投稿者:KS部OB    投稿日:2015年 8月 6日(木)20時12分0秒     通報
【11・18「創価学会創立記念日」祝賀新時代第1回本部幹部会・東京総会・東京青年部総会】
(2006・11・10)

まず、新しい出発にあたって、一言申し上げたい。
仏法の世界は「異体同心」である。本来、信心には、上も下もない。会長、理事長といっても、あくまで組織の運営上の立場にすぎない。
全員が「会長」の自覚と誇りで進む。全員が、「広宣流布の一兵卒」として働く。
これが永遠の創価の魂である。
その意味から、原田新会長には、「誠実の二字で会員に尽くせ」と申し上げたい。
秋谷前会長(最高指導会議議長)には「今までのご恩返しのために、これからも広宣流布のために、不惜身命で戦え!」と申し上げたい。
(中略)
「どこまでも『異体同心』の精神がなければ、広宣流布はできない。『異体同心』の精神に背くならば、日蓮大聖人の教えに背くものである」
そういう人間は叩き出せ ── 大難と戦い抜かれた先生は、鋭く言われた。
幹部になればなるほど、増上慢になって信心を忘れる危険は大きい。
「団結こそ勝利である。絶対に派閥などはつくるな!」
これも先生の教えである。厳しく戒めていかねばならない。
先生は、こうも指導された。
「上からの指示で動くのではなく、青年が、下から上を動かしていけ!」
会長や最高幹部に対しても、青年がどんどん意見を言っていくことだ。青年が、上を動かすのだ。遠慮はいらない。
戸田先生の時代も、私より先輩の幹部は大勢いた。しかし、先生の教えどおりにやらない人間、いい加減な人間に対しては、私は絶対に遠慮しなかった。
「どうしてですか!」「おかしいじゃないですか!」と厳しく意見を言った。
そうして、戸田先生のもとに皆を団結させていったのである。
先生は言われた。
「先輩など、あてにするな! 全部、青年が青年の責任で理想の創価学会を建設していけ!」
私は先輩など全然あてにしなかった。先生の言葉通り、青年時代から、自らの手で理想の創価学会を建設してきた。
【全国最高幹部協議会】(2006・12・24)

学会の未来のため、永遠の発展のため、私はリーダーの皆さまに、大事なことを語り残しておきたい。真実を伝えておきたい。
そして、本物の学会精神を身に体した指導者を育てたい。
将来のため、私は懸命に、真剣に舵を取っている。
今、創価学会には大勢の会員がいる。立派な会館もたくさんある。日本一、世界一の団体となった。
だからこそ、幹部が心を合わせ、三代の「師弟の精神」を根本に進まなければ大変だ。悪い人間に利用され、食い物にされてしまう。破壊されてしまう。
これまでも、学会の幹部の中から反逆し、広宣流布の破壊を企てた人間が出た。
油断してはいけない。賢明でなくてはならない。
牧口先生、戸田先生は厳しく戒めておられた。
「悪人がのさばると、毒を流される。ゆえに悪人は、清浄な和合僧の学会の世界から去ってもらった方が、全く嬉しい。そういう連中は、追放することが、最良の方策だ」
悪人を断じて許すな!
広布破壌の人間は叩き出せ!──これが恩師の厳命であった。 今は本当に大事な時である。このご指導をもう一度、命に刻み、その通りの実践をしていかねばならない。
悪に対して、変な違慮や躊躇があってはならない。それは本当の慈悲ではない。大事なのは厳愛だ。
もう一度、原点に返って、断じて新しい学会を築いていくのだ。
(中略)
戸田先生は、烈火のごとく叫ばれた。
「恩知らずの坊主ども、不知恩の元政治家ども、そして元幹部どもなどに、崇高な学会を乱されてたまるものか」
恩知らずの人間に威張られて、学会員が苦しむようなことがあれば、どんな相手であろうが、激怒して戦うのだ。それが戸田先生の精神である。
戸田先生は、こうも言われた。
「師匠のおかげで偉くしてもらいながら、将来、畜生のごとく師恩を仇で返し、踏みにじっていく悪逆な連中が出たならば、断じて許すな!」
この創価の師弟の大精神を堅持し、いかなる中傷・批判を浴びようとも、断固として仏敵と戦い、学会を守り、同志を守り抜いていくのだ。
これが仏法である。
これが師弟である。
皆さん方は、一騎当千の最高幹部である。
私とともに、牧口先生、戸田先生の魂を永遠に受け継いでいっていただきたい。
私は、どこまでも、牧口先生、戸田先生の正義を語り抜いていく。
後継の青年のなかから、一人でも二人でも、本物の弟子が育ってくれれば、それでいいのだ。
鋭い信心の光線を放ちゆく、「真剣の一人」が出てくるのを私は待っている。
【全国最高協議会】(2007・8・9)

第1次宗門事件では、第3代会長を辞任した。(昭和54年4月24日)
さらにまた、国家権力による宗教弾圧の嵐も吹き荒れた。
多くの同志が心を痛め、私の正義を叫び、勝利を祈ってくださった。
しかし、かつての最高幹部のなかには、嵐の時に戦わないどころか、敵と結託して、私を陥れようとした反逆者もいた。
「怖いのは内部だよ」と言われた恩師の言葉を思った。
この歴史の教訓を、青年部は、断じて忘れてはならない。繰り返してはならない。
〝大難と戦う師匠〟を守るのが弟子である。
格好主義は、仏法の敵だ。
戦っている格好をする幹部──それが一番ずるい。
仏法は「不惜身命」である。死にものぐるいである。
創価学会には、「上」も「下」もない。
広布に戦う人が偉い。同志を守る人が偉い──これが出発であり、これが結論である。