投稿者:まなこ   投稿日:2015年 8月 5日(水)08時19分29秒     通報
遠藤: 仏法をまったく知らない人に、いきなり“念仏無間!”と叫んでも通じませんね(笑い)。たとえば海外では、その国の文化や生活に即して、わかりやすく語っていくのが当然です。

斉藤: 安楽行品の修行が、法華経弘教の初心者である菩薩たちが、無益な争いで法を下げたり、心を乱して成仏の道を踏みはずさないように“注意事項”を説いたものだと思います。

名誉会長: 私どもで言えば、不惜身命で弘法をする場合にも、「絶対に、法を傷つけてはならない」ということです。「正法を惜しむがゆえに、よくよく智慧を使って弘教せよ」 —- これが安楽行品の心です。
あらゆる人々に、どうしたら妙法の功徳を受けさせてあげられるか。安楽行品は、その一念を教えている。ゆえに、友の幸福を真剣に祈り、智慧を発揮して仏法を語っていく中に、安楽行品の心は全部生きてくるのです。 日蓮大聖人も、不惜身命の折伏精神を門下に教えられるとともに、礼儀、尊敬、そして賢明な振る舞いの大切さを強調されています。

遠藤: 大聖人の仰せの通り、自在の智慧を発揮して、人々を救いきってきたのが学会です。不惜身命の真剣さが智慧を生んだといえます。

斉藤: まさに“布教革命”ですね。日淳上人は、創価学会の出現によって「護持の時代」から「流通広布の時代」に入ったと、学会の時代即応の弘教を賛嘆されています。

名誉会長: 安楽行品には、「妙法を実践する人が、恐れなく活躍することは師子王のようであり、その智慧の光明は太陽のようであろう」(「遊行するに畏れなきこと 師子王の如く 智慧の光明 日の照らすが如くならん」(法華経 p469)とある。
広宣流布とは、太陽のように世界を照らす大智慧の宗教運動です。一人一人が智慧の光となり、その光が集まって、この地球をも発光させていく —- 。いわば壮大なる“境涯革命の芸術”です。具体的には平和・文化・教育の拡大です。

斉藤: 先日(10月1日)、ブラジル・リオデジャネイロ州のドゥッケ・デ・カシアス市議会から、池田先生を「平和の英雄」と称える顕彰の証書が贈られました。その推挙の辞に、こうありました。
「SGI会長は、平和を成し遂げることが可能であるということを教えてくれた“希望の光”です。創価学会よ、前進せよ。大きくなれ。この庶民の町カシアスの大地を光と希望で埋め尽くしていただきたい」。
SGIの発展を、世界の人々が心から期待している。広宣流布してほしいと言っている。そういう時代に入ったのだなと感動しました。(この顕彰とともに、ブラジルSGIは、同市の「公益機関」に認定された。

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安楽行品から
「是の経を読まん者は 常に憂悩無く 又病痛無く 顔色鮮白ならん(中略)遊行するに畏れなきこと 師子王の如く 智慧の光明 日の照らすが如くならん」(法華経 p468)

この法華経を読む者は、常に憂いや悩みがなく、病の痛みもなく、顔色は鮮やかに輝いているであろう —- (この経を説いて)悠々と、何ものも畏れず行動する姿は、師子王のごとくであり、その智慧が光明と輝くさまは、太陽が照らすごとくであろう。
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