投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2017年 6月26日(月)20時51分56秒   通報
■人間を差別する傲慢と戦え!

明治の末か、大正の初めごろだったか、私の父は、徴兵で、現在の韓国・ソウル(当時、日本の支配下で京城と呼ばれていた)に二年間、滞在していた。

少年時代の私に、その時の話を、よくしてくれた。

「日本人は、あまりにも傲慢だ! 同じ人間じゃないか。かわいそうだよ!」
「どうして日本人は、こんなにいばりくさって、傲慢なんだ。あんないい人たちを、いじめて、いじめて、いじめぬいて、何という国か!」

私は、父の話を今でも忘れない。
だから私は、世界のどこの地域にも増して、韓・朝鮮半島の友を大事にしてきたつもりである。
また、これからもそうである。

民族を差別して、人間を差別する、馬鹿にするなどという振る舞いは、たいへんな間違いである。断じて正さなければならない。

また、仏法の観点から見れば、正法正義を掲げて広宣流布に生きる人や集まりを見くだし、誹謗する勢力がいる場合、仏法者として、命を賭して戦うべきである。

大聖人ご自身が「人間を軽賤する者」(勧持品、法華経四一八ページ)と生涯、戦いぬかれた。
人間を差別する心と戦う。学会は、永遠にこの精神でいきたいと思うが、どうだろうか!

池田大作全集96巻
第四十一回本部幹部会、第三回沖縄総会 (2004年9月9日)