投稿者:河内平野  投稿日:2014年10月17日(金)09時26分26秒
「聖教新聞」等で何度もご紹介してきたので皆さまもご承知と思うが、ポエール上院議長は世界的な大政治家であられる。

議長は、若き日に、ヒトラー率いるナチスと命をかけて戦ったレジスタンスの闘士でもある。
いつの時代にも、横暴な独裁者、人々を苦しめる権力者は、出現するスキをねらっている。
民衆はつねに厳しく見抜かねばならない。
断固、戦わねばならない。

豊かで品格あるご家族に育ったポエール議長であったが、決して安逸のなかに逃避されることはなかった。
敢然とレジスタンスの運動に飛び込んだ。
独裁者を倒せ! ――と。

《絶対服従》を強要する権威・権力と戦う――人間としての当然の行為である。

権利であり、道理である。
勇んで悪と戦った人こそ、真の善人なのである。

議長は、かつて、その戦いの秘話を私に語ってくださった。(一九八九年六月、ポエール上院議長公邸での会談)
「私は生きて捕らわれの身になるよりは、たとえ死んでも、一人でも多くの人を救いたかった」――これが独裁者と戦う議長の心情であった。

一人でも多くの仏子を守りたい――次元は異なるが、広布に生きぬく私どもと通ずる心情であろう。

【第四十八回本部幹部会、品川・目黒区文化音楽祭 平成三年十一月二十三日(全集七十九巻)】