投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 8月 9日(火)02時39分42秒
ずいそう、ごしょ、
しっぴつ、 けんじ、がんねん、
ぶんえい、じゅうにねん、きさらぎ。54さい、p1140。
それ、てんぺんは、しゅうじんをおどろかし、ちようは、しょにんを、うごかす。
ほとけ、ほけきょうを、とかんと、したもうとき、ごずい、ろくずいを、げんじたもう、そのなかに、ちどうずいともうすは、だいち、ろくしゅに、しんどうす、ろくしゅともうすは、てんだいだいし、もんぐの、さんに、しゃくしていわく、「とうゆ、せいぼつとは、とうほうは、あお、かんを、つかさどる。
かんは、まなこをつかさどる、さいほうはしろ、はいを、つかさどる、はいは、はなを、つかさどる、これ、げんこんの、くどくしょうじて、びこんの、ぼんのう、たがいに、めっするを、ひょうするなり。
びこんの、くどくしょうじて、まなこのなかの、ぼんのう、たがいにめっす、よほうの、ゆぼつして、よこんの、しょうめつを、ひょうするも、またまた」、うんぬん、みょうらくだいし、これをうけていわく、「ひょうこんというは、げんび、すでに、とうざいをあらわす。
に、ぜつ、りとして、なんぼくに、たいす、ちゅうおうは、しんなり、しほうは、みなり、み、しこんをぐす、こころあまねく、しをえんす、ゆえに、こころをもって、みにたいして、ゆぼつをなす」、うんぬん、それ、じっぽうは、えほうなり、しゅじょうは、しょうほうなり、たとへば、えほうは、かげのごとし、しょうほうはたいのごとし、みなくば、かげなし、しょうほうなくば、えほうなし。
また、しょうほうをば、えほうをもって、これをつくる、げんこんをば、とうほうをもつて、これをつくる、したは、なんぽう、はなは、さいほう、みみは、ほっぽう、みは、しほう、しんは、ちゅうおうとう。
これを、もつて、しんぬべし、かるがゆへに、しゅじょうの、ごこんやぶれんとせば、しほう、ちゅうおうをどろうべし、されば、こくどやぶれんと、するしるしには、まづ、やまくづれ、そうもくかれ、こうがつくるしるしあり、ひとの、げんに、など、きょうそうすればてんぺんあり。
ひとのこころを、うごかせば、ちどうす、そもそも、いずれのきょうきょうにか、ろくしゅどう、これなき、いっさいきょうを、ほとけとかせ、たまいし、みなこれあり。
しかれども、ほとけ、ほけきょうを、とかせたまはんとて、ろくしゅ、しんどうありしかば、しゅうも、ことに、おどろき、みろくぼさつも、うたがい、もんじゅしりぼさつも、こたへしは、しょきょうよりも、きざしも、おおいに、ひさしくありしかば、うたがいも、おおいにけっしがたかりしなり。
ゆえに、みょうらくのいわく、「いずれの、だいじょうきょうにか、しゅうしゅ、ほうこう、うか、どうちあらざらん、ただし、たいぎを、しょうずることなし」とう、うんぬん。
このしゃくの、こころは、いかなる、きょうきょうにも、じょはそうらへども、これほど、だいなる、はなしとなり、されば、てんだいだいしの、いわく、「せじん、おもえらく、くもかかれば、よろこびきたり、、かんじゃくなけば、ぎょうにんいたるとしょうすら、なお、しるしあり、だい、なんぞ、きざしなからん、ちかきをもって、とおきをあらわす」とう、うんぬん。
p1141
それ、いちだい、よんじゅうよねんが、あいだ、なかりし、だいずいを、げんじてほけきょうの、しゃくもんを、とかせたまいぬ。
そのうえ、ほんもんと、もうすは、またにぜんのきょうきょうの、きざしに、しゃくもんをたいするよりも、だいなる、だいずいなり。
たいほうとうの、ちより、をどりいでし、ぢゆせんがい、だいちより、ならびいでし、だいしんどう、はおおかぜの、たいかいを、ふけば、たいざんのごとくなる、おおなみの、あしの、はのごとくなる、こぶねの、をひほにつくが、ごとくなりしなり。されば、じょぼんのきざしをば、みろくは、もんじゅにとい、ゆじゅつほんの、だいずいをば、じしは、ほとけに、といたてまつる、これを、みょうらく、しゃくして、いわく、「しゃくじは、せんごん、もんじゅに、きすべし、くほんはことわりかたし、ゆえにゆいぶつに、たくす」、うんぬん。
しゃくもんのことは、ほとけときたまはざりしかども、もんじゅ、ほぼこれをしれり、ほんもんのことは、みょうとく、すこしもはからず、この、だいずいは、ざいせのことにてそうらう、ほとけ、じんりきほんにいたって、じゅうじんりきを、げんず、これはまた、さきの、にずいには、にるべくもなき、じんりきなり。
じょぼんの、ほうこうは、とうほう、まんはっせんど、じんりきほんの、だいほうこうは、じっぽうせかい、じょぼんの、ちどうは、ただ、さんぜんかい、じんりきほんの、だいちどうは、しょぶつのせかいぢ、みな、ろくしゅに、しんどうす。
この、きざしも、またまたかくのごとし、この、じんりきほんの、だいずいは、ほとけのめつご、しょうぞうにせんねんすぎて、まっぽうに、はいって、ほけきょうの、かんようの、ひろまらせたもうべき、だいずいなり。
きょうもんにいわく、「ほとけの、めつどののちに、よくこのきょうを、たもつをもってのゆえに、しょぶつ、みなかんきして、むりょうの、じんりきを、げんず」とう、うんぬん、またいわく、「あくせ、まっぽうのとき」とう、うんぬん。
うたがって、いわく、それきざしは、きっきょうに、つけて、あるいは、いっとき、にとき、あるいは、いちにち、ふつか、あるいは、いちねん、にねん、あるいは、しちねんじゅうにねんか。
いかんぞ、にせんよねん、いごのきざしあるべきや、こたえていわく、、しゅうの、しょうおうの、きざしは、いっせん、じゅうごねんに、はじめてあえり。
おりきおうの、ゆめは、にまん、にせんねんに、はじめてあいぬ、あに、にせんよねんのことの、さきにあらはるるを、うたがうべきや、とうていわく、ざいせよりも、めつごのきざし、だいなる、いかん。
こたえていわく、だいちの、どうずることは、ひとのろっこんの、うごくによる、ひとの、ろっこんのうごきのだいしょうによって、だいちの、ろくしゅも、こうげあり、にぜんのきょうきょうには、いっさいしゅじょう、ぼんのうを、やぶるやう、なれども、じつにはやぶらず。
いま、ほけきょうは、がんぽんのむみょうを、やぶるゆにへに、たいどうあり、まつだいは、また、ざいせよりも、あくにんたたなり、かるがゆへに、ざいせのきざしにも、すぐれて、あるべきよしを、じげんしたもう。 p1142
うたがって、いわく、しょうもんいかん、こたえていわく、しかも、このきょうは、にょらいの、げんざいにすら、なお、おんしつおおし、いわんやめつどの、、のちをや、とう、うんぬん。
いぬるしょうか、ぶんえいの、だいじしん、だいてんぺんは、てんじんしちだい、ちじんごだいは、さてをきぬ、にんのう、きゅうじゅうだい、にせんよねんが、あいだ、にほんくにに、いまだなき、てんぺんちようなり。
ひとのよろこび、たたなれば、てんに、きちずいを、あらわし、ちに、たいしゃくのうごきあり、ひとの、あくしんさかんなれば、てんに、きょうへんちに、きょうようしゅったいす、しんにの、だいしょうに、したがいて、てんぺんの、だいしょうあり、ちようも、また、かくのごとし。
いまに、ほんごく、かみいちにんより、しもばんみんにいたるまで、だいあくしんの、しゅじょう、じゅうまんせり、この、あくしんの、こんぽんは、にちれんによりて、おこれるところなり。
しゅご、こくかいきょうと、もうすきょうあり、ほっけいごの、きょうなり、あじゃせおう、ほとけにまいりて、いわく、わがくにに、だいかんばつ、たいふう、たいすい、ききん、えきびょう、ねんねんにおこるうえ、たこくより、わがくにを、せむ。
しかるに、ほとけの、しゅつげんし、たまえれくになり、いかんと、とい、まいらせ、そうらいしかば、ほとけ、こたえていわく、よきかな、よきかな、だいおう、よくこのといをなせり、なんじには、おおくの、ぎゃくざいあり、そのなかに、ちちをころしだいばをしとして、われをがいせしむ。
このに、つみ、だいなる、ゆえかかる、だいなん、きたること、かくのごとく、むりょうなり、そのなかに、がわ、めつごに、まっぽうにはいって、だいばが、やうなるそう、くにじゅうに、じゅうまんせば、しょうほうのそう、いちにんあるべし。
かの、あくそうなど、しょうほうのひとを、るざい、しざいに、おこないて、おうのきさき、ないし、ばんみんのおんなを、おかして、ほうぼうしゃの、しゅしのくにに、じゅうまんせば、くにじゅうに、しゅじゅのだいなん、をこり、のちには、たこくにせめらるべしと、とかれてそうらう。
いまのよの、ねんぶつしゃ、かくのごとくそうらううえ、しんごんしなどが、だいまん、だいばだったに、ひゃくせん、まんのくばい、すぎてそうらう、しんごんしゅうのふしぎ、あらあらもうすべし、たいぞうかいの、はちようのきゅうそんを、えにかきて、そのうえにのぼりて、しょぶつの、おかおをふみて、かんちょうともうすことを、おこなうなり。
ふぼの、かおをふみ、てんしの、いただきを、ふむがごとくなるもの、くにじゅうに、じゅうまんして、じょうげのしとなれり、いかでか、くに、ほろびざるべき。
このこと、よが、いちだいじのほうもんなり、またまたもうすべし。
さきに、すこしかきてそうらう、いたう、ひとに、おほせあるべからず、びんごとの、こころざし、いちど、にどならねば、いかにとも。
たいごう、 しじょう、きんご。