投稿者:ジョーカー 投稿日:2019年 6月22日(土)16時42分17秒   通報
池田大作全集82巻 P,376より

「悪人がのさばり、善人が叩きのめされる。主人公(ある小説の)は、もはや、どんな『思想』も、どんな『正義』も信じられない。それらが、人を傷つけ苦しめるものであれば“ないほうがいい”と思う。
ただ、その人が、どういう人間性をもっているか。それだけを私は見る、私は信じたい、と結論するのである。
『偏狭なる正義』による惨禍―個人も社会も、経験を積み、成熟するにしたがって、この主人公と同じ結論になるのではないか。
世界全体も、『イデオロギーの時代』は終わった。多くの不幸を経て、『人間第一』という人間主義の方向へ向かっている、と私は見たい。」

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結果的に、人を傷つけ苦しめてしまえば、偏狭な正義へと堕してしまう。どんなに正しい教えを持ち、実践していようとも、人間性がおかしければ、人々の心は離れ、不幸は蔓延してしまう。いま起きている、一連の創価学会の問題も、イデオロギーの違いによる、どちらが正しい正しくないかではなく、根底にある人間性こそが問われている。イデオロギーが違う人を、排除で応えてしまえば、何も価値は生じず、偏狭な正義の惨禍は止まらなくなる。人間性なき自分自身の改革、それが人間革命なのだ。