投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 7月21日(木)02時32分43秒
ほっけ、しょうみょうしょう、
しかつしょう、にっこう、くだしもん
しっぴつ、 こうあん、ごねん、きさらぎ、28にち。61さい。
p1586 、ほけきょうの、ぎょうじゃ、 にちれん、かおう、

まつだい、あくせに、ほけきょうを、きょうのごとく、しんじまいらせそうらうものをば、ほけきょうの、みかがみには、いかんが、うかべさせたもうと、はいけん、つかまつりそうらへば、かこに、じゅうまんのくの、ほとけを、くようせるひとなりと、たしかに、しゃかぶつの、こんくの、おんくちより、いでさせたまいて、そうらうを。
いちぶつなれば、まつだいの、ぼんぶはうたがいや、せんずらんとて、これより、とうほうに、はるかのくにをすぎさせ、たまいておはします、ほうじょうせかいの、たほうぶつ、わざわざと、みゆきならせたまいて、しゃかぶつに、をりむかいまいらせて、みょうほけきょう、かいぜ、しんじつと、しょうみょうせさせたまいそうらいき。
このうえは、なにのふしんか、のこるべき、なれども、なをなをまつだいの、ぼんぷは、をぼつかなしと、をぼしめしや、ありけん、じっぽうの、しょぶつを、めしあつめさせたまいて、こうちょうぜつと、もうして、むりょうこうより、このかた、ながく、そらごとなき、ひろくながく、だいなる、おんしたを、しゅみせんのごとく、おおぞらに、たてならべたまいしことは、おびただしかりしことなり。
かうそうらへば、まつだいの、ぼんぷの、みとして、ほけきょうの、いちじ、にじを、しんじまいらせそうらへば、じっぽうの、ほとけの、おんしたを、たもつものぞかし。
いかなる、かこの、しゅくじゅうにて、かかるみとは、うまるらむと、よろこびまいらせそうらう、かみの、きょうもんは、かこにじゅうまんおくの、ほとけに、あひまいらせて、くようを、なしまいらせて、そうらいけるものが、ほけきょうばかりをば、もちい、まいらせずそうらいけれども、ほとけ、くやうの、くどく、ばくだいなりければ、ほうぼうの、つみに、よりて、ひんせんの、みとは、うまれてそうらへども、また、このきょうを、しんずるひととなれりと、みへてそうらう。
これをば、てんだいの、おんしゃくにいわく、「ひとの、ちに、たおれてかえって、ちよりたつが、ごとし」とう、うんぬん。
ちにたうれたるひとは、かへりて、ちよりをく、ほけきょう、ほうぼうのひとは、さんあくならびに、にんでんのちには、たうれそうらへども、かへりて、ほけきょうの、みてにかかりて、ほとけになると、ことわられてそうらう。
しかるに、この、うえのの、しちろうじろうは、まつだいのぼんぷ、ぶしのいえに、うまれて、あくにんとはもうすべけれども、こころは、ぜんにんなり。
p1587
そのゆえは、にちれんが、ほうもんをば、かみいちにんより、しもばんみんまで、しんじたまはざるうえ、たまたましんずるひとあれば、あるいは、しょりょう、あるいは、でんばたなどに、わづらひをなし、けっくは、いのちにおよぶ、ひとびとも、あり、しんじがたきうえ、ははこ、うえのは、しんじまいらせそうらいぬ。
また、このもの、ちゃくしとなりて、ひとも、すすめぬに、しんちゅうより、しんじまいらせて、じょうげばんにんに、あるいは、いさめ、あるいは、をどしそうらいつるに、ついに、すつるこころなくてそうらへば、すでに、ほとけになるべしと、みへそうらへば、てんま、げどうが、やまいをつけて、をどさんと、こころみそうらうか。
いのちは、かぎりあることなり、すこしも、をどろくことなかれ、また、きじんめらめ、このひとをなやますは、つるぎをさかさまに、のむか、また、たいかをいだくか、さんぜじっぽうの、ほとけの、だいおんてきとなるか。
あなかしこ、あなかしこ、このひとの、やまひを、たちまちに、なをして、かへりてまほりとなりて、きどうの、だいくをぬくべきか、そのぎなくして、げんざいには、ずはしちぶの、とがにおこなわれ、ごしょうには、だいむげん、じごくに、おつべきか、ながくとどめよ、とどめよ、にちれんが、ことばを、いやしみて、こうかいあるべし、こうかいあるべし。
きさらぎ、28にち、
くだす、ほうきぼう
たいごう、 にっこう。なんじょう、ときみつとつたうが、ぶんめん、むしろ、にっこう。