2016年9月6日 投稿者:無冠 投稿日:2016年 9月 6日(火)17時15分50秒 通報 全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。 2008-4-12 【第7回全国青年部幹部会 モンゴル文化詩歌アカデミー「天の駿馬」賞 贈呈式】 ■ 「青年部の皆さん、きょうは、ご苦労様! この中で、モンゴルに行ったことがある人は、いますか? 〈何人かが、元気に手を挙げた。「どうして行ったのですか?」との池田SGI会長の問いかけに、「留学です」等と答えた) 偉いです。ありがとう! モンゴルから大切なお客様をお迎えしているのに、もし、だれも手を挙げなかったら、私は身の置き所がありませんでした(笑い)。 モンゴルの言葉は話せますか?〈参加者が「話せます!」と答えた〉 すごいことです。うれしいです。 ● 最後まで語り抜いたほうが勝つ 一、私の恩師である戸田先生も、雄大な、大英雄の国モンゴルが大好きでした。 先生は「大作、二人して、モンゴルの大草原を馬に乗って走ってみたいな」と言われた。忘れることはできません。先生とは、親子以上の深き縁でありました。 私も、モンゴルの美しき平和の大地に立って、悠久の青空を仰ぎながら、恩師に詩を捧げたいと、夢を思い描いていました。 きょうは、詩心の大国モンゴルから、世界的な詩人をお迎えし、若き日からの夢を叶えることができたような感動を覚えています。 ただ今、私は、モンゴル文化詩歌アカデミーから、最高に意義深き栄誉を、創価の青年たちとともに拝受させていただきました。これほどの喜びはございません。 文化の英雄であられるメンドオーヨ総裁、そして諸先生方、誠に誠にありがとうございました(大拍手)。 ● 言論の光を放て 一、師匠が中傷批判された時に、弟子は戦うのです。私は戸田先生が中傷されたなら、すべて抗議に行き、戦いました。詫び状をとったこともあった。 戸田先生は、ともに入獄した牧口先生に感謝し、「あなた(牧口先生)の慈悲の広大無辺は、わたくしを牢獄まで連れていってくださいました」とおっしゃった。 この心を持つ人が、真実の人生を歩む、本当に偉大な人だと私は思う。皆にも、この美しき心の道を進んでほしい。 これまで、総裁自身も心ない誹謗を受けてこられたこともあるでしょう。しかし総裁は、悪意の攻撃を圧倒する言論の光を、社会に放ってこられた。 この誇り高きモンゴルの言論人の勝利と栄光に、私たちは喝采をお贈りしたい(大拍手)。 私も若き日から、言論の戦いを貫き通してきた一人であります。 体調を崩し、高熱のある時も、1枚、また1枚と原稿を書き綴ってまいりました。 朝方までかかったこともあった。疲れと熱で手が動かず、妻に口述筆記してもらったこともあった。毎日、戸田先生を護るために、学会を護るために書いた。 そうして発刊してきた著作や対談集等は、今や、モンゴル語をはじめ、世界40言語にわたり、国内外合わせて2300点を超えたのであります(大拍手)。 皆も、語ってほしい。書いてほしい。 私は肺病で苦しみ、30歳までに死ぬ体だと言われていたが、戸田先生は”なんとかしたい””俺に代わって長生きしてほしい”とまで言ってくださった。 肺病で、思うように学べなかった人間が、師弟に生きたおかげで、これだけの仕事を残すことができた。 これらの仕事に込めた心も、方法も、全部、君たちに譲り託しゆく精神の遺産であると思い、この話をさせていただきました。 勝つのだ。勝ち残すだ。 そして、仏法を壊す悪人は叩き出していただたい。〈会場から「ハイ!」と力強い返事が〉 ● 題目を朗々と! 一、仏法では「三障四魔」という障害があらわれた時、「賢者はよろこび愚者は退く」(御書1091ページ)と説かれている。 迫害にあった時に、逃げる人が多いのが現実です。皆さんは、賢者の中の大賢者として、喜び勇んで苦難を勝ち越えていただきたい。 きょうは、各界で活躍する友も出席している。 生き生きと光る存在になるためには、どの分野であれ、題目が根本だ。すべての立ち居振る舞いに、その人自身があらわれる。 勝ちたいのかどうなのか、中途半端ではなく、ピン!と胸を張って、「私は学会員です!」「創価学会は大事な存在です!」という心で戦っていただきたい。 その時、周りもまた「ああ、あの人には頑張ってもらいたい」と思うものです。 勝てるように、元気で戦えるように、祈ることだ。そして、勝っても負けても、また祈るのだ。 また、きょうはフレッシュな新社会人、新入生の皆さん、未来部の友も参加されている。 ご健闘を祈ります!皆が来てくれて、うれしい。広布に戦った人の名は、永遠に輝くことを知っていただきたい。 そして、ご両親を大切にして、丁寧な言葉遣いで接してあげてください。また、朗々と題目をあげて、礼儀正しく進んでいってください。 ■ 「目先」の幸運ではない。目先の幸運は、一現象にすぎません。大事なのは「永遠」の幸福です。そのための仏法です。そこに、究極の人生の勝利者の姿がある。 そして、自分だけではない。お父さんもお母さんも、家族も、友人も、縁するすべての人々の生命に、幸福の花を咲かせてあげたい。咲かせていこう── そのために正しい信仰がある。仏法がある。若き日の仏道修行があるのです。皆が仏の境涯になっていくことができるのです。 ● 人はどうあれ、自分の道をゆけ 一、人類は、今まさに、哲学と情熱の青年たちが、天の駿馬に乗って躍り出ることを願っている。切望しております。 世間には、エゴに凝り固まった人間もいる。格好だけ、人気取り──そういう人間も多い。だからこそ世界は、君たちの登場を待ち望んでいるのです。十方の仏菩薩も応援している。頑張ってください! 人はどうあれ、自分は自分の道をゆくのです。 「私が若き日から心に刻んできた、モンゴルの箴言をいくつか、大切な大切な青年部の諸君に贈らせていただきたい。 まず、「意志がある人には、能力がある。目的がある人には、道が開かれる」。 “必ず勝つ!”と決めた青年の一念ほど、強い力はない。 さらに「子が幸せであれば、母も幸せである。母が心から誇りに思える子どもであれ!」と。 どうか、真の親孝行を頼みます! いいね!〈「ハイ」と返事が〉 ウソをついてはいけないよ!〈再度、会場から大きな力強い返事が〉 ● 勇敢な声で勝て 一、わが青年部の皆さんに、私は未来を託したい。 戸田先生にとって、「わが青年部」といえば、私のことだった。 何かあるたびに、「大作を見よ!」「大作に続け!」と叫ばれた。 また、「大作が俺の前に来て、どんな鋭い質問をするか。俺のほうが因っている」とおっしゃることもあった。それでも先生は、何を聞いても教えてくださった。 “一緒に馬に乗る”夢はかなわなかったが、ともに飛行機に乗った。 「大作、厚田村へ行こうな」──先生の故郷にお供したことも、忘れ得ぬ思い出である。 不二の心。不二の行動。そういう師弟でなければならない。 ともあれ、わが青年部は、青年の国モンゴルの若人とも心を結びゆくことを決意して、世界に「友情の大草原」を広げていくのだ。”遠いから関係ない”という考えではいけない。 新時代の平和と正義の旋風を、駿馬に乗って駆けるごとく、さっそうと巻き起こすのだ。 若き君よ! 貴女よ! 我々の勇敢な声が、一切を勝利させていくのだ──そういう題目を!声を! そういう人生を! 青春を!〈「ハイ!」と元気な返事が〉 結びに、人類の「詩心の宝の殿堂」であられる貴アカデミーの未来永遠の大発展を、私は、また、私たちは、心からお祈り申し上げ、御礼のスピーチとさせていただきます。 バヤルララー!(モンゴル語で「ありがとうございました!」)(大拍手) Tweet