投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 7月21日(木)02時31分20秒 編集済
はくまい、いっぴょう、ごしょ、
じり、くようごしょ、
しっぴつ、 こうあん、にねん。ごじゅうはちさい。?
けんじ、にねん。ごじゅうごさい、?p1596。

はくまい、いっぴょう、けいも、ひとたわら、こふのり、ひとかご、おんつかいを、もって、わざわざ、をくられてそうらう。
ひとにも、ふたつのたからあり、ひとつには、ころも、ふたつには、じきなり。
きょうにいわく、「うじょうは、じきによって、じゅうす」と、うんぬん、もんのこころは、しょうあるものは、ころもと、じきとによって、よにすむともうす、こころなり、さかなは、みずにすむ、みずをたからとす、きは、ぢのうえに、をいて、そうらう、ぢをたからとす。
ひとは、じきによって、しょうあり、じきをたからとす、いのちともうすものは、いっさいの、たからのなかに、だいいちのたからなり、へんまん、さんぜんかい、むうじきしんみょうと、とかれて、さんぜんだいせんせかいに、みててそうらう、たからも、いのちには、かへぬことにそうらうなり。
されば、いのちは、ともしびのごとし、じきは、あぶらのごとし、あぶらつくれば、ともしびきへぬ、じきなければ、いのちたへぬ、いっさいのかみ、ほとけを、うやまいたてまつる。
はじめのくには、なむともうす、もんじを、をきそうらうなり、なむともうすは、いかなることぞともうすに、なむともうすは、てんじくのことばにて、そうらう。
かんど、にほんには、きみょうともうす、きみょうともうすは、わがいのちを、ほとけに、たてまつるともうすことなり、わがみには、ぶんにしたがいて、さいし、けんぞく、しょりょう、きんぎんなどを、もてるひとびともあり。
また、たからなき、ひとびともあり、たからある、ひともたからなきも、いのちともうす、たからにすぎてそうらう、たからは、そうらはず、されば、いにしへの、しょうにん、けんじんと、もうすは、いのちを、ほとけにまいらせて、ほとけには、なりそうらうなり。
いわゆる、せっせんどうじと、もうせしひとは、みを、おににまかせて、はちじをならヘり、やくおうぼさつと、もうせしひとは、ひじをやいて、ほけきょうに、たてまつる、わがちょうにも、しょうとくたいしと、もうせしひとは、てのかわをはいで、ほけきょうをかきたてまつり。
てんじてんのうと、もうせし、こくおうは、むみょうしともうすゆびをたいて、しゃかぶつにたてまつる、これらはけんじん、しょうにんのことなれば、われらは、かないがたきことにてそうらう。
ただし、ほとけになりそうらうことは、ぼんぶは、こころざしともうす、もんじを、こころへて、ほとけになりそうらうなり、こころざしと、もうすは、なにごとぞと、いさいにかんがへてそうらへば、かんじんの、ほうもんなり。
かんじんの、ほうもんともうすは、なにごとぞと、たづねそうらへば、ただひとつきてそうらうころもを、ほけきょうにまいらせそうらうが、みのかわを、はぐにてそうらうぞ。
p1597
うへたるよに、これ、はなしては、けうのいのちを、つぐべきものも、なきに、ただ、ひとつそうらう、ごれうを、ほとけに、まいらせそうらうが、しんみょうを、ほとけにまいらせそうらうにて、そうらうぞ。
これは、やくおうの、ひぢをやき、せっせんどうじの、みを、おににたびてそうらうにも、あい、をとらぬ、くどくにてそうらへば、しょうにんの、おためには、じくやう、ぼんぶのためには、りくやう、しかんの、だいしちの、かんじんの、だんはらみつと、もうすほうもんなり。
まことの、みちは、せけんの、じほうにてそうらう、こんこうみょうきょうには、「もし、ふかくせほうを、しらば、すなわちこれ、ぶっぽうなり」と、とかれ、ねはんぎょうには、「いっさいせけんの、げどうのきょうしょは、みなこれ、ぶっせつにして、げどうのせつに、あらず」と、おおせられてそうらうを、みょうらくだいしは、ほけきょうの、だいろくのまきの、「いっさいせけんの、ちしょうさんぎょうは、みなじっそうと、あいいはいせず」との。
きょうもんに、ひきあわせて、こころを、あらわされてそうろうには、それぞれの、にきょうは、じんしんのきょうぎょうなれども、そのきょうぎょうは、いまだこころあさくして、ほけきょうに、およばざれば、せけんのほうを、ぶっぽうに、よせてしらせてそうらう、ほけきょうはしからず、やがて、せけんのほうが、ぶっぽうのぜんたいと、しゃくせられてそうらう。
にぜんの、きょうの、しんしんは、こころより、ばんぼうをしょうず、たとへば、こころはだいちのごとし。
そうもくは、ばんぼうのごとしと、もうす、ほけきょうは、しからず、こころすなはち、だいち、だいち、すなわちそうもくなり。
にぜんの、きょうぎょうのこころは、こころのすむは、つきのごとし、こころのきよきは、はなのごとし、ほけきょうはしからず、つきこそこころよ、はなこそこころよと、もうすほうもんなり。
これを、もつてしろしめせ、はくまいは、はくまいにはあらず、すなはちいのちなり。
びしょくを、をさめぬひとなれば、ちから、をよばず、さんりんにまじわりそうらいぬ、されども、ぼんぷなれば、かんも、しのびがたく、ねつをも、ふせぎがたし、じきともし、おもて□めが、ばんりのいちじき、しのびがたく、ししこうが、じゅうじゅん、きゅうはん、たゆべきにあらず、どきょうのこえも、たえぬべし、かんじんのこころ、をろそかなり。
しかるに、たまたまの、おんとぶらい、ただごとにはあらず、きょうしゅしゃくそんの、おすすめか、はたまた、かこ、しゅくじゅうの、おん、もよおしか、かたがた、しじょうに、つくしがたし、きょうきょう、きんげん。
たいごう、 なんじょう、ときみつ。