投稿者:陰ながら 投稿日:2017年 9月 5日(火)10時31分41秒   通報 編集済
 9 月 1日 制定された「創価学会会憲」を読み、驚きと、怒りで一杯です。先生が命を懸けて生み、育てられた「創価学会インターナショナル」(SGI) とその会員を、すべて、自らの傘下におさめ、第六天の魔王の欲望のままに、操ろうとする原田執行部の権力構造が見え見えです。

 ここでは、 「新人間革命」第21巻、「SGI」の章にえがかれているSGI発足、SGI会長誕生の原点に戻り、「会憲」制定の意味するもの、そして「今、SGI各国の会員として何ができるか」を考えてみたいと思います。

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(引用)

「国際センターの事務総長である田原薫(注:原田稔 現創価学会会長)は、強く主張した。

「IBL は、どちらかといえば、各国のメンバーが互いに連携を取り、支え合い、スクラムを組むための国際機構といえます。それも、大事ではあると思いますが、今、最も必要としているのは、学会の精神を学ぶことができる機構です。いわば、信心の充電器ともいうべき機構です。まさに創価学会の国際機構です。

 その意味から、今回、ぜひ創価学会インターナショナルを発足させ、山本先生に指揮を執っていただきたいと思います。それが、世界各国のメンバーの願いであり、要望です。」

 田原は、各国地域の法人やメンバーの支援にあたり、さまざまな声を聞いてきた。SGIの結成は、その結論であった。

 伸一は熟慮を重ね、アメリカのマリブ研修道場での懇談の折、自分の考えを田原に告げた。

「私が創価学会インターナショナルの会長として指揮を執ることについては、最終的には世界平和会議の参加者に諮って決めよう。もし、みなが賛成であれば、創価学会インターナショナルの会長となります。」

 その言葉を聞くと、田原は叫ぶように言った。「先生、ありがとうございます!」

 人類の平和と幸福を担い立つ真の人材を育てようとする伸一の、ほとばしる思い。そして、仏法の師匠を求め抜く、世界の同志の一途な思いーーその師弟の心の結合がSGIを誕生させ、山本SGI会長という世界の創価学会の柱を打ち立てることになったのだ。」

(「新人間革命」第21巻、「SGI」の章, p. 30-31)(引用終わり)

コメント:これが、42年前の1975年、SGI の発足、SGI会長誕生の原点です。そこには、いささかの形式も、規則もありません。あるのは、池田先生の、恩師戸田先生の世界広宣流布への遺志を、なんとしても実現しようとする一念と、1960年以来、日本とは、背景も環境も全く異なる各国メンバー一人一人への不断の激励行、そして、人生の師を求めるメンバーの一途な思い。

この師弟の結合が、SGI を発足させ、SGI会長を誕生させ、広宣流布を押しすすめたのです。その歴史転換の舞台の推進役として、現会長がかかわっていたとは、人の心は恐ろしいものです。

 翻って、いま、師が病床にあって、その直弟子と名乗る会長が、世界各国の組織を訪問し、どれだけのフロントのリーダーとひざずめで話しあい、意見を聞き、どれだけの、悩めるメンバーを激励して、蘇生させたか。その努力のうえに、この「会憲」があるのか。

先生の後も、SGIの会長は、各国のメンバー,リーダーの意見を聞き、その総意で決めるべきではないでしょうか。