正安国の闘争を開始される。

③あらゆる迫害を勝ち抜き、一念三千を体現する境涯を得た。

④その境涯で、大地震・大彗星を見た時に、本物の弟子(地涌の菩薩)が出現する前兆と捉えた。
この「原理」を現在の学会に応用すると、

①大地震・大彗星・戦争等の現証は、創価学会が誕生する前兆であった。

②その原因を「神天上の法門」に求め、学会は本格的に立正安国の闘争を開始した。

③学会はあらゆる迫害を勝ち抜き、一念三千を体現する教団に成長した。

④その境涯で、近年の大地震・災害等を見た時に、学会の後継者である本物の弟子が出現する前兆と捉える。

ことも可能ではないでしょうか。

つまり、近年の世界的な「自然災害・人的災害等」を機縁として、再び立正安国の戦いを開始すると同時に、

いよいよ池田先生の本物の弟子が出現する前兆であると捉えることが文の意味するところではないかと考えます。

先生は、そのことを一番わかっていて、その本格派の弟子に讃辞を贈っているような気がします。