2016年10月26日 投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2016年10月26日(水)12時39分5秒 通報 整理すると、 信仰(南無妙法蓮華経)の実践論を構成する「智慧・真理・慈悲」の三つの側面を、 創価思想は現代的に、 価値論は智慧、 生命論は真理、 人間論は慈悲 として展開し、日蓮仏法を主眼とした大乗仏教哲学を、それぞれ違った角度から光を当てたもので、 いずれも「人間と社会と自然」を主体とした創価学会独自の思想的価値です。 そして、牧口・戸田両先生の志ざしを継いで、この創価思想を「人間主義の宗教」として強調し、 世界百九十二か国地域に宣揚したのが池田先生なのです。 大聖人は 「無量義は〝一法〟より無量の義を出生す」(七八四頁)と述べています。 どんな思想であれ、主義主張であれ、それらはすべて「根源の一法」から 生じたものであるとして、包括的にとらえ、それらを止揚(より高い段階で生かす)しつつ、 正しい位置を与えていくのが仏法の中道思想です。 人間の創り出した社会体系が、やがて人間の手を離れ、逆に人間を支配するにいたった現在、 それを「人間のため」の体系として編成するには「人間生命の尊厳」を裏付ける 確かな生命哲学を基調としなければならない――だからこそ 信仰者は確かなる日蓮教学(生命哲学)と、創価思想の研鑽を怠ってはいけないのです。 池田先生は「創価学会は永遠に仏法中道の大道を歩む(趣意)」と訴えています。 私たちはこの師匠の〝志ざし〟を継承し、二十一世紀を「生命の世紀」にしていくことこそが、 弟子の使命ではないかと考えます。 ― おわり ― Tweet