投稿者:まなこ   投稿日:2015年 8月12日(水)06時35分6秒     通報
■ シルクロードは「蓮華ロード」

斉藤: こうして見てきますと、世界のじつに多くの地域で、「蓮華」が重要なシンボルになってきたことを、改めて実感します。

須田: 特に、エジプト文明では、蓮華の象形文字や、「蓮華柱頭」といって蓮華を頭に刻んだ柱が神殿にあるなど、“蓮華文化”の一大拠点です。

遠藤: エジプト文明の多くを継いだギリシャ文明でも、オリンボスの神殿に「唐草模様に蓮華」の文様があります。

名誉会長: そのギリシャ文明をインドまで運んだのが、かのアレキサンダー大王だね。大王の遠征によって、西のギリシャ文明と東のオリエント文明が融合した。
そしてインド文明と西洋文明の出合いが、やがて仏像などのガンダーラ文明を生み、アジアに広がり、中国、朝鮮半島(韓半島)、そして日本へも伝わってくる。
個々に、どう影響しあったかという実証は難しいが、ユーラシア大陸を結ぶ、壮大な「蓮華の道」があったことは確かです。

斉藤: 「シルクロード」は「蓮華ロード」でもあったわけですね。

名誉会長: その「道」の足となったひとつは、「砂漠の船」と呼ばれるラクダです。
かつて常書鴻漫画伯(故人、中国敦煌研究院名誉院長)が言われていた。「ラクダが歩いた跡には、砂の上に、まるで蓮華の花のような足跡が、ずっと続いているのです」と。

遠藤: 「蓮華ロード」には、実際に、蓮華の花文様が描かれていたのですね。

須田: 美しい光景です。

名誉会長: 私たちが開いている「広布の道」も、歩いたあとに、人々の「幸福の蓮華」が香り高く咲き誇っている。私たちの人生そのものが、美しき「蓮華ロード」なのです。
さて、最後に「太陽と蓮華」について、概観しておきたい。日蓮大聖人の御名前にも関連する非常に重要なポイントです。