投稿者:まなこ 投稿日:2015年11月13日(金)12時10分57秒   通報
■ 「四法」は全て創価学会に

遠藤: はい。釈尊はまず「四つの条件」を説きます。〈「四法を成就せば、如来の滅後に於いて、当に是の法華経を得べし」〉
四つとは「一には、諸仏に護念せらるることを為、二には、諸の徳本を植え、三には、正定聚に入り、四には、一切衆生を救う心を発せるなり」(法華経 p662)です。

名誉会長: 結論を端的に言えば、(1)「諸仏に護念される」とは、三世の諸仏を生んだ根源であられる御本尊を受持することによって、御本尊に護られることです。(2)「諸の徳本を植える」とは、御本尊を信じ、自行化他にわたって、題目をあげることです。そこに一切の善根は含まれる。(3)「正定聚(成仏することが定まった人々)に入る」とは、不退転の決意で「前進また前進」する人々の一員になることです。
具体的には、正しき和合僧団に連ならなければ、それはできない。現代で言えば、誉れある創価学会員として生き抜くことであると私は確信しています。
戸田先生は言われた。「創価学会は、大聖人が召し出されたのである」と。正法がまさに滅びようとした時に、学会の出現によって、広布の大興隆が始まった。

須田: それは、だれにも否定できない「眼前の事実」です。

名誉会長: 戸田先生は、大確信をもっておられた。
「将来のためにも、はっきりと断言しておきます。この学会の信心以外に、大聖人の御心に適う信心などありません。御本尊の本当の功力もありません」
「仏法の勝負は厳しいぞ。やがて、すべては明確になる。学会に敵対するならば、いかなる者であれ、大聖人様が許しませんよ。その確信がなければ、学会の会長なんてできません。まあ、ゆっくり見ていてごらんなさい」
なぜ、こう断言できるのか。それは(4)の「一切衆生を救う心を発す」 —- すなわち広宣流布を断行しているのは、創価学会だけだからです。

斉藤: つまり、釈尊が教えた「法華経実践のポイント」が全てそろっているのが創価学会ということですね。(1)御本尊(2)題目(3)和合僧(4)広布前進 —- と。

名誉会長: こまかい論証は省かせてもらったが、そういう結論になる。

遠藤: 天台大師は、この四つを、それぞれ仏知見の「開示悟入」に当てはめています。仏界(仏知見)を「聞かせ」「示し」「悟らせ」「入らしめる」ことです。

須田: その全部が、学会とともに、広布に前進する人生に、含まれている。すごいことです。
■ 「法華経の行者を死守します!」

名誉会長: 広宣流布の苦労に、無駄はない。全部、大福徳に変わります。全部、生かされていく。
御本尊中心の活動であれば、矛盾や行き詰まりがあるわけがない。御本尊は「事の一念三千」の御当体です。十界の衆生が、すべて妙法に照らされて、仏の働きをするのが、御本尊中心の世界です。
私は、ある時は「地獄界の衆生も、餓鬼界の衆生も、畜生界の衆生も、全部、広布の法戦に参加させたまえ!全部、味方とさせたまえ!」と祈って、戦った。十界の衆生が「普く(すべて)」、「賢き」価値創造者となるのが「普賢」です。また、いつだって、魔軍を叱りとばしながらの闘争だった。「大切な、清浄な学会に、指一本、触れさせてたまるか」という決心できた。
皆も、そうあってもらいたい。 これが普賢菩薩の精神のはずです。

斉藤: はい。「四つの条件」を聞いた普賢菩産は、「悪世で法華経の行者を死守します!」と誓いを立てます。
「その人が苦しんでいたら、必ず苦しみを取り除きます!」「魔や悪鬼がつけ入らないように、この人を守ります!」「その人を守護し、心を慰め、もしその人が法華経の一句一偈でも忘れたら、教えてあげて一緒に読誦します!」「その人が命を終えた時は、千仏の手を授けて(千仏授手)、恐れさせず、悪道に堕ちないように、いたします!」「世尊よ、こうして世尊の滅後に、私は法華経を守護し、全世界に広宣流布させて、断絶がないようにいたします!」

名誉会長: そうだ。この誓いを聞いた人は、どれほどの「勇気と希望」を得たことか。「励まし」を与えたのです。
普賢菩薩は、遠くから駆けつけて、「私が守るから、頑張れ! 負けるな!」とエールを贈ったのです。
それが(普賢菩薩勃発品の)「勧発」です。

須田: 人に仏法を「勧めて」、信心を「発させる」ことですね。
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「御義口伝」から
此の品の時最上第一の相伝あり、釈尊八箇年の法華経を八字に留めて末代の衆生に譲り給うなり八字とは当起遠迎当如敬仏の文なり、此の文までにて経は終るなり当の字は未来なり当起遠迎とは必ず仏の如くに法華経の行者を敬う可しと云う経文なり(御書 p781)

この(普賢)品の時に、最上第一の相伝がある。釈尊が八年にわたって説いた法華経を八文字に留めて、後の世の人々に譲り与えられたのである。その八文字とは「当起遠迎当如敬仏」(当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うか如くすべし)の文である。この文までて、法華経は終わるのである。「当」の字は、「未来」ということである。「当起遠迎」とは、「仏を敬うのと同じように、必ず、法華経の行者を敬わなければいけない」という経文である。
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名誉会長: 激励です。鼓舞です。「励まし」という字は、「万の力」です。これほど偉大な力はない。
法華経の最終章は、「普賢菩薩の励まし」の章なのです。ここに意味がある。
創価学会が、ここまで広宣流布できたのも、「励まし」に徹してきたからです。人間は、ロボットではない。どんなに決意していたって、くじけそうになることもある。だから、ありとあらゆる方法を使って、「元気づける」ことに、私は徹してきた。
如来の滅後 —- それは悪世です。
悪世とは「正しい者が少なく、悪人が多い世」です。悪人が多いのだから、当然、少ない善人が迫害されてしまう。だから「団結」が大事です。だから互いの「応援」が大事なのです。

遠藤: 池田先生が、会員の一人一人に贈られた「メッセージ」「和歌」「俳句」「贈言」「揮毫」をはじめ、形に残っているものだけでも何十万あることか、わかりません。  目に見えない励ましも含めて、本当に無量の「勧発」をしてくださっていると思います。「負けるな! 頑張れ」と行動を勧め、皆を発奮させてこられました。