投稿者:無冠 投稿日:2016年10月 2日(日)06時43分59秒   通報
全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。

2009-6-16 【新時代 第30回本部幹部会 全国婦人部幹部会 全国学生部幹部会】

■ 一、きょうは、本当にご苦労さま!
最初に、各部・各地の皆様に、私が撮影した写真とともに記念の詩歌を贈りたい。

〈婦人部へ〉百合の花 あなだと共に 曰本一

〈学生部へ〉天高く 世界平和の 三色旗

〈女子部へ〉見つめなむ 妙法蓮華の 蓮の花

大切な大好な 我が娘 女子部に贈る(創価女子会館訪問を記念して)

〈総東京へ〉大東京 断固勝ちたり 広宣の 太陽なるかな 世界の勝利へ

〈さらに代表の地域への写真と和歌が紹介された〉

今、創価の人間主義の大運動に、世界から無数の賞賛が寄せられている。
私たちは、深き誇りを胸に、平和と幸福の連帯を、いよいよ大きく広げてまいりたい(大拍手)。

●「すごいな」と仰がれる闘争を
一、海外から参加された皆さん、本当にご苦労さま!.ようこそ!・(大拍手)
はるばると、遠いところから、よく参加してくださった。立派な方々である。
海外はじめ、遠方から集ってくださった方は、最大に大事にしてまいりたい。盛大な拍手を送ろう!(大拍手)

■ また、きょうは婦人部の幹部会、おめでとう!(大拍手)
折伏でも、拡大の戦いでも、一番、結果を出してくださっているのは婦人部である。
もちろん男性も頑張っているが、やはり婦人部にはかなわない。
ここで、婦人部の皆さんに最敬礼し、最大に感謝したいと思うが、どうだろうか(大拍手)。
〈壮年部・男子部の代表が立ち上がり、心からの感謝を述べた〉
男性のリーダーは、婦人部や女子部の尊き奮闘を最大にほめ讃えていくべきである。
かりにも女性に対して威張ったり、叱ったりするようなことは、絶対にあってはならない。これは、戸田先生が厳しく言われていたことでもあった。
どこまでも女性を守り、大切にするーこれが男性の最高の礼儀である。
人格の表れである。「ナイト(騎士)の精神」である。

■ 大事なのは若き力だ。青年部だ。皆さんは、どんなに大変な状況にあっても、「じっとこらえて、今に見ろ!」の心で戦っていただきたい。
また、若い力を伸ばすのが、本当に偉い人である。
壮年・婦人部のリーダーの皆様は、次の時代を考えて、青年を育てていただきたい。それこそ、わが子以上に慈愛を注ぎ、励ましを贈り、真心と誠意を尽くして面倒を見てあげてほしい。
そして自分も、生涯、青年の心意気で進んでいく。この決意が大切である。
私も、これまで、その思いでやってきた。

●師匠のために
一、戸田先生の後を継ぎ、若くして第3代会長に就任した後も、私はあらゆる嫉妬の虚言を浴びさせられた。迫害の連続であった。
しかし、その中を、敢然と戦い抜いてきた。先頭に立って、世界広布の道を切り開いてきた。
そして私は、師匠の偉業を全世界に宣揚した。恩師の偉大さを、語りに語ってきた。
今、世界が戸田先生を讃える時代となったことは、皆様がご存じの通りである。
〈イタリアやブラジルなどに戸田第2代会長の名を冠した道路や公園が誕生。戸田会長の偉業を讃える顕彰が各国で行われている〉
師匠を守り、師匠のために、すべてをなげうって戦う。これが真実の弟子だ。本当の師弟の姿だ。
いざという時ににそ、本気になって立ち上がるのだ。意気地なしであってはなら
ない。
ともあれ、皆さんの力で、新時代の勝利の歴史を築いていただきたい。
頼むよ!〈会場からハイ!」との返事〉
「近代日本の青年詩人・八木重吉(1898~1927年)をご存じだろうか。
彼は、東京・町田の出身である。
町田から来た方は、いますか?〈会場から力強い返事が〉
本当に美しいものを求めて求め抜いた、清冽な詩人である。
彼の詩の一節を紹介したい。
「若きことだんぜんとしてすべてにまさりてみゆる」(八木重吉全集第1巻』筑摩書房)
若さゆえの未熟さもある。それでもなお、若さはすべてに勝ると詩人は見る。
青年の力こそ、何ものにも勝る、勝利の力である。
戸田先生も、青年以外、信じなかった。
古参の幹部には、戦時中の弾圧に屈した、ずるい人間もいた。
先生は厳しく見ていた。ゆえに、青年に未来を託された。
そこで立ち上がった青年部の代表が、私であった。
常に新しい戦野を切り開き、最高の勝利をつかんだ。
信心の戦いで勝ったのである。

●きようも向上!
一、八木重吉は、師範学校や中学校で教師を努めながら、人生の道を求める青年の心を詩にうたいあげた。
結核にかかり、二十九歳の若さで逝去するまでの間、書いて書いて病床に伏しても書いて、数多くの詩を残した。
青春の生命を燃やし尽くした、その純粋な文学は、今も人々の心に静かに語りかけ、感銘を与えている。
彼は日記に記した。
「『感謝』の無い生活、向上の無い生活は死である。『向上』そのものが強みだ」(『同全集第3巻』)感謝を忘れず、向上を続ける人が光る。
向上しよう! その心をもつ人は強い。
同じ生きるなら、「最高の何か」のために生きるのだ。
人類の平和と幸福に尽くし抜く妙法の流布こそ、まさしく最高の生き方なのである。
「自らを錬ふるは今日に在る。人生は『今日』の連続だ」同)
これも八木重吉の信念の言葉である。
人生の勝利は、きょう一日を勝つところから始まるのである。

●陰徳は陽報に!
一、私は、かつて関西のある同志に対し、次の言葉を扇子に書いて贈ったことがある。
「師匠の恩は 山よりも高く 海よりも深し同志の愛は 月光の如く 美しく消えず」
昭和31年(1956年)  私が28歳の時である。
また、同じ年の5月、私は関西の婦人部の方に書き送った。
〃陰徳あれば、陽報があらわれます。これが、仏法の因果の理法であります”
〃仏法の根本は、師弟より出発します。大聖人の仰せの実現のための、戸田先生の闘争なれば、勇んで堂々と、師匠の期待に添う戦いを展開しよう〃
その通りに戦い、関西は勝った。そして永遠に勝っていくのだ(大拍手)。

●法華経の行者は誰よりも偉大
一、ここで御書を拝したい。
「法華経を持つ人は、男性ならば、どんな身分の低い者であっても、三界の主である大梵天王、帝釈天、四大天王、転輪聖王、また中国、日本の国主などよりも勝れている。
ましてや、日本国の大臣や公卿、源氏や平家の侍、あらゆる人々に勝れていることは、いうに及ばない。
女性ならば尸迦女(帝釈天の妃)、吉祥天女(インドの女性神)、あるいは漢の季夫人(武帝の夫人)、(楊貴妃などの無量無辺の一切の女性に勝れている」(御書1378ページ、逼解)
皆様方がどれほど尊貴であるか。広宣流布に前進する皆様方こそ、どんな大王よりも偉大なのである。これが仏法の眼である。
また大聖人は、愛弟子に仰せになられた。
「 強盛の大信力を出して、法華宗の四条金吾、四条金吾と鎌倉中の上下万人および日本国の一切衆生の口にうたわれていきなさい」(同1118ページ、通解)
世間の悪口罵言などはね返して、堂々と〃自身のよき名を流布せよ!〃と励まされたのである。
私は、牧口・戸田両先生の弟子子として、あらゆる三障四魔、三類の強敵を勝ち越えて、〃創価の師弟が一閻浮提から讃嘆される時代〃を、晴れ晴れと開いてきたつもりである。
御聖訓には、「日天(太陽)が朝、東に出て、大光明を放って、天眼を開いて全世界をご覧になるのに、そこに法華経の行者があれば心に歓喜し、法華経の行者を憎む国があれば、(日天は)眼を怒らして、その国を睨まれ……」(同1380ページ、通解)との一節がある。
天は、創価の障列を讃えに讃え、護りに護る。私は諸君に、「誇り高く、勝利の旗
を打ち立てよ!」と申し上げたい。

■ 滝の如く 激しく
滝の如く たゆまず
滝の如く 恐れず
滝の如く 朗らかに
滝の如く 堂々と
男は
王者の風格を持て

この詩のように、王者の風格で「何か」をやり遂げるのだ。
「あの人がいるから勝った」「組織が強くなった」「あの人のおかげで、人生が素晴らしい方向に変わった」 ― そう讃えられる皆さんであっていただきたい。
勝利の青春を!

■ 一、戸田先生は教えてくださった。
「人を育てなさい。それには、君自身が戦うことだ。君が立派になることだ。それ以外ないよ」
人に「やらせる」のではない。まず自分が立ち上がるのだ。
自分が戦った分、後輩も成長する。人材を育て、人材で勝つのだ。

■ 一、環境運動の母と讃えられるアメリカの未来学害ヘンダーソン博士は、学会の婦人部、女子部を深く信頼して、こう語られた。
「人々の幸せのために、日夜、奔走される創価の女性たちを、私は、心から尊敬しております。私たちは、創価の女性たちに、エール(声援)を、送り続けなければなりません。
そして、創価の女性たちを、誇りに思わねばなりません」一流の女性リーダーが皆さんの活躍に限りない期待を寄せていることを、最後にご報告させていただきたい(大拍手)。
長時間、ご苦労さま!〈 ここで名誉会長の導師で、全員で唱題した〉
関西をはじめ、全国各地から、はるばる来てくださった方々、本当にありがとう!
気取りがあれば、本当の力は出ない。臆病の心を捨てて、前進するのだ。
勇気で勝とう!
皆さん、ありがとう!(大拍手)