投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 7月17日(日)02時07分31秒
うえのどの、 しんこくおうごしょ。
しっぴつ 、けんじ、3ねん、はつき21にち、p1516。
56さい。けんじがんねん。
それおもんみれば、にほんこくを、またみずほのくにと、いいまた、やまたい、またあきつしま、またふそう、とううんぬん、ろくじゅうろくかこく、ふたつのしま、いじょう、ろくじゅうはっかこく、とうざいさんぜん、より、なんぼくは、ふじょうなり。
このくににごき、しちどうあり、ごきともうすは、やましろ、やまと、かわち、いずみ、せっつなどなり、しちどうともうすは、とうかいどう、じゅうごかこく、とうさんどうはちかこく、ほくりくどうしちかこく、さんいんどうはちかこく、さんようどうはちかこく、なんかいどうろくかこく、さいかいどう、じゅういちかこく、また、ちんぜいといい、また、だざいふと、うんぬん。
いじょう、これは、くになり、こくしゅを、たづぬれば、かみ、よんじゅうにだいは、てんじんしちだい、ちじんごだいなり、てんじん、しちだいの、だいいちは、くにのとこたちのみこと、ないし、だいしちは、いざなぎのみこと、おとこなり、いざなみのみこと、つまなり、ちじんごだいの、だいいちは、てんしょうだいじん、いせだいじんぐう、ひのかみ、これなり、いざなぎ、いざなみのみこなり、ないし、だいごは、ひこなぎさ、たけ、うがや、ふきあえずの、みこと、このかみは、だいよんの、ひこほの、みこなり、ははは、りゅうの、むすめなり。
いじょう、ちじんごだい、いじょう、じゅうにだいは、かみよなり、にんのうは、だいたい、ひゃくだいなるべきか。 その、だいいちのおうは、じんむてんのう、これは、ひこなぎさの、みこなり、ないし、だいじゅうしはちゅうあいてんのう、はちまん、おんちちなり、だいじゅうごは、じんぐうこうごう、はちまん、おんははなり、だいじゅうろくは、おうじんてんのうにして、ちゅうあいとじんぐうのみこ、いまのはちまんだいぼさつなり、ないし、だいにじゅうきゅうだいは、せんげてんのうなり、このときまでは、がっし、かんどには、ぶっぽうありしかども、にほんこくには、いまだわたらず。
だいさんじゅうだいは、きんめいてんのう、このみかどは、だい、にじゅうしちだいの、けいたいのおん、ちゃくしなり、おさむ、さんじゅうにねん、このみかどの、おさむ、じゅうさんねんみずのえさる、かんなづき13にちかのととり、、くだらこくの、せいめいおう、こんどうの、しゃかぶつを、わたしたてまつる。
いま、にほんこくの、じょうげばんにん、いちどうにあみだぶつともうすこれなり、そのおもてのもんに、いわく、しん、きく、ばんぽうのなかには、ぶっぽうもっともよし、せけんのみちにも、ぶっぽうさいじょうなり、てんのうへいか、また、しゅぎょうあるべし。
ゆえに、うやまって、ぶつぞう、きょうきょう、ほっしをささげて、つかいにふして、こうけんす、よろしく、しんぎょうあるべき、ものなり、いじょう。
しかりといへども、きんめい、びだつ、ようめいの、さんだい、さんじゅうよねんは、あがめたまうことなし、そのあいだのこと、さまざまなりといへども、そのときの、てんぺん、ちようは、いまのよにこそ、にてそうらへども、いまは、また、そのよには、にるべくもなき、へんようなり。
p1517
だい、さんじゅうさんだい、すしゅんてんのうの、ぎょうより、ぶっぽう、わがちょうに、あがめられて、だい、さんじゅうよんだい、すいこてんのう、のぎょうに、さかんにひろまりき。
このとき、さんろんしゅうと、じょうじつしゅうともうす、しゅう、はじめてわたりて、そうらいき、この、さんろんしゅうは、がっしにても、かんどにても、にほんにても、だいじょうしゅうの、はじめなり。
ゆえに、しゅうのははとも、しゅうのちちとも、もうす、にんのう、さんじゅうろくだい、こうぎょくてんのうの、ぎょうに、ぜんしゅうわたる、にんのう、よんじゅうだい、てんむの、ぎょうに、ほっそうしゅうわたる、にんのう、よんじゅうよんだい、げんしょうてんのうの、ぎょうに、だいにちきょうわたる、にんのう、よんじゅうごだいに、しょうむてんのうの、ぎょうに、けごんしゅうを、ぐつうせさせたまう。
にんのう、よんじゅうろくだい、こうけんてんのうの、ぎょうに、りっしゅうと、ほっけしゅうわたる、しかりと、いへども、ただ、りっしゅうばかりを、ひろめて、てんだい、ほっけしゅうは、ぐつうなし。
にんのう、ごじゅうだいに、さいちょうともうす、しょうにんあり、ほっけしゅうを、われとみいだして、くしゃしゅう、じょうじつしゅう、りっしゅう、ほっそうしゅう、さんろんしゅう、けごんしゅうなどの、ろくしゅうをせめ、をとし、たまう。
のみならず、かんどに、だいにちしゅうともうす、しゅうありと、しろしめせり、おなじき、ぎょうに、かんどにわたりて、ししゅうをならいわたしたまう、いわゆる、ほっけしゅう、しんごんしゅう、ぜんしゅう、だいじょうのりっしゅうなり。
しかりといへども、ほっけしゅうと、りっしゅうとをば、ぐつうありて、ぜんしゅうをば、ひろめたまはず、しんごんしゅうをば、しゅうのじをけづり、ななだいじなどの、しょそうに、かんぢょうをゆるしたまう。
しかれども、せけんのひとびとは、いかなるということを、しらず、とうじのひとびとの、いわく、このひとは、かんどにて、ほっけしゅうをば、いさいにならいて、しんごんしゅうをば、くはしくも、しろしめしたまはざりけるかと、すいし、もうすなり。
じおなき、ぎょうに、くうかいともうすひと、かんどにわたりて、しんごんしゅうを、ならう、しかりといへども、いまだ、この、みよには、きちょうなし、にんのう、だいごじゅういちだいに、へいぜいてんのうの、ぎょうに、きちょうあり、ごじゅうにだい、さがのてんのうの、ぎょうに、こうにん、じゅうよねん、みずのとう、しょうがつ、19にちに、しんごんしゅうの、じゅうしょ、とうじを、たまいてごこく、きょうおういんと、がうす、でんきょうだいしごにゅうめつの、いちねんの、のちなり。
にんのう、ごじゅうよんだい、にんめいてんのうの、ぎょうに、えんにんわじょう、かんどに、わたりて、かさねてほっけ、しんごんの、にしゅうを、ならいわたす。
にんのう、ごじゅうごだい、もんとくてんのうの、ぎょうににんじゅと、さいしょうとに、こんごうちょうきょうの、じょ、そしっちきょうの、じょ、いじょう、じゅうよんかんを、つくりて、だいにちきょうの、ぎしゃくにならべて、しんごんしゅうのさんぶと、がうし。
ひえいざんのうちに、そうじいんを、こんりゅうし、しんごんしゅうを、ぐつうすること、このときなり、 えいざんに、しんごんしゅうを、ゆるされしかば、ざすりょうほうをかねたり。
p1518
しかれども、ほっけしゅうをば、つきのごとく、しんごんしゅうをば、ひのごとしといいしかば、しょにんなどは、しんごんしゅうは、すこし、すぐれたりと、をもへけり、しかれども、ざすは、りょうほうをかねて、けんがくし、たまいけり、たいしゅうも、またかくのごとし。
おなじき、ぎょうに、えんちんわじょうと、もうすひと、ごにっとう、かんどにして、ほっけ、しんごんの、りょうしゅうを、ならう、おなじき、ぎょうに、てんあん、にねんに、きちょうす。
このひとは、ほんちょうにしては、えいざんだいいちの、ざす、ぎしん、だいにの、ざすえんちょう、べっとう、みつさだ、だいさんの、ざすえんにんなどに、ほっけ、しんごんのりょうしゅうを、ならいきわめたまうのみならず、また、とうじの、しんごんをも、ならいたまへり。
そののちに、かんどにわたりて、ほっけ、しんごんの、りょうしゅうをみがきたまう、いまの、みいでらの、ほっけ、しんごんのがんそ、ちしょうだいし、これなり、いじょう、よん、だいしなり。
そうじて、にほんこくには、しんごんしゅうに、また、はっけあり、とうじにごけ、こうぼうだいしをもととす、てんだいにさんけ、じかくだいしをもととす。
にんのう、はちじゅういちだいをば、あんとくてんのうともうす、ちちは、たかくらいんのちょうし、ははは、だじょうにゅうどうの、むすめ、けんれいもんいんなり、このおうは、げんりゃくがんねん、きのとみ3がち24か、やしまにして、かいちゅうに、ほうじたまいき。
このおうは、みなもとの、よりともしょうぐんに、せめられて、かいちゅうの、いろくづの、じきとなりたまう、にんのう、はちじゅうにだいは、おきのほうおうと、もうす、たかくらの、だいさんのおうじ、ぶんじ、がんねん、ひのえうま、ごそくい、はちじゅうさんだいには、あわのいん、おきのほうおうの、ちょうし、けんにんにねんに、くらいを、つぎたまう、はちじゅうよんだいには、さどのいん、おきのほうおうの、だいにのおうじ、じょうきゅうさんねん、かのとみ、、きさらぎ、26にちに、おういにつきたまう。
おなじき、ふみつきに、さどのしまに、うつされたまう、このに、さん、しの、さんおうは、ふしなり、かまくらのうたいしょうの、けにん、よしときに、せめられさせたまへるなり。
ここに、にちれん、おおいにうたがって、いわく、ほとけともうすは、さんがいのこくしゅ、だいぼんおう、だいろくてんのまおう、たいしゃく、にちがつ、してん、てんりんじょうおう、しょおうのしなり、しゅなりしんなり、さんがいのしょおうは、みなはこのしゃかぶつよりわかちたまいて、しょこくのそうりょう、べつりょうなどのしゅとなしたまへり。
ゆえに、ぼんしゃくなどは、このほとけを、あるいは、もくぞう、あるいはがぞうなどに、あがめたまう、しゅゆも、あいそむかば、ぼんのうの、こうだいもくづれ、たいしゃくの、きけんもやぶれ、りんのうも、かほり、おちたまうべし。
かみともうすは、また、くにぐにの、こくしゅなどの、ほうきょしたまえるを、しょうしんのごとく、あがめたまう、これまた、こくおう、こくじんのための、ふぼなり、しゅくんなり、ししょうなり、かたときもそむかば、くにあんのんなるべからず。
これを、あがむれば、くには、さんさいをけし、しちなんをはらい、ひとは、やまいなく、ちょうじゅをたもち、ごしょうには、にんでんとさんじょうと、ほとけとなりうたまべし。 p1519
しかるに、わがにほんこくは、いちえんぶだいのうち、がっし、かんどにもすぐれ、はちまんのくににも、こへたるくにぞかし、そのゆえは、がっしの、ぶっぽうは、せいいきなどに、のせられてそうらう。
ただ、しちじゅうよこくなり、そのあまりは、みなげどうのくになり、かんどのてらは、じゅうまん、はっせん、よんじゅう、ところなり、がわちょうの、やまでらは、じゅうななまん、いっせん、さんじゅう、なな、ところなり。
このくには、がっし、かんどにたいすれば、にほんこくに、いずのおおしまを、たいせるがごとし、てらをかずうれば、かんど、がっしのも、うんでいすぎたり。
かれは、、また、だいじょうのくに、しょうじょうのくに、だいじょうもごんだいじょうのくになり、これはてらごとにはっしゅう、じゅっしゅうを、ならい、いえいえ、たくたくにだいじょうを、どくじゅす。
かのがっし、かんどなどは、ぶっぽうをもちゆるひとは、せんにんにひとりなり、このにほんこくは、げどうひとりもなし、のそうえ、かみはまた、だいいち、てんしょうだいじん、だいに、はちまんだいぼさつ、だいさんは、さんのうなどのさんぜんよしゃ、ちゅうやに、わがくにを、まほり、あさゆうに、こっかをみそなわしたまう。
そのうえ、てんしょうだいじんは、ないじどころともうすめいきょうに、かげをうかべ、だいりにあがめられたまい、はちまんだいぼさつは、ほうでんをすてて、しゅじょうのいただきをすみかとしたまうともうす。
ほとけの、、かごともうしかみのしゅごともうし、いかなれば、かの、あんとくと、おきと、あわ、さどなどの、おうは、そうでんの、しょじゅうなどに、せめられて、あるいは、ころされ、あるいはしまにはなたれ、あるいは、おにとなり、あるいはだいじごくには、おちたまいしぞ。
にほんこくの、えいざん、しちじ、とうじ、えんじょうじなどの、じゅうしちまん、いっせん、さんじゅう、しちところのやまやま、てらでらに、いささかの、ごぶつじを、おこなうには、みな、てんちょうちきゅう、ぎょくたい、あんのんとこそ、いのりたまいそうらへ。
のそうえ、はちまんだいぼさつは、ことに、てんのうしゅごの、だいがんあり、にんのう、だいよんじゅうはちだいに、たかのてんのうの、ぎょくたいにはいりたまいて、いわく。
わがこっか、かいびゃくより、いらいしんをもって、きみとなすこと、いまだあらざることなり、てん、これひつぎかならず、こうちょを、たつとううんぬん、また、たいじん、ぎょうきょうに、ふしていわく、われにひゃくおうしゅごのちかいありとううんぬん。
されば、じんむてんのうより、いらい、ひゃくおうに、いたるまでは、いかなることありとも、ぎょくたいは、つつがあるべからず、おういを、かたむくるものも、あるべからず、いっしょうふしょの、ぼさつは、ちゅうようなし。
しょうにんは、おうしせずともうす、いかにとして、それぞれの、しおうは、おういを、をいをとされ、くにをうばはるるのみならず、いのちをうみにすて、みを、しまじまに、いれたまいけるやらむ。
てんしょうだいじんは、ぎょくたいにはいりかわりたまはざりけるか、はちまんだいぼさつの、ひゃくおうの、ちかいは、いかにとなりぬるぞ。
p1520
のそうえ、あんとくてんのうの、ぎょうには、みょううんのざす、おんしとなり、だじょうにゅうどう、ならびに、いちもん、たいじょうを、ささげていわく、「かの、こうふくじをもって、とうしのうじでらとなし、かすがのやしろをもって、とうしのうじがみとなすがごとく、えんりゃくじをもって、へいしの、うじでらとごうし、ひよしのやしろをもって、へいしのうじがみとごうす」うんぬん。
えいざんには、みょううんざすをはじめとして、さんぜんにんのたいしゅう、ごだんのたいほうを、おこない、だいじんいかは、いえいえに、そんしょうだらに、ふどうみょうおうを、くようし、しょじ、しょざんには、ほうへいし、たいほうひほうを、つくさずということなし。
また、じょうきゅうの、かっせんのおんときは、てんだいのざす、じえん、にんなじのおむろ、みいなどのこうそうなどを、あいもよおして、にほんこくに、わたれるところの、たいほうひほう、のこりなく、おこなわれたまう、いわゆる、じょうきゅうさんねん、かのとみうつき19にちに、、じゅうごだんのほうを、おこなわる、てんだいのざすは、じこんりんほうとう、さつきふつかは、にんなじのおむろ、にょほうあいぜんみょうおうほうを、ししんでんにておこないたまう。
また、みなつきようか、おむろ、しゅごきょうほうをおこないたまう、いじょうよんじゅういちにんの、こうそう、じゅうごだんの、たいほう、このほうをおこなうことはにほんに、だいにどなり。
ごんのたゆうどのは、このことを、しりたまうことなければ、ごちょうぶくも、おこないたまはず、また、いかにおこないたまうとも、かのほうほう、かのひとびとには、すぐべからず、ぶっぽうのおんちからともうし、おうほうのいりょくともうし、かれは、こくしゅなり、さんがいのしょおう、しゅごしたまう。
これは、にほんこくのたみなり、わづかに、しょうきぞ、まほりけん、だいだいのしょじゅう、じゅうじゅうのけにんなり、たとへば、おういをもちいて、たみをせめば、たかの、きじをとり、ねこの、ねずみをくい、へびの、かへるをのみ、し しおうの、うさぎをころすにてこそ、るあべけれ。
なにしにか、かろがろしく、てんしんちぎには、もうすべき、ほとけ、ぼさつをば、をどろかしたてまつるべき、ししおうが、うさぎをとらむには、しょうじんすべきか、たかがきじを、くわんにはいのりあるべしや。
いかにいのらずとも、だいおうのみとして、たみを、うしなわんには、たいすいのしょうかをけし、たいふうのしょううんをまくにてこそ、あるべけれ、そのうえ、たいかに、かれきをくわうるがごとく、たいがに、おおあめをくだすがごとく、おうほうのちからに、たいほうをおこないあわせて。
よりともと、よしときとの、ほんめいと、もとがみとを、ぼんのうと、たいしゃくなどに、ぬきとらせたまう、たとへば、こしゅによえるもののごとし、へびのかえるの、たましいをうばうがごとし、よりともと、よしときとの、みたま、ぎょめい、おんうじをば、かきつけて、しょそん、しょしんなどの、みあしのしたに、ふませまいせていのりしかば、いかにもこらうべしとも、みへざりしに、いかにとして、いちねん、ひとつきも、のびずして、わづか、ふつかいちにちには、ほろび、たまいけるやらむ。
ぶっぽうを、るふの、こくしゅとならむ、ひとびとは、よくよくごあんありて、ごしょうをも、さだめおんいのりも、るあべきか。 p1521
しかるに、にちれん、このことを、うたがいしゆへに、ようしょうのころより、ずいぶんに、、けんみつにどう、びならに、しょしゅうの、いっさいのきょうを、あるいは、ひとにならい、あるいは、われとかいけんし、かんがへみてそうらへば、ゆえの、そうらいけるぞ。
わがおもてを、みることは、めいきょうによるべし、こくどのせいすいをはかることは、ぶつきょうには、すぐべからず、にんのうきょう、こんこうみょうきょう、さいしょうおうきょう、しゅごきょう、ねはんきょう、ほけきょうなどの、しょだいじょうきょうを、ひらきみたてまつりそうらいに、ぶっぽうにつきて、くにもさかへ、ひとのいのちもながく、またぶっぽうに、ついて、くにもほろび、ひとのいのちも、みじかかるべしと、みへてそうらう、
たとえへば、みずは、よくふねをたすけ、みずはよくふねをやぶる、ごこくは、ひとをやしない、ひとをそんず、こなみ、こかぜは、たいせんを、そんずること、かたし、おおなみおおかぜには、こぶねやぶれやすし。
おうほうのまがるはこなみ、こかぜのごとし、たいこくと、だいにんをば、うしないがたし、ぶっぽうのとがあるは、おおかぜ、おおなみの、こぶねを、やぶるがごとし、くにのやぶるること、うたがいなし。
ぶつきにいわく、われめっするののち、まつだいには、あくほうあくにんのくにを、ほろぼしぶっぽうを、うするには、うす、べからず、たとへば、さんぜん、だいせんせかいの、そうもくを、たきぎとして、しゅみせんをやくに、やけず。
ごうかのとき、しゅみせんの、ねより、だいずばかりの、ひいでて、しゅみせん、やくがごとく、わがほうも、またかくのごとし、あくにん、げどう、てんまはじゅん、ごつうなどには、やぶられず。
ほとけのごとく、ろくつうのらかんのごとく、さんねを、かわのごとく、みにまとい、ひとはちを、りょうげんにあてたらむ、じかいのそうらと、おおかぜの、そうもくをなびかすがごとくなる、こうそうなど、わが、しょうほうをうしなうべし。
そのとき、ぼんしゃく、にちがつ、してん、いかりをなし、そのくにに、だいてんぺん、だいちようとうを、おこして、いさめむに、いさめられずば、そのくにの、うちに、しちなんを、をこし、ふぼ、きょうだい、おうしん、ばんみんなど、たがいに、だいおんてきとなり、きゅうちょうが、ははをくい、はけいが、ちちをがいするがごとく、じこくを、やぶらせて、けっく、たこくより、そのくにを、せめさすべしと、みへてそうらう。
いまにちれん、いちだい、せいきょうの、みょうきょうをもつて、にほんこくを、うかべ、みそうらうに、このかがみに、うかんでそうらうひとびとは、こくてき、ぶってきたること、うたがいなし。
いちだい、しょうきょうのなかに、ほけきょうは、みょうきょうのなかの、しんきょうなり、どうきょうなどは、ひとの、かたちをば、うかぶれども、いまだ、こころをば、うかべず、ほけきょうは、ひとのかたちを、うかぶるのみならず、こころをも、うかべたまへり。
こころを、うかぶるのみならず、せんごうをも、みらいをも、かんがみ、たまうこと、くもりなし。
ほけきょうの、だいしちのまきを、み、そうらへば、「にょらいの、めつごにおいて、ほとけの、しょせつの、きょうのいんねん、および、しだいをしり、ぎにしたがって、じつのごとくとかん、にちがつの、こうみょうの、よくもろもろの、ゆうみょうを、のぞくがごとく、このひと、せけんにぎょうじてよく、しゅじょうの、やみをめっす」とう、うんぬん、
p1522
もんのこころは、この、ほけきょうを、いちじも、いっくも、とくひとは、かならず、いちだい、しょうきょうの、せんじんと、しだいとを、よくよく、わきまえたらむ、ひとのとくべきことに、そうらう。
たとへば、こよみの、さんびゃく、ろくじゅうにちを、かんがうるに、いちにちも、そういせば、まんにち、ともに、はんぎゃくすべし、みそひともじを、つらねたる、いっく、いちじも、そういせば、みそひともじ、ともに、うたにてあるべからず。
いわゆる、いちきょうを、どくじゅすとも、はじめ、じゃくめつ、どうじょうより、おわり、そうりん、さいごに、いたるまで、しだいと、せんじんとに、めいわくせば、そのひとは、わがみに、ごぎゃくを、つくらずしてむげんじごくにはいり。
これを、きえせん、だんなも、あびだいじょうに、おつべし、いかにいわんや、ちじん、いちにん、しゅつげんして、いちだい、しょうきょうの、せんじん、しょうれつを、わきまえんとき、がんそが、めいわくを、そうでんせる、しょそうなど、あるいは、こくしとなり、あるいは、しょけのしとなり、なんどせるひとびと、みずからのきずが、あらわるる。
しょうにんに、かろしめられんことを、なげきて、かみに、あぐる、いちにんの、ちじんを、あるいは、こくしゅに、うったへ、あるいは、ばんにんに、そしらせん、そのとき、しゅごの、てんじんなどの、くにをやぶらんことは、ばしょうのはを、おおかぜのさき、こぶねを、おおなみの、やぶらむが、ごとしと、みへてそうらう。
むりょう、ぎきょうは、はじめ、じゃくめつ、どうじょうより、おわりはんにゃきょうに、いたるまでの、いっさいきょうを、あるいは、なをあげ、あるいは、ねんきを、かぎりて、みけんしんじつと、さだめぬ。
ねはんきょうと、もうすは、ほとけさいごの、おんものがたりに、はじめ、しょじょうどうより、ごじゅうねんの、しょきょうの、おんものがたり、よんじゅうよねんをば、むりょうぎきょうの、ごとく、じゃけんのきょうと、さだめ、ほけきょうをば、わがしゅくんと、ごうしたまう。
なかに、ほけきょう、ましまして、い、こん、とうの、ちょくせんを、くだしたまいしかば、たほう、じゅっぽうのしょぶつ、かはんありて、おのおの、ほんどに、かへりたまいしを、がっしの、ふほうぞうの、にじゅうよにんは、ただしょうじょう、ごんだいじょうを、ぐつうして、ほけきょうの、じつぎを、のべたまふことなし。
たとへば、にほんこくの、ぎょうきぼさつと、がんじんわじょうとの、ほけきょうのぎを、しりたまいて、ぐつうなかりしがごとし。
かんどの、なんぼくの、じゅっしは、うちにも、ぶっぽうの、しょうれつを、わきまえず、そとにも、せんじんに、めいわくせり、また、さんろんしゅうのきちぞう、けごんしゅうのちょうかん、ほっそうしゅうのじおん、これなどのひとびとは、うちにもまよい、そとにもしらざりしかども、どうしんけんごの、ひとびとなれば、みょうもんをすてて、てんだいのぎにつきにき。
しらずされば、このひとびとは、ざんげのちからに、よりてしょうじや、はなれけむ、はたまた、ほうぼうのつみは、おもくざんげのちからは、よわくして、あじゃせおう、むくろんじなどのごとく、じごくにや、ちおにけん。 p1523
ぜんむいさんぞう、こんごうちさんぞう、ふくうさんぞうなどの、さんさんぞうは、いっさいのしんごんしのもうすは、だいにちにょらいより、ごだい、ろくだいのひとびと、そくしんじょうぶつの、こんぽんなりとううんぬん。
にちれん、かんがえて、いわく、ほう、ぬすみの、がんそなり、ぬすびとの、こんぽんなり、これらのひとびとは、がっしよりは、だいにちきょう、こんごうちょうきょう、そしっちきょうなどを、もたらしきたる、このきょうきょうは、けごんきょう、はんにゃきょう、ねはんきょうなどに、およばざるうえ、ほけきょうに、たいすれば、しちじゅうのげれつなり。
きょうもんに、みへて、かくかくたり、めいめいたり、しかるを、かんどにきたりて、てんだいだいしの、しかんとうの、さんじゅっかんをみて、したをふるい、こころをまよわして、これに、およばずば、わがきょう、ぐつうしがたし。
すぐれたりと、いはんとすれば、もうごげんぜんなり、いかんがせんと、あんぜしほどに、ひとつの、ふかきだいもうごを、あんじいだしたまふ、いわゆる、だいにちきょうの、さんじゅういちほんを、ほけきょうにじゅうはちほん、ならびに、むりょうぎきょうに、はらあわせに、あわせて、さんみつのなかの、いみつをば、ほけきょうにおなじ。
そのうえに、いんと、しんごんとを、くわえて、ほけきょうは、りゃくなり、だいにちきょうは、こうなり、いにもいれず、こんにもいれず、とうにも、はづれぬ。
ほけきょうを、かたうどとして、さんせつのなんを、のがれ、けっくは、いんと、しんごんとを、もちいて、ほけきょうを、うちおとして、しんごんしゅうを、たててそうらう、たとへば、さんじょが、きさきとなりて、さんおうを、うしなわせしがごとし。
ほけきょうの、るつうの、ねはんきょうの、だいくに、われ、めっしてのちの、あくびくら、わがしょうほうを、めっすべし、たとへば、にょにんのごとしとしるしたまいけるは、これなり。
されば、ぜんむいさんぞうは、えんまおうに、せめられてくろがねの、なわ、ななすじつけられて、からくして、よみがえりたれどもまた、しするときは、こくひ、いんいんとして、ほねはなはだあらわると、もうして、むげんじごくの、ぜんそう、そのしこつに、あらわれたまいぬ、ひとしして、のち、いろのくろきは、じごくにおつとは、いちだい、しょうきょうに、さだむるところなり。
こんごうち、ふくうらも、また、これをもつて、しんぬべし、このひとびとは、かいごは、ありとみへてそうらへども、ごうじょうの、ざんげのなかりけるか。
いまの、しんごんしは、また、あへてしることなし、げんそうこうていの、みよの、うしないしことも、ふしんはれてそうらう。
にほんこくは、また、こうぼう、じかく、ちしょう、このほうぼうを、ならいつたえて、じしんも、しろしめさず、ひとは、またをもひもよらず。
しばらくは、ほっけしゅうの、ひとびと、そうろんありしかども、ついには、てんだいしゅうやうやくおとろえて、えいざんごじゅうごだいの、ざす、みょううん、にんのう、はちじゅう、いちだいの、あんとくてんのうより、このかたは、えいざんいっこうに、しんごんしゅうとなりぬ。
だい、ろくじゅういち、だいのざす、けんしん、ごんそうじょうは、てんだいざすのなをえて、しんごんしゅうに、うつるのみならず、しかるのち、ほっけ、しんごんを、すてて、いっこう、ほうぼうの、ほうねんが、でしとなりぬ。  じょうきゅう、ちょうぶくの、じょうしゅう、じえんそうじょうは、だいろくじゅうにだい、ならびに、ご、きゅう、しちじゅう、いちだいの、よんだいの、ざす、おきのほうおうの、おんしなり。
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これらのひとびとは、ぜんむいさんぞう、こんごうちさんぞう、ふくうさんぞう、じかく、ちしょうらの、しんごんをば、うつわは、かわれども、ひとつのちすいなり。
そのうえ、てんだいしゅうの、ざすのなを、ぬすみてほけきょうの、ごりょうをちぎょうして、さんぜんの、かしらとなり、いっこくの、ほっのしとあおがれて、だいにちきょうを、ほんとして、ななじゅうくだれる、しんごんを、もちいて、はちじゅうまされりと、をもへるは、てんを、ちと、をもいたみを、おうと、あやまち、いしをたまと、あやまつのみならず、たまを、いしというひとなり。
きょうしゅしゃくそん、たほうぶつ、じゅっぽうの、しょぶつの、ごおんてきたるのみならず、いっさい、しゅじょうの、げんもくを、うばいとり、さんぜんどうの、もんを、とぢさんあくどうの、みちをひらく。
ぼんしゃく、にちがつ、してんなどの、しょてんぜんじん、いかでか、このひとを、ばっせさせたまはざらむ、いかでかこのひとの、あおぐだんなをば、しゅごしたまうべき、てんしょうだいじんの、ないじどころも、はちまんだいぼさつの、ひゃくおうしゅごの、おんちかいも、いかでかかなはせたまふべき。
よ、このよしを、かつしりしより、このかた、いちぶのじひに、もよおされて、ほぼ、ずいぶんのでしに、あらあらもうせしほどに、しだいに、ぞうちょうして、こくしゅまでえぬきこ。
こくしゅは、りを、おやとし、ひをてきとすべきひとにて、をはすべきか、いかがしたりけん、しょにんの、、ざんげんを、をさめて、ひとりの、よをすてたまう。
かの、てんだいだいしは、なんぼくのしょにん、あだみしかども、ちん、ずい、にだいのみかど、おもんじたまいしかば、しょにんの、あだも、うすかりき。
この、でんきょうだいしは、なんとしちだいじ、ざんげんせしかども、かんむ、へいぜい、さがのさんのうもちいいたましかば、おんてきも、おかしがたし。
いまにちれんは、にほんこく、じゅうななまん、いっせんさん、じゅうしちかしょの、しょそうらの、あだするのみならず、こくしゅ、もちいたまわざれば、ばんみんあだをなすこと、ふぼの、かたきにも、こえ、しゅくせのかたきにも、すぐれたり、けっくは、にどのおんる、いちどのこうべにおよぶ。
かの、だいしょうごんぶつの、まっぽうの、よんび く、ならびに、ろっぴゃく、はちじゅうまんおく、なゆたのしょにんが、ふじびく、ひとりを、あだみしにも、こへ、ししおんのうぶつの、まつの、しょういびく、むりょうのでしなどが、きこんびくを、せめしにもすぐれり。
かくとくびくが、せめられし、ふきょうぼさつが、じょうもくを、かをほりしも、かぎりあれば、これには、よも、すぎじとぞをぼへそうらう。
もしひゃくせんにも、ひとつ、にちれん、ほけきょうの、ぎょうじゃにて、そうらうならば、にほんこくの、しょにん、ごしょうの、むげんじごくは、しばらく、をく、げんしんには、くにをうしない、たこくに、とられんこと、かの、きそう、きんそうのごとく、うだえんおう、きりたおうなどに、もうせしが、ごとくならん。
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また、そのほかは、あるいは、そのみは、びゃくらい、こくらい、あるいは、しょあく、じゅうびょう、うたがいなかるべきか、もし、そのぎなくば、また、にちれん、ほけきょうのぎょうじゃに、あらじ。
このみ、げんしんには、びゃくらい、こくらいとうの、しょあくを、うけとり、ごしょうには、だいば、くぎゃりらがごとく、むげんたいじょうに、おつべし。
にちがつを、い、たてまつる、しゅらは、そのや、かえって、わが、まなこにたち、ししおうを、ほうるいぬは、わがはらをやぶる。
しゃくしを、ころせし、はるりおうは、すいちゅうの、たいかにいり、ほとけのおんみより、ちをいだせし、だいばだったは、げんしんに、あびのほのおを、、ぜかんり。
こんどうの、しゃくそんをやきし、もりやは、してんのうのやにあたり、とうだいじ、こうふくじを、きやし、きよもりにゅうどうは、げんしんに、そのみ、もうるやまいをうけにき。
かれらはみな、だいじなれども、にちれんが、ことにあわすれば、しょうじなり、しょうじすら、なおしるしあり、だいじ、いかでか、げんばつ、なからむ。
よろこばし、いかなきょうもんに、まかせて、ごごひゃくさい、こうせんるふをまつ、かなしいかな、とうじょう、けんごの、ときにあたって、このくに、しゅらどうと、なるべし。
きよもりにゅうどうと、よりともとは、げんぺいの、りょうけ、もとより、くけんと、えんこうとのごとし、しょうにん、しょうふくの、よりともを、あだせしゆへに、しゅくてきたる、にゅうどうの、いちもんほろびしうえ、とがなき、しゅじょうの、さいかいに、しずみたまいしことは、ふびんのことなり。
これは、きょうしゅしゃくそん、たほう、じゅっぽうの、しょぶつの、おんつかいとして、せけんには、いちぶのとが、なきものを、いっこくの、しょにんに、あだまする、のみならず、りょうどの、るざいに、あてて、にっちゅうに、かまくらの、こうじをわたすこと、ちょうてきのごとし。
そのほか、しょうあんには、しゃくそんを、ほんぞんとし、いっさいきょうを、あんちしたりし、そのむろを、はねこぼちて、ぶつぞう、きょうかんを、しょにんにふまするのみならず、ふんでいに、ふみいれ、にちれんが、かいちゅうに、ほけきょうを、いれまいらせてそうらいしを、とりいだして、こうべをさんざんに、うちさいなむ、このこと、いかなる、しゅくいもなし、とうざのとがもなし、ただ、ほけきょうをぐつうするばかりの、おおとがなり。
にちれん、てんにむかって、こえをあげてもうさく、ほけきょうの、、じょぼんを、はいけんし、たてまつれば、ぼんしゃくと、にちがつと、してんと、りゅうおうと、あしゅらとにかいはちばんの、しゅうと、むりょうの、こくどの、しょじんと、しゅうえし、たまいたりしとき。
い、こん、にとうに、だいいちのせつを、ききしとき、われとも、せっせんどうじの、ごとく、みをくようし、やくおうぼさつのごとくひじをも、やかんと、をもいしに、きょうしゅしゃくそん、たほう、じゅっぽうのしょぶつの、みまえにして、いまぶつぜんに、おいて、みずからせいごんをとけと、かんぎょうし、たまいしかば、さいわいに、じゅんぷうを、えて、せそんのみことのりのごとく、まさにつぶさに、ぶぎょうすべしと、にしょさんえのしゅう、いちどうに、だいおんじょうを、はなちて、ちかいたまいしは、いかんが、あるべき。
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ただ、ぶつぜんにては、かくのごとく、もうして、たほう、じゅっぽうのしょぶつは、ほんどにかへりたまう、しゃくそんは、ごにゅうめつ、ならせたまいて、ほど、ひさしくなりぬれば、まつだい、へんこくに、ほけきょうの、ぎょうじゃありとも、ぼんしゃく、にちがつなど、おんちかいを、うちわすれて、 しゅごしたまうことなくば、にちれんがためには、いったんの、なげきなり。
むしいらい、たかのまえのきじ、へびのまえのかへる、ねこのまえの、ねずみ、いぬのまえのさると、ありしときもありき、ゆめの、よなれば、ほとけ、ぼさつ、しょてんに、すかされ、まいらせ、たりけるものにて、こそ、そうらはめ。
なによりも、なげかしきことは、ぼんと、たいと、にちがつと、してんなどの、なむみょうほうれんげきょうの、ほけきょうの、ぎょうじゃの、だいなんに、あうをすてさせたまいて、げんしんに、てんのかほうも、つきて、はなのおおかぜに、ちるがごとく、あめの、そらよりふるごとく。
その、ひと、みょうじゅう、にゅうあびごくと、むげんたいじょうに、おちたまはんことこそ、あはれにはをぼへそうらへ。
たとい、かのひとびとは、さんぜ、じゅっぽうの、しょぶつを、かたうどとして、しらぬよし、のべもうしたまうとも、にちれんは、そのひとびとには、つよきかたきなり。
もし、ほとけの、へんぱ、をはせずば、ぼんしゃく、にちがつ、してんをば、むげんたいじょうには、かならずつけ、たてまつるべし。
にちれんが、まなこをそろしくば、いそぎいそぎ、ぶつぜんのちかいをば、はたしたまへ、にちれんが、くち。いか、けつしつ
また、むぎ、ひとひつ、がもくりょうかん、わかめ、かちめ、みないちぴょう、たまいおわんぬ。ほしい、やきごめ、おのおのいち、かうぶくろ、たまいおわんぬ。
いちいちの、おんこころざしは、かきつくすべしと、もうせどもほうもん、きょたに、そうらへば、とどめおわんぬ、たもんにきかせたまうなよ、だいじのことども、かきてそうらうなり。
たいごう 、なんじょう、ときみつ。