2015年7月9日 投稿者:多様性万歳 投稿日:2015年 7月 9日(木)19時44分28秒 通報 この前、同志の歌様が、学会本部に電話をして、 「公明党の支援を組織で行っているのに、安保法案を賛成している公明党に対して、 なぜ反対声明を出さないのか」 と、私たちが感じている至極まっとうな質問をしてくれました。 (なぜなら昨年の創価学会広報部の声明では、憲法改正を経ない集団的自衛権は「限定的であっても」認められないとしていた。 しかし公明党は憲法改正手続きを経ない「集団的自衛権の限定容認」を主張している) その問いに対して、対応に出た本部職員は平然と次のように答えたそうです。 「組織として、反対の姿勢は示しません」 「あくまで、政治的なことには、組織として、介入いたしかねます」 「原田会長に伺っても同じですよ」 組織として公明党を支援させておきながら、都合が悪くなると、 「あくまで、政治的なことには、組織として、介入いたしかねます」 と政治とは距離を置く発言で、はぐらかす一方、 今度は学会組織の配信システムを利用して安全保障関連法案を支持する公明党を 会員に応援させようとするとは、矛盾も甚だしい。 これは明らかに「組織として、賛成の姿勢を示し」「政治的なことに、組織として、介入」している証拠ではないですか。 しかも世論調査を見れば分かるように、半数以上の学会員がこの法案に反対しているにもかかわらず、 それらの会員を説得して、賛成に翻意させようとする、「組織」として「政治介入」する意図が明らかです。 安全保障関連法案に関しては、賛否両論ありますが、大部分の国民と学者は憲法違反の疑いを抱いて反対しています。 それにもかかわらず、賛成の見解のみを、組織を利用して、学会員に説明するのはおかしいし、 そもそも昨年、学会本部の広報部から出された声明と現在の公明党の主張とは相容れないものです。 もし安全保障関連法案について、日本国民の将来に影響を及ぼす法案と言うことで、 その内容を正しく学会員に理解させることが目的ならば、賛否両論の内容をきちんと伝えるべきではありませんか。 その上で、どちらを選択するかは、学会員一人ひとりの自由です。 それを法案に賛成の見解のみを、組織を利用して啓蒙しておきながら、それに反対する人には、 「あくまで、政治的なことには、組織として、介入いたしかねます」と 二枚舌を使うようでは、あまりにも不誠実で、無責任極まりないです。 昨年5月に創価学会広報部より出された以下の声明(公式声明)に、変更があったのなら、 きちんと別の公式声明を発表して下さい。 「私どもの集団的自衛権に関する基本的な考え方は、これまで積み上げられてきた憲法第9条についての政府見解を支持しております。したがって、集団的自衛権を限定的にせよ行使するという場合には、本来、憲法改正手続きを経るべきであると思っております。集団的自衛権の問題に関しては、今後の協議を見守っておりますが、国民を交えた、慎重の上にも慎重を期した議論によって、歴史の評価に耐えうる賢明な結論を出されることを望みます。」 すでに我らが公明党は、学会の公式声明に反する、憲法改正手続きを経ない「集団的自衛権の限定容認」を主張し、 安全保障関連法案を拙速に成立させようとしています。 我々は学会の公式声明を支持して、同法案に反対しています。 学会本部として、去年の声明を翻し、この安全保障関連法案に賛成するのなら、その説明責任をしっかり果たすべきです。 組織を利用し、VODなどを使って、会員に公明党を支援させるなら、まずは説明が先ではないでしょうか。 順番が完全に間違っています。 それとも、説明もせずに、面倒臭いことはマニュアルを使って、窓口の職員に適当に答えさせ、 自分たち(執行部)は姑息に逃げまわって責任をとらないつもりですか。 まさか、窓口の職員が言うように「原田会長に伺っても同じですよ」では、ないですよね。 しっかりお願いします。 Tweet