投稿者:螺髪 投稿日:2016年 6月27日(月)17時51分43秒   通報
大仏のグリグリのとこさん

論考「舎利弗と修利槃特の共通点と成仏の門」拝見しました。
冒頭のご自身の御家族のことといい、素晴らしいというよりも、凄すぎます。誰も真似のできない論考です。

後段にお示しの「始聞仏乗義」は、のっけから難しい語句が出てくる御書で、私は悪戦苦闘しました。
「就類種(じゅるいしゅ)」は「種類種(しゅりしゅ)」ともいい、ああそうか、トヨタが昨年、世界で初めて証券市場に投入した、元本保証の「種類種株」もこの仏法用語からとったのか、と思ったものです。いまのように株価がガタ落ちする時は有利な株です(※関心のある方は詳しくは証券会社かトヨタに、笑い)。

三道(煩悩・業・苦)即三徳の「相対種(そうたいしゅ)」も、どこにその答えがあるのかも、なかなかわからなかったのですが、
「妙楽云く若し三道即是れ三徳と信ぜば尚能く二死の河を渡る況や三界をやと云云」(P984)
の「信ぜば」の三文字に着目して、ああそうか、とやっと理解できた次第です。

ただ闇雲に「信じろ」というのではなく、自身に「信心の宝塔」が建った時、その境地に立てると理解しています。「信心の宝塔」といっても、現実的には唱題しかないとも思っています。