2016年10月11日 投稿者:寝たきりオジサン 投稿日:2016年10月11日(火)21時29分27秒 通報 タイのプーミポン国王と先生との会談の様子を伺いました。 タイというのは宗教活動は法律で禁止されているそうです。 創価学会というのも、当時非合法の団体で、戦争中自分たちを苦しめたのは、 日本の兵隊だった、僧侶だったということで、日蓮正宗創価学会というのは 絶対に認められない団体だったそうです。 したがって、学会員も日本の商社の人を含めても、三十人もいない。 しかもタイというのは、これは私も聞いて驚いたんですが、いわゆる 王国なんですね。 そして、この国では一般人は、王家の人には手を触れてはいけないという しきたりがあるそうです。これは、法律ではなくてしきたりなんだそうです。 病気になったときには、脈をとる医師はどうするんだというと、 こういう場合でも王家のなかから、医師を出すんだそうです。 プーミポン国王も、自分が決めた法律だったら変えられるんですけれども、 何百年も伝わる、自分の王家のしきたりに翻弄される事件が起きてしまう。 で、ある時ですね、幼い王女が洪水の川に流されてしまった。 それを見て村の一人の青年が川に飛び込み王女を助けようとした。 ところが、王女の手を取った瞬間、軍の兵士によって 青年は撃ち殺されてしまった。 いわゆる王家の人間に手を触れたためだと・・・。 それで結果的に王女も死んでしまう。 王家のしきたりのために幼い王女の命も川のなかに消えてしまう。 こうゆうすごい国なんですね。 そんな国ですから、先生が初めて行った時にも、宗教者の立場では プーミポン国王に謁見できない。そこで先生は、民音の創立者でもあり 創価大学の創立者でもありますので、その立場で行かれたわけです。 そうはいっても、国王のほうはそんなことを言ったって、創価学会の 名誉会長じゃないか、SGIの会長じゃないかということで、最初は もちろん違った認識をもっていたようです。 で、会見のその日にですね、先生は国王の部屋の扉を、ご自分で思い切り 開いたそうです。 そして部屋に入るや、『閣下!』とこう日本語で言って、両手で プーミポン国王の手をがっちり握って握手をされてしまったんだそうです。 瞬間!、その場にいた、この思いがけない場面に立ち会った外交官は 青ざめてしまった。これは間違いなく銃殺である。 えらいことになった。 誰に命乞いを頼もうかと、わずか短時間の出来事だったそうですけれども、 何時間にも感じられるような思いでその光景を見つめていたそうです。 ところがそういうなかでふっと二人に目を向けると・・・。 驚いたことにプーミポン国王が涙を流して先生の手を握り返している。 そして、『あなたはこの国で私と握手するということがどういうことか 解っていらっしゃるはずです。それでいて私に触れたのはあなたが初めてです。 あなたは大変素晴らしい方だ。』 『どうぞこの玉座に座って下さい』と言って、自分がその玉座を降りて、 自分の座る玉座を先生にゆずられて、お客さんの座られる席に自身は 座られたそうなんです。 それ以来、プーミポン国王も王家のしきたりを破って、国民のなかに 入るようになった。そして一般人とも握手をするようになった。 そしてプーミポン国王の王家のしきたりに縛られていた王家の宿命と いいますか宿業といいますか、言ってみれば国家の宿命を先生が、 ご自身の命を懸けて打ち破られた。 もちろんこんな事は聖教新聞でも報道されません。 しかし先生は、この日朝早くから、ともかくお題目をがんがん あげられたそうです。そして、もし私に何かあったら、 秋谷会長中心に頑張るんだよ。 そう言われて出かけられたというふうに伺いました。 まさに我々の見えないところで、先生ご自身が命をとして広宣流布のために 戦いをされていらっしゃいます。 そんな師匠の戦いに対し、我々自身も広宣流布のためにいったい何ができるのか。 何を自身の使命として戦いを起こすことができるのか。 こうゆう受け止め方が大事だろうと思います。 自分自身が人間革命をする。 自分自身が成長するなかで、広宣流布の戦いを進めていく。 何があろうと自分の祈りと自分の戦いで、乗り越えてみせる。 こういう一人一人になっていきたいと思います。 いかなる理想も、生きた人格の姿をとらなければ、人々の心には届かない。 ゆえに君よ、自分自身を建設することを第一義に生きることだ。 苦労することだ。生き生きと行動することだ。との指導のあります。 我々が奉じている大聖人の仏法のすばらしさ、あるいは先生の指導のすばらしさ。 これを具体的に、現実に生きている自分自身の生活の場、家庭の場、職場の場、 地域の場で示す以外に、我々の行動・振る舞いを通じて示していく意外に、 広宣流布は一歩も進まない。 先生は、私の宝は三つある。 その三つの宝とは、妙法と戸田先生と誠実である。 この宝を抱きしめて私は生き抜いた。故に私の人生は宝と光った。 御本尊を抱きしめ、師匠である池田先生の指導を求め抜いて、 大誠実で戦い抜くなかに全ての戦いも勝利することと思います。 Tweet