投稿者:一人のSGI 投稿日:2016年 9月 9日(金)06時04分49秒   通報
私は過去何十年か前に、SGIインドがこの人達にとって大きな希望になっていると、聞いたことがあります。
会合を開けば、外にあふれるほどの社会の最下層の人達が詰めかけ、身分差別のない仏教の教えに感動し、日に日に
会員数は膨れ上がっていると聞いていました。
私もそれを聞いて喜んだものです。
しかし、同時に私は別の見解も聞いていて、その件も危惧していました。
それは、私のいるこの国のリーダーや青年部たちが、いつも口を揃えて(特に私に対しては正直に)宿業の思想を非難する時に、
インドのカースト制度を持ち出してくることでした。
そして、何人ものリーダーやメンバー達は、彼らが宿業の思想を信じない事の正当な理由として、池田先生と
テヘラ二アン博士の対談(二十一世紀への選択 p180-182 2000年10月発行)と、
国連へのSGI提言(大百2013年 3月号 p93)の記事などの一節を提示してきました。
そこにはやはりカースト制度の批判に掛けて、その元凶となっている「宿業」や「輪廻」の存在を否定している箇所が
ありました。
主人などを初め混乱しているこちらのメンバー達の為に、この件について日本から来訪したある副会長に説明を
求めましたが、回答は得られませんでした。

その後、SGI本部に、生まれてくる赤ちゃんの状況が一人一人違うのはなぜか?という宿業の件について公式な見解を
教えてくれる様にお願いする為に、SGI本部にメールをしましたが、本部では、教学の質問に答える立場にはないとして
いつもの様に回答はもらえませんでした。
そんな基本的な教義を語るのに、一体誰の決済がいるのでしょうか。
では、他に聞ける部署はないのか、、、どこもありませんでした。

私は、あの記事は、誰かが何かの意図をもって、先生の名前を使って書いたとしか思えませんが、それを追求する術は
私は持ち合わせていません。
少数ですが、その事に疑問をもっている地元のメンバーの心は今でも晴れていません。

いずれにしても、先生の言葉で国の機関紙にそういう方向(宿業というものはない)で記事が載ってしまってからは、
私のあげる声は現実的に閉ざされてしまいました。