2016年7月27日 投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2016年 7月27日(水)08時43分43秒 通報 これらは病の起こる原因の違いによって立て分けたもので 原因の深さによってもその対処法は変わってきます。 たとえば、肝臓の病気を持つ人でもその原因が、 お酒を飲みすぎたことによって肝臓の病気になったのか、 それとも酒もタバコもせず、 健康に気を使っていた人が突然、肝臓の病気になったのか、 同じ肝臓の病気を持つ人でもその原因はさまざまです。 このように一応は六種類に立て分けていますが、 実際のところは本人が専門の医師に調べてもらい、 本人の話や信心状態をよく聞かないと正確な対処法はわからないということです。 また、御書には「人には二つの病があって、一つは身の病で四百四病あり、 二つは心の病でこれは三毒と八万四千の病がある(趣意)」(御書九九五頁)とあり、 止観には「四大はこれ身の病、三毒はこれ心の病」とあります。 〝四百四病、八万四千病〟というのは、 実際の数字というよりそれほど「多数ある」という意味だと思います。 身の病とは四大(地水火風)の不調和が引き起こす病気のことで、四大の質、量ともに 調和している時は健康ですが、そのバランスが崩れた時に病気になると考えられています。 四大の不順をもたらす原因としては、気候の変化、食物の過不足、生活リズムの乱れなどが挙げられます。 大聖人は「身の病はたとえ仏でなくても名医が薬で治療することによって治すことができる(趣意)」 (御書九九五頁)と述べています。 Tweet