投稿者:ジョーカー   投稿日:2015年 6月24日(水)00時17分10秒     通報
現場の会員がマクロ(創価学会総体)の観点を持つことは難しい。私自身、活動に打ち込みぬいて10年以上経過して、ようやく体得したものです。通常、現場はミクロ(目の前の戦い、自組織をいかに発展させるか)で精一杯であり、マクロまでは頭が回らない。これが現場感覚であることは肌身でわかります。故に、最高幹部が腐ろうと何だろうと、実害がなければどうということでもなく、ある意味他人事でしょう。

しかし、先生は「創価学会の発迹顕本を頼む」と言われました。つまりこれは、変わらなきゃも変わらなきゃであり、今までよりもワンランク上を目指せということでしょう。今まで通りでよければこのような指導はされません。では、どうするのか。現場には、内部の悪と戦うという意識自体が希薄であると思います。現場幹部の事なかれ主義の対応を、いくつか実際に見てきました。問題があるのに、結局何もしない姿は、結果的には会員を守ることは出来ず、やる気を削ぐ働きとなります。このような状況に陥る原因は、「内部の悪と戦う意識の欠如」であると考えています。

「内部の悪と戦う意識」を持つことが一人ひとりの一歩であると思います。実際に戦えるかどうかは別として、まずは意識できなければ話にならないのです。この意識がないと、どうしても話が噛み合わず、真意が伝わらないのです。現場の会員一人ひとりが「内部の悪と戦う意識」を持つことができれば、創価学会総体に変化があらわれます。宿坊の掲示板は、その意識の啓発の場であり、そのように見ていかないと真意は掴めないのではないでしょうか。

先生が陣頭指揮を執って下さっていた時は、内部の悪と戦うことを意識しなくても何とかやってこれました。それだけ先生に求心力があり、会員の心を掴んでいたからです。しかし、これからはそうはいかない。内部の悪との戦いを避け、広宣流布を推進することは出来ない時代に入ってきました。その象徴が、一連の教義変更の問題として具現化したわけです。意識を変えなければ魔に食い破られてしまうという、乱世に突入したのです。それを大げさととらえるのか、それとも危機感をもつのか。ここが勝負の分かれ目でしょう。

私自身も、また、宿坊の掲示板もワンランク上を目指していかなくてはなりません。戦いとは深化であり、成長し続けなければ堕落する。進まざるは退転の「進まざる」とは、「成長」「深化」を指すのではないでしょうか。戦いの中で、何を学び、気づきを得ていくのか。益々レベルを上げていかないと通用しない。それを御書では、「月月・日々につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」(p1190)と、表現されています。日々、自身のレベルをあげることを意識し、実際に成長していかなければ魔に負ける。貪欲にレベルを上げていくことが大事になるのです。

》記事一覧表示