投稿者:河内平野  投稿日:2014年10月14日(火)21時09分30秒
権威で人を抑えつける《石の心》の人間は、民衆の喜びの世界とは無縁である。
その心には、明るく、喜びに満ちた世界への妬みが渦巻いている。

また、《毒の舌》をもっている。
彼らのたくみな言葉は、人々を不幸にする。
だまされてはならない。

どんなにいばってみても、人間は人間である。
人間以上に偉くなれるはずがない。

ゆえに「人間として」偉大になることこそが大切であると思うが、どうだろうか。

いわんや、地位や立場で人間の価値が決まるわけではない。
一人の人間として、どう生きるかである。そこに一切が含まれる。

【日本・トルコ友好文化の集い 平成三年十一月十日(全集七十九巻)】