投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2014年12月 6日(土)08時55分15秒  

以上、三つを見てきましたが、主人はこの経文をあげた後、
「文に就いて世を見るに、誠に以て然なり。悪侶を誡めずんば、豈善事を成さんや」(同頁)と訴えています。つまり、この文証によって、今の学会組織の様相を見たら、まことに経文どおりではないか。このような腐敗だらくした幹部を戒めなければ、どうして学会を護ることができようか、どうして先生の思想を護ることができようか、と訴えているのです。

この経文は、現代の宗教界の実態を浮き彫りにしているものです。
その中でもっとも悪質なのは、宗教家を装う宗教事業家、つまり宗教屋です。
特に日顕宗をはじめとして、日本全国の寺々は、布施をもらうための寺であり、宗教屋は、ただ偉そうに飾り立てて金を集めるのが目的です。「善事を成さん」という善事とは、一般大衆を真実の幸福へ導くということです。学会に、もしこんな悪い幹部が出たら、会員のために、その幹部を追放するのが「善事を成さん」ということなのです。

立正安国論について語りたいことは、まだまだ山ほどあります。
日本が世界が、今だかつてない自然災害の脅威にさらされ、民衆が苦悩している今だからこそ、心ある会員がこの書を研鑽し、一人一人が主体者となって実践していく時ではないのかと思います。