2014年12月6日 投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2014年12月 6日(土)09時00分32秒 大聖人は客に語らせます。 「天下泰平・国土安穏は、君臣の楽う所、土民の思う所なり」(二六頁) ――あらゆる民衆が互いに強調し合い、仲良く生活を楽しんでいくことや、 自然災害に侵されない安穏な国土になるのは、指導者も民衆も、すべての人々が等しく願うところです――と。 これは、いかなる時代、いかなる国家を問わず、社会の平和と国土の安穏、 そして民衆が安心して生活に勤しみ、人生を楽しんでいける社会の実現が、 指導者も民衆も共に「願う」ことであるという原理です。自然環境も含めた国土の安穏こそ、大聖人の目指した真実の「安国」であり、そのための「立正」なのです。 さらに、客に語らせます。「国は法に依つて昌え、法は人に因つて貴し。 国亡び人滅せば、仏を誰か崇むべき、法を誰か信ずべきや。先ず国家を祈つて、須く仏法を立つべし。若し災を消し、難を止むるの術有らば、聞かんと欲す」(同頁) ――国家は法によって栄え、法は人によって尊いのである。 国が滅び、人々が減ずるならば、仏を誰が崇めるであろう、法を誰が信ずるであろう。まず国家の安泰を祈って、しかるのち仏法を立てるべきである。 もし、そのような災難を防ぎ、国家繁栄の術があるならば聞きたいものである――と。 Tweet