投稿者:まなこ 投稿日:2015年10月 9日(金)14時48分47秒   通報
遠藤: そう言えば、昔、「スプーン曲げ」の超能力が話題になりました。次々と、スプーンを曲げていく“超能力”をテレビで見ながら、ある友人が「あれが一体、何になるのか」と言っていました。「曲がったスプーンを、もとに戻すのなら、まだ価値があると思うが」と(笑い)。

須田: 人間は何ごとも、“何のため”と考えるのを忘れがちですね。

名誉会長: 何のため —- 一番大切な目的は「幸福」です。人を幸福にできない超能力など、何の意味もない。
大聖人は「成仏するより外の神通と秘密とは之れ無きなり」(御書p753)と仰せだ。
<「如来秘密神通之力」についての「御義口伝」>
成仏という絶対にして永遠の「幸福境涯」を得ることこそが、仏の「神通力」なのです。これこそ、最高に「生命(神)の法に通じた力」だからです。

斉藤: 神力品は、この「十神力」のあと、いよいよ地涌の菩薩への「結要付属」へと続きます。

名誉会長: その深義については、次回以降に論じることにしよう。あんまり、いっペんにやると、皆、“消化不良”で倒れちゃうから(笑い)。
今回、あらあら神力品を学んだが、要点は「全民衆よ、汝自身の尊貴さに目覚めよ!」という呼びかけです。全宇宙を揺り動かす大音声で、そう叫んでいるのが如来神力品なのです。広宣流布へのうながしです。人間・釈尊の悲願であった「生きとし生けるものよ、幸福になれ!」の実現を呼びかけているのです。
今、日本も、人々の心は「何も信じられない」という危険な状態に陥っている。
世論調査では、日本が今、「悪い方向に向かっている」と思う人が七二・二% —- 四人に三人という結果が出ている。過去最高です。

斉藤: 総理府の調査ですね。「よい方向に向かっている」と思う人は、過去最低の一二・六%でした。<「社会意識に関する世論調査」一九九七年十二月>。

名誉会長: 世界的にも、心に、ぽっかりと空洞があいてい —- そんな荒廃が広がっているようだ。
百年前、ニーチェは「神は死んだ」と言ったが、信じられなくなった「神」の代わりに、今世紀は、他の偶像がその「空席」に座ってしまった。

遠藤: 不軽品で論じていただいた「国家崇拝」もそうですね。

須田: ほかにも「科学信仰」もあります。「富の崇拝」なども「拝金宗」といわれるように、一種の」信仰ですね。「金があれば幸福になれる」「経済が豊かになることが幸福への道だ」と信じきって進んだ結果、日本が、どうなったか、論じるまでもありません。

斉藤: ある識者が言っていました。戦後の日本においては、お金とは「安心立命のためのお金」であった。自分を「安心」させてくれるものは他に何もなかった。だからこそ、これだけ皆がお金に執着してきたのだ —- と。お金が「宗教」の役割を担ってきたというのです。