投稿者:まなこ 投稿日:2015年10月13日(火)22時20分39秒   通報
須田: この「庶民と庶民の連帯」を軽蔑し、嫉妬し、恐れを抱いたのが、炭労問題の本質ではないでしようか。

斉藤: 特に、昭和三十一年(一九五六年)七月の参院選で、学会推薦の候補に、夕張から予想の何倍も上回を票が出た。このことに、彼らは衝撃を受けたようです。

遠藤: そして、“泣く子も黙る”と言われた絶大な権力をカサに、組合に所属する学会員を脅し、学会から”改宗”させようとした。とんでもない「人権蹂躙」であり、「憲法違反」です。

須田: 炭労は、全国の大会でも、北海道の大会でも、「創価学会と断固、対決する」方針を打ち出しました。

名誉会長: 炭労側は、こう言っていたんだよ。
「もともと炭鉱には不慮の災害や珪肺(粉塵による肺疾患)のような病気が多く、労働者自体も知的水準の低いものがおり、この種の宗教の入りこむ余地がある」と。
“病人や、知的水準の低い人間が学会に入る”というのです。何と傲慢な、民衆蔑視か。

斉藤: 夕張炭労は「組合の統制に従わない者は組合を除名する」と脅しました。
当時、「組合からの除名」は即「会社からの解雇」を意味していました。

須田: 労働金庫からお金を借りようとすると、「学会をやめるなら貸そう」と言われた。有線放送やビラなどを使って“インチキ宗教に用心せよ!”と悪口も言われました。

名誉会長: 陰険な“いじめ”や圧迫は、もっともっと、たくさんあったのです。

遠藤: 夕張の同志は、耐えて耐えて、池田先生と心を合わせ、戦いました。
ある会合では、大門一男さんが、真正面から質問しました。「組合の団結を乱し、組合活動に不利益をもたらした学会員があったかどうか、もしあれば事実をあげて説明ねがいたい!」と。実例などあるはずがありません。
組合執行部は、たじたじとなって、いいかげんさを露呈するばかりでした。