投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 7月19日(火)01時33分9秒
なんじょうどの、ごへんじ、
しろむぎ、ごしょ、
しっぴつ 、けんじ、さんねん、ふみつき、ふつか、。56さい、 p1541 。

しろむぎ、いっぴょう、こしろむぎ、いっぴょう、かわのり、ごでふ、おくりたびおわんぬ。
ほとけの、みでしに、あなりつそんじゃと、もうせしひとは、をさなくしての、ぎょめいをば、にょいともうす。
にょいともうすは、こころの、おもひのたからを、ふらししゆへなり、このよしを、ほとけに、とひまいらせ、たまいしかば、むかし、うえたるよに、えんかくと、もうす、しょうにんを、ひゑのはんをもつて、くようし、まいらせしゆへと、こたえさせたもう。
かしょうそんじゃと、もうせしひとは、ほとけについでも、えんぶだい、だいいちの、そうなり、ぞくにて、をはせしときは、ちょうじゃにて、からをろくじゅう、その、くらに、こがねを、ひゃくよんじゅうこく、づつ、いれさせたもう、それよりほかの、たからもうすばかりなし。
このひとの、せんじやうの、おんことを、ほとけに、とひまいらせ、させたまいしかば、むかし、うえたるよに、むぎのはんを、いっぱひ、くようしたりしゆへに、とうりてんに、せんべんうまれて、いま、しゃかぶつに、あいまいらせ、そうのなかの、だいいちと、ならせたまい。
ほけきょうにて、こうみょうにょらいと、なを、さづけられ、させたもうと、てんだいだいし、もんぐの、だいいちに、しるされてそうらう。
かれを、もって、これを、あんずるに、かしょうそんじゃの、むぎのはんは、いみじくて、こうみょうにょらいと、ならせたもう、いまのだんなの、しろむぎは、いやしくて、ほとけに、ならずそうらうべきか。
ざいせの、つきは、いまもつき、ざいせの、はなは、いまもはな、むかしの、くどくは、いまのくどくなり、そのうえ、かみいちにんより、しもばんみんまでに、にくまれて、さんちゅうに、うえしにゆべき、ほけきょうの、ぎょうじゃなり。
これを、ふびんと、をぼして、さんがをこえ、わたり、をくり、たびてそうらう、おんこころざしは、むぎにはあらず、こがねなり、こがねにはあらず、ほけきょうのもんじなり。
われらが、まなこには、むぎなり、じゅうらせつには、このむぎをば、ほとけのたねとこそ、ごらんそうらめ、あなりつが、ひゑのはんは、へんじてうさぎとなる、うさぎ、へんじて、しにんとなる、しにん、へんじてこがねとなる、ゆびをぬきて、うりしかば、また、いできたりぬ。
おうのせめの、ありしときは、しにんとなる、かくのごとく、つきずして、きゅうじゅう、いちこうなり。
しゃくまなんと、もうせしひとの、いしをとりしかば、こがねとなりき。
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こんぞくおうは、いさごを、こがねとなしたまいき。
いまの、むぎは、ほけきょうの、もんじなり、または、にょにんの、おんためには、かがみとなり、みのかざりと、なるべし、おとこのためには、よろひとなり、かぶととなるべし、しゅごしんと、なりて、ゆみやのだいいちの、なをとるべし。
なむみょうほうれんげきょう、なむみょうほうれんげきょう、きょうきょうきんげん。

この、よのなかは、いみじかりしときは、なにごとか、あるべきとみえしかども、とうじは、ことに、。あぶなげに、みえそうらうぞ、いかなること、ありとも、なげかせたもうべからず、ふつと、おもひきりて、そりやうなんども、たがふことあらば、いよいよ、よろこびと、こそ、おもひて、うちうそぶきて、これへ、わたらせたまへ、しょち、しらぬひとも、あまりに、すぎそうらうぞ、とうじ、つくしへ、むかひて、なげくひとびとは、いかばかりとか、おぼす、これは、みな、にちれんを、かみのあなづらせ、たまいしゆへなり。
ふみつき、ふつか 、    にちれん 、かおう、
なんじょうどの、ごへんじ、
たいごう 、なんじょう、ときみつ。