投稿者:河内平野   投稿日:2015年 4月 5日(日)12時01分32秒     通報
広布の戦においては、自分が一切の責任を担う。仏敵は最後まで許さない。

そして、断じて勝って結果を出す。それが学会のリーダーの伝統である。

しかし、幹部がだんだんと年を取り、戦う心を失い、
自分中心になってしまうならば、そうした新鮮な息吹がなくなってくる。

それでは学会の組織は、絶対に弱体化する。

そのことを戸田先生は口をすっばくして戒めておられた。

名誉でもない。お金でもない。会員のためである。広宣流布のためである。
私は、ただ、それに徹してきた。

だれになんと言われようとも、戸田先生の言われたとおり、学会精神で戦ってきた。
師弟の精神で生きてきた。同志愛の心で進んできた。

だから勝ったのだ。

学会精神は、戦う魂にこそ脈動する。
それを戸田先生は、徹底して青年に教えてくださった。本当に偉大な先生であられた。

私の師匠は、戸田先生である。自分で決めた師弟の道である。

ゆえに、戸田先生にぶつかっていき、戸田先生と命でつながっていくことが、私にとっては、もっとも大事なことであった。

そして戸田先生から、「大作、よくやったな!」とほめていただければ、それで良かった。

その一点だけであった。

そこから、厳然と「師弟不二の道」が開かれていったのである。

どんなに立派そうなことを言っても、格好よく見えても、根本に「師弟不二」がなければ、いつかは、行き詰まる。

結局は、自分勝手になり、仏法の正しい軌道から外れてしまうものだ。

「師弟」には、偉大な力がある。
それは、引力のように正義の方向へ、勝利の方向へ、人間革命の方向へと引っ張ってくれる。

「師弟」に生きる人は強い。断じて、勝っていける。

私は、師弟の道に徹しゆく本物の「師子」をつくりたい。

一騎当千の力のある師子を育てたい。

いかなる嵐にも微動だにしない、正義の師子を、一人でも多く育てていきたいのだ。

それが今の私の願いである。

【池田大作全集第九十八巻 (総東京代表協議会 )】2005.4月