投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 8月 5日(金)01時52分53秒
しじょうきんごどのごへんじ
はっぷうしょう
しっぴつ けんじさんねん ろくがつ。ごじゅうろくさい。   p1150
はるかに、もうし、うけたまわり、そうらはざりつれば、いぶせく、そうらいつるに、かたがたの、ものともうし、おつかいともうし、よろこびいって、そうらう、またまほり、まいらせそうらう、しょりょうのあいだの、おんことは かみよりの、おんふみならびに、ごしょうそく、ひきあわせて、み、そうらいおわんぬ、このことは、おんふみなき、さきにすいしてそうらう、かみには、さいだいじと、をぼしめされてそうらへども、ごきんずの、ひとびとの、ざんそうにて、あまりに、しょりょうをきらい、かみをかろしめ、たてまつりそうらう。
ぢうあうのにんこそ、ををく、そうらいに、かくまでそうらへば、しばらく、ごおんをば、おさへさせ、たもうべくや、そうやらんともうしぬらんと、すいして、そうらうなり、それにつけては、おこころえあるべし、ごよういあるべし、わがみともうし、をや、るいしんと、もうし、かたがた、みうちに、ふびんといわれまいらせて、そうらう、だいおんのあるじなるうえ、すぎにし、にちれんが、おかんきのとき、。にほん、いちどうに、にくむことなれば、でしたちも、あるいは、しょりょうを、ををかたより、めされしかば、またほうぼうのひとびとも、あるいは、ごないないをいだし、しょりょうをおい、なんどせしに、そのみうちに、なにこともなかりしは、おんみには、ゆゆしきだいおんと、みへそうらう。 p1151
このうへは、たとひ、いちぶんのごおんなくとも、うらみまいらせ、たもうべき、あるじにはあらず、それに、かさねたる、ごおんを、もうし、しょりょうを、きらはせたもうこと、おんとがに、あらずや、けんじんは、はっぷうともうして やつのかぜに、をかされぬを、けんじんともうすなり、うるおい、おとろえ、やぶれ、ほまれ、たたえ、そしり、くるしみ、たのしみなり、ををむねは、りあるに、よろこばず、をとろうるに、なげかずなどの、ことなり、このはっぷうに、をかされぬひとをば、かならず、てんは、まほらせたもうなり しかるを、ひりに、しゅを、うらみなんど、しそうらへば、いかに、もうせども、てんまほり、たもうことなし、そしょうを、もうせど、かないぬべき、こともあり、もうさぬに、かなうべきを、もうせば、かなわぬことも、そうらう、よめぐりの、とのばらの、そしょうは、もうすは、かないぬべきよしを、かんがへてそうらいしに、あながちに、なげかれしうえ、にちれんがゆへに、めされて、そうらへば、いかでか、ふびんに、そうらはざるべき、ただしそしょうだにも、もうし、たまはずば、いのりてみ、そうらはんともうせしかば、さ、うけたまわりそうらいぬと、やくそくありて、また、をりかみを、しきりにかき、ひとびと、そしょうろん、なんど、ありと、もうせしときに、このそしょう、よもかなわじと、をもひそうらいしが、いままで、のびてそうらう。
だいがくどの、ゑもんのたいうどのの、ことどもは、もうすままにて、そうらうあいだ、いのり、かないたるやうに、みえてそうろう、はきり、どののことは、ほうもんの、ごしんよう、あるやうに、そうらへども、このそしょうは、もうすままには、おんもちい、なかりしかば、いかんがと、ぞんじて、そうらいしほどに、さりとては、ともうして、そうらいし、ゆへにやそうらいけん、すこし、しるし、そうらうか、これに、をもうほど、なかりしゆへに、また、をもうほどなし、だんなとしと、。をもひ、あわぬいのりは、みずのうえに、ひをたくがごとし、また、だんなと、しとをもひ、あひて、そうらへども、だいほうを、しょうほうをもつて、をかして、としひさしき ひとびとの、おんいのりは、かないそうらはぬうえ、わがみも、だんなも、ほろび、そうらうなり。
てんだいの、ざす、みょううんと、もうせしひとは、だいごじゅうだいのざすなり、いぬる、あんげん、にねんごがつに、いんかんを、かほりて、いずのくにへ、はいる、さんそう、おおつより、うばいかへす、しかれども、また、かへりて、ざすとなりぬ、また、すぎにし、じゅえい、にねん、じゅういちがつに、よしなかに、からめとられし、うえ、くびうちきられぬ、
p1152
これは、ながされ、くびきらるるを、とがとは、もうさず、けんじん、しょうにんも、かかること、そうらう、ただし、げんじのよりともと、へいけのきよもりとの、かっせんの、おこりし、とき、きよもりが、いちるい、にじゅうよにん、きしょうをかき、れんぱんをして、がんをたてて、へいけの、うじでらと、えいざんを、たのむべし。
さんぜんにんは、ふぼのごとし、やまのなげきは、われらがなげき、やまのよろこびは、われらがよろこびと、もうして、おうみのくに、にじゅうよんぐんを、いっこうによせてそうらいしかば、たいしゅうと、ざすと、いちどうに、うちには、しんごんの、だいほうをつくし、そとには、あくそうどもを、もつて、げんじを、いさせしかども、よしなかが、ろうとう、ひぐちともうせし、をのこ、よしなかと、ただ、ごろくにんばかり、えいざんちゅうどうに、はせのぼり、ちょうぶくの、だんのうえに、ありしを、ひきだして、なわをつけ、にしざかを、おおいしを、まろばすやうに、ひきおろして、くびをうちきり、たりき、かかること、あれども、にほんのひとびと、しんごんを、うとむことなし、また、たづぬる、こともなし。
いぬる、じょうきゅうさんねん、かのとみ ごろくしちの、さんかげつがあいだ、きょう、えびすの、かっせんありき、ときに、にほんこく、だいいちのひほうどもを、つくして、えいざん、とうじ、しちだいじ、おんじょうじなど、てんしょうだいじん、しょうはちまん、さんのうなどに、いちいちに、おんいのりありき、そのなかに、にほんだいいちの、そうよんじゅういちにんなり いわゆる、さきのざす、じえんだいそうじょう、とうじ、おむろ、みいでらの、じょうじゅういんの、そうじょうなどは、たびたび、よしときを、ちょうぶくありしうえ、おむろは、ししんでんにして、ろくがつ、ようかより、ごちょうぶくありしに、なのかと、もうせしに、おなじく、じゅうよっかに、いくさに、まけ、せたかが、くびきられ、おむろ をもひじに、ししぬ、かかる、ことそうらへども、しんごんは、いかなるとがとも、あやしむる、ひと、そうらはず、をよそ、しんごんの、だいほうを、つくすこと、みょううん、だいいちど、じえん、だいにどに、にほんこくの、おうほうほろび、そうらいおわんぬ、このたび、だいさんどに、なりそうらう、とうじの、もうこ、ちょうぶく、これなり、かかることも、そうらうぞ、これは、ひめごとなり、ひとにいはずして、こころに、ぞんじせさせ、たまへ。
されば、このこと、ごそしょうなくて、また、うらむることなく、みうちをば、いでず、われ、かまくらに、うちいて、さきざきよりも、しゅっし、とをきやうにて、ときどき、さしいでて、おはするならばかなうことも、そうらいなん、あながちに、わるびれて、みへさせうたもべからず、よくと、みょうもん、いかりとの。