投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 8月 8日(月)03時15分38秒
すしゅん、てんのうごしょ、
さんしゅ、ざいほうごしょ、
しっぴつ、 けんじ、3ねん、ながつき11。56さい、p1170 。

しろこそで、いちりょう、ぜに、ひとゆひ、また、ときどのの、おんふみのみ、なによりも、かき、なし、なまひじき、ひるひじき、やうやうのもの、うけとり、しなじな、おんつかいに、たびそうらいぬ。
さては、なによりも、かみの、おんいたはり、なげきいってそうらう、たとひ、かみは、ごしんよう、なきように、そうらへども、とのの、そのうちにをはして、その、ごおんのかげにて、ほけきょうを、やしなひ、まいらせ、たまいそうらへば、ひとえに、かみの、おんいのりとぞ、なりそうやらん。
たいぼくのしたの、しょうぼく、たいがのほとりの、くさは、まさしく、そのあめに、あたらず、そのみずをえずといへども、つゆをつたへ、いきをえて、さかうることに、そうらう。
これもかくのごとし、あじゃせおうは、ほとけのおんかたきなれども、そのうちにありし、ぎばだいじん、ほとけにこころざしありて、つねにくようありしかば、そのこう、だいおうにきすとこそみへて、そうらへ。
ぶっぽうのなかに、ないくん、、げごと、もうす、おおいなる、だいじありて、しゅうろんにて、そうらう、ほけきょうには、「われ、ふかく、なんだちをうやまう」、ねはんぎょうには、「いっさいしゅじょう、ことごとく、ぶっしょうあり」、めみょうぼさつの、きしんろんには、「しんにょのほう、つねに、くんじゅうするをもってのゆえに、もうしん、そくめつして、ほっしん、けんげんす」。
p1171
みろくぼさつの、ゆがろんには、みえたり、かくれたることの、あらはれたる、とくとなりそうらうなり、されば、みうちのひとびとには、てんまついて、まえより、このことを、しりて、とのの、このほうもんを、くようするを、ささえんがために、このたびの、だいもうごをば、つくりだしたりしを、ごしんじんふかければ、じゅうらせつ、たすけたてまつらんがために、この、やまいは、をこれるか。
かみは、わが、かたきとは、をぼさねども、いったん、かれらがもうすことを、もちいたまいぬるに、よりて、ごしよらうの、だいじになりて、ながしらせ、たもうか、かれらが、はしらとたのむ、りゅうぞう、すでにたうれぬ。
わざんせしひとも、また、そのやまいに、をかされぬ、りょうかんは、また、いちじゅうの、だいかのものなれば、だいじに、おうて、だいじを、ひきをこして、いかにも、なりそうらはんずらん、よも、ただは、そうらはじ。
これにつけても、とのの、おんみも、あぶなくおもいまいらせ、そうらうぞ、いちじょう、かたきに、ねらはれさせたまいなん、すぐろくのいしは、ふたつならびぬれば、かけられず、くるまのわは、ふたつあれば、みちに、かたぶかず。
てきも、ふたりあるものをば、いぶせがり、そうらうぞ、いかにとがありとも、おとうとども、しばらくも、みをはなちたもうな、とのは、いちじょう、はらあしきそう、かをにあらわれたり。
いかに、だいじと、おもへども、はらあしきものをば、てんはまもらせたまはぬと、しらせたまへ。
とのの、ひとにあだまれて、をはさば、たとい、ほとけには、なりたもうとも、かれらが、よろこびという、これよりの、なげきともうし、くちおしかるべし。
かれらが、いかにもせんと、はげみつるに、いにしえよりも、かみにひきつけられまいらせて、をはすれば、そとのすがたは、しづまりたるようにあれども、うちのむねは、もふるばかりにやあらん。
つねには、かれらに、、みへぬようにて、いにしえよりも、いえのこを、うやまひ、きうだちまいらせたまいて、をはさんには、かみの、めしありとも、しばらく、つつしむべし。
にゅうどうどの、いかにもならせたまはば、かのひとびとは、まどひものになるべきをば、かへりみず、ものをぼへぬ、こころに、とのの、いよいよ、きたるをみては、いちじょう、ほのをを、むねにたき、いきをさかさまにつくらん。
もしきうだち、きりものの、にょうぼうたち、いかに、かみのごそらうはと、といもうされば、いかなるひとにても、そうらへ。
ひざをかがめて、てをあわせ、それがしが、ちからの、およぶべき、ごしょろうには、そうらはず、そうらうを、いかに、じたいもうせども、ただとおおせそうらへば、みうちのものにて、そうらうかん、かくて、そうらうとて、びむ、をも、かかず、ひたたれこはからず、さはやかなる、こそで、いろあるものなんども、きずして、しばらくく、ねうじてごらんあれ。
p1172
かえすがえす、おんこころへの、うえなれども、まつだいの、ありさまを、ほとけの、とかせたまいて、そうらうには、じょくせには、しょうにんも、こしがたし、たいかのなかの、いしのごとし。
しばらくは、こらふるやうなれども、ついには、やけくだけて、はいとなる、けんじんも、ごじょうは、くちにときて、みにはふるまいがたしと、みへてそうらうぞ。
かうのざをばされともうすぞかし、そこばくのひとの、とのをつくりおとさんとしつるに、をとされずして、はやかちぬるみが、おんびんならずして、つくりおとされなば、せけんにもうす、こぎこひでのふねこぼれ、また、じきのあとに、ゆのなきがごとし。
かみより、へやを、たまいてこして、をはせば、にては、なにごとなくとも、ひぐれ、あかつき、なんどいりかわりなんどに、さだめて、ねらうらん。
また、わがやの、つまどのわき、じぶつどう、いえのうちの、いたじきのしたか、てんじょうなんどをば、あながちに、こころえていふるまいたまへ、このたびは、さきよりも、かれらは、たばかりかしこかるらん。
いかに、もうすとも、かまくらの、えがら、よまわりのとのばらにはすぎじ、いかに、こころにあはぬことありとも、かたらひたまへ。
よしつねは、いかにも、へいけをば、せめおとしがたかりしかども、しげよしを、かたらひて、へいけをほろぼし、たいしょうどのは、おさだを、おやのかたきと、おぼせしかども、へいけを、おとさざりしには、くびをきりたまはず。
やいわんや、このよにんは、とおくは、ほけきょうのゆへ、ちかくは、にちれんが、ゆへに、いのちをかけたる、やしきを、かみへ、めされたり。
にちれんと、ほけきょうとを、しんずるひとびとをば、さきざき、かのひとびと、いかなることありとも、かへりみたもうべし、そのうえ、とののいえへ、このひとびと、につねにかようならば、かたきは、よる、ゆきあはじと、をぢるべし。
させる、おやのかたきならねば、あらわれてとは、よもおもはじ、かくれんものは、これほどの、つわものはなきなり、つねにむつばせたまへ、とのは、はらあしきひとにて、よももちひさせたまはじ、もし、さるならば、にちれんが、いのりのちからおよびがたし。
りゅうぞうと、とののあにとは、とのの、おんためには、あしかりつるひとぞかし、てんのおはからいに、とのの、みこころの、ごとくなるぞかし、いかに、てんのみこころに、そむかんとはをぼするぞ、たとい、せんまんのたからを、みちたりとも、かみにすてられまいらせ、たまいては、なんのせんかあるべき。
すでに、かみには、をやのように、おもはれまいらせ、みずのうつわに、したがうがごとく、こうしの、ははを、おもひ、お いの、つえを、たのむがごとく、あるじの、とのを、おぼしめされたるは、ほけきょうの、おたすけにあらずや。
あらうらやましやとこそ、みうちのひとびとは、おもはるるらめ。 p1173
とくとく、このよにん、かたらひて、にちれんに、きかせたまへ、さるならばごうじょうに、てんにもうすべし、また、とのの、こ、おんちち、おんははの、おんことも、さえもんのじょうが、あまりに、なげきそうらうぞと、てんにも、もうしいれてそうらうなり、さだめてしゃかぶつの、みまえに、しさいそうやらん。
かえすがえす、いまにわすれぬことは、くびきられんとせしとき、とのは、ともして、うまのくちに、つきて、なき、かなしみたまいしをば、いかなるよにか、れわすなん。
たとい、とののつみふかくして、じごくにいりたまはば、にちれんを、いかに、ほとけになれと、しゃかぶつ、こしらへ、させたもうとも、もちひ、まいらせそうらうべからず、おなじく、じごくなるべし。
にちれんと、とのと、ともにじごくに、はいるならば、しゃかぶつ、ほけきょうも、じごくにこそ、をはしまさずらめ、やみに、つきのはいるがごとく、ゆにみずをいるるがごとく、こおりに、ひを、たくがごとく、にちりんに、やみをなぐるがごとくこそそうらはんずれ。
もし、すこしも、このことを、たがへさせたもうならば、にちれん、うらみさせたもうな。
この、せけんの、えきびょうは、とののもうすがごとく、としかえりなば、かみへあがりぬと、をぼえそうらうぞ、じゅうらせつの、、おんはからいか、いましばらく、よに、をはしてものを、ごらんあれかし。
また、せけんの、すぎえぬ、やうばし、なげいて、ひとにきかせたもうな、もしさるならば、けんじんには、はずれたることなり。
もし、さるならば、さいしがのちに、とどまりて、はぢをいうとは、おもはねども、おとこの、わかれのおしさに、たにんにむかいて、わが、おっとのはぢを、みなかたるなり、これひとえに、かれが、とがにはあらず、わが、ふるまひの、あしかりつるゆえなり。
じんしんは、うけがたし、つめのうえのつち、じんしんはたもちがたし、くさのうえのつゆ、ひゃく、にじゅうまで、たもちて、なを、くたして、しせんよりは、いききて、いちにちなりとも、なをあげんことこそ、たいせつなれ。
なかつかさ、さぶろう、さえもんのじょうは、あるじの、おんためにも、ぶっぽうのおんためにも、せけんのこころねも、よかりけり、よかりけりと、かまくらのひとびとの、くちに、うたはれたまへ、あなかしこ、あなかしこ。
くらのたからよりも、みのたからすぐれたり、みのたからより、こころのたから、だいいちなり、このおんふみを、ごらんあらんよりは、こころの、たからを、つませたもうべし。
だいいち、ひぞうの、ものがたりあり、かきて、まいらせん、にほん、はじまりて、こくおうふたり、ひとに、ころされたもう、そのひとりは、すしゅんてんのうなり。
この、おうは、きんめいてんのうの、おんたいし、しょうとくたいしのおじなり、にんのう、だい、さんじゅう、さんだいの、みかどにて、をはせしが、しょうとくたいしをめして、ちょくせん、くださる。
p1174
なんじは、しょうちのものと、きく、ちんを、、そうしてまいらせよと、うんぬん、たいし、さんどまで、じたいもうさせ、たまいしかども、しきりの、ちょくせんなれば、やみがたくしてうやまいて、そうしまいらせたもう。
きみは、ひとにころされ、たもうべき、そうましますと、おうのみけしき、かはらせたまいて、なにという、しょうこを、もって、このことを、しんずべき。
たいし、もうさせたまはく、おんまなこに、あかきすじとをりてそうらう、ひとに、あだまるるそうなり、こうてい、ちょくせんをかさねてくだし、いかにしてか、このなんを、のがれん。
たいしのいわく、のがれがたし、ただしごじょうともうす、つはものあり、これを、みに、はなしたまわずば、がいをのがれたまはん、この、つはものをば、ないてんには、にんはらみつと、もうして、ろくはらみつの、そのひとつなりと、うんぬん。
しばらくは、これをたもちたまいて、をはせしが、ややもすれば、はらあしきおうにて、これを、やぶらせいたまき、あるとき、ひと、いのししのこを、まいらせたりしかば、こうがいを、ぬきて、いのししのこの、まなこを、づぶづぶと、ささせたまいて、いつか、にくしとおもうやつを、かくせんと、おおせありしかば、たいし、そのざに、をはせしが、あら、あさましや、あさましや、きみは、いちじょう、ひとにあだまれたまいなん。
この、みことばは、みをがいする、つるぎなりとて、たいしおおくのたからを、とりよせて、ごぜんに、このことばを、ききしものに、おんひきでもの、ありしかども、あるひと、そがのおとど、うまこと、もうせしひとに、かたりしかば、うまこ、わがことなりとて、あずまあや、あたい、こま、あたい、いわいと、もうすものの、こをかたらひて、おうを、がいしまいらせつ。
されば、おういのみなれども、おもうことをば、たやすくもうさぬぞ、こうしと、もうせし、けんじんは、くしいちごんとて、ここのたび、おもひて、ひとたびもうす、しゅう、、こうたんと、もうせしひとは、ゆあみするときは、みたびりにぎり、じきするときは、みたびはきたまいき、たしかに、きこしめせ、わればし、うらみさせたもうな、、ぶっぽうと、もうすは、これにて、そうらうぞ。
いちだいの、かんじんは、ほけきょう、ほけきょうのしゅぎょうの、かんじんは、ふきょうほんにて、そうらうなり、ふきょうぼさつの、ひとをうやまいしは、いかなることぞ、きょうしゅしゃくそんの、しゅっせのほんかいは、ひとのふるまいにて、そうらいけるぞ、あなかしこ、あなかしこ、かしこきをにんといいはかなきを、ちくといふ。
けんじ、3ねん、ひのと、うし、ながつき11にち、  にちれん、 かおう、
しじょう、さえもんのじょう、どの、ごへんじ
たいごう 、しじょう、きんご。