投稿者:無冠 投稿日:2016年 9月20日(火)20時45分43秒   通報

全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。

2009-1-8 【新時代第25回本部幹部会 広布第2幕第13回全国青年部幹部会】

■ 難にあったとき「賢者は喜び愚者は退く」のです。
 難をきっかけに自分を見つめてみっちり信心してごらん。
 今の10倍、功徳を受けられるよ。

一、ご苦労さま! (大拍手)
 三世十方の仏菩薩が我らの前進を讃え、見守り続けている。
 この1年も、創価の師弟の真実を、全世界に正しく、堂々と語り広げてまいりたい。
 夫婦、きょうだい、同志、皆が仲良く!
 わが使命の天地に、あの富士のごとく揺るぎない「創価城」を、厳然と築き、護りゆくのだ。
 頼むよ!

●後輩を伸ばせ
 一、リーダーは、多くの人から好かれる存在であってもらいたい。
 歴戦の幹部の皆さんも、いい年配になってきた。
 おじいちゃんになったら、”孫がかわいくて仕方ない”と思うように、”後輩がかわいくて仕方ない”と思えるかどうか。
 これができるのが”先輩”である。できなければ、最後は”惨敗”だ(笑い)。
 後輩を、ほめるのだ。讃え、励まし、温かな言葉をかけてあげるのだ。絶対に怒ってはならない。決して、見下してはならない。
 きょうだいのように仲良く! いいね!
〈「ハイ!」と返事が〉
 後撃は先輩を尊敬する。時には、嫌な先輩もいるかもしれないが、大事なことは、広宣流布のために団結することだ。
 そして、先輩は後輩を、断じて守り抜く。
 学会は永遠に「創価家族」として進んでまいりたい。

■ 一、初代会長の牧口先生と、第2代会長の戸田先生が、日蓮仏法の生命尊厳の理念を貫き、軍部権力に逮捕されたのは、昭和18年の7月であった。
 この軍部の大弾圧で、当時の学会の幹部21人が逮捕された。過酷な取り調べに次々と正義を曲げていった。
 最後まで信念を護り抜いたのは、牧口先生と戸田先生だけであった。
 戦後、戸田先生は、小説『人間革命』を執筆され、非道な獄中の様子も書き残された。
 刑事の取り調べに対して、戸田先生が、こう言い放ったことが記されている。
 「牧口先生を粗末に扱ってはいまいな」
 「(学会のことは)理事長のぼくが全部切廻していたんだ。ぼくのいうことを聞きさえすれば、なんでも判るんだ。牧口先生もほかの連中も帰した方がいい」と。
 獄中で、戸田先生は、ひたすらに祈っておられた──一切の罪は、若い私に集まればいい。ご高齢の牧口先生が一日も早く釈放されますように、と。
 これが師弟である。これが真実の弟子である。

●師弟の魂で勝ち進め!
 一、広布に戦い抜けば、必ず、大きな障魔が立ちはだかる。
 「如説修行抄」に仰せである。  「真実の法華経の如説修行の行者として、師となり、その弟子となるならば、三類の敵人が必ず現れるのである」(御書501ページ、通解)  この御聖訓通りに、三類の強敵と戦い、勝ってきたのが、創価の三代の師弟である。
 戸田先生は、牢獄までもお供して、牧口先生にお仕えした。
 私は、青春のすべてを捧げて、大難と戦う戸田先生に尽くし抜いた。
 嘘や中傷で、先生を貶(おとし)める人間がいれば許さなかった。ただ一人で、どこにでも出ていって、正義を叫んだ。
 ただ師匠のために動き、師匠のために祈り、師匠のために生きた。私は厳然と師匠を護ってきた。
 何の悔いもない。わが人生は師弟不二であった。
 烈風の青春時代を、私は、この師弟の魂で勝ち進んできたのである。

■ 一、私は、今この時に集った、若き君たちに、一言、「未来の広宣流布を頼む」と申し上げたい。
 かつて私と対談集を発刊した、ローマクラブの創立者ペッチェイ博士。苦難を越えた博士もまた、若い人々に期待を寄せていた。
 「(大人よりも)若者のほうが、既存の価値観や行動様式のなかで、質的に変えなければならないものはなにかをよりよく察知しているし、変革を実現させる力をそなえている、と私は思う」(大来武郎監訳、読売新聞外報部訳『未来のための100ページ──口ーマ・クラブ会長の省察』読売新聞社)
 そして、若者には「再生への適応力」があり、「新しい考えを実行し、前進しながら自らを変革できる積極的な生き方をしている」というのである。
 新成人、頑張れ!〈会場から「ハイ!」と大きな返事が〉
  幹部は青年を徹して大事に

 一、未来は若い人に頼む以外にない。
 私は、戸田先生に19歳の時に見出していただいた。先生に尽くし抜いて、本年、81歳になった。青春の誓いのままに生きてきた。
 何より学会は、若い人を大事にすることだ。
 幹部に、若者を自分のために”使う”という心があっては、絶対にならない。広宣流布のために働いていただくのである。
 リーダーは、若者の舞台をつくるために、自分が犠牲になるつもりで戦うのだ。
 これが真の学会の幹部の姿であり、人生のあり方であると思う。
 戸田先生は私に、「お前は、よくやってくれた。本当にいい弟子をもった。満足だよ、おれの一生は」──こう言ってくださった。
 私は諸君にも、そうなっていただきたい。誉れの人生を歩んでほしい。
 たとえ、遠くにいたとしても、たとえ、会わなかったとしても、広布に戦う師と弟子の心は、常に一体だ。それが師弟不二だ。「心こそ大切」なのである。

■陰の功労者
 一、歴史の陰には、必ず功労の人物の存在があるものだ。戸田先生は、指導者たる者は、そうした陰の功労者にこそ光を当てなくてはいけないと語っておられた。
 学会における「陰の功労者」とは、健気な同志の一人一人にほかならない。
 先生は、「仏子である学会員の労をねぎらい、疲れをいやしてあげたい」「指導者は、一日も早く会員一同が、幸福であらんことを願うべきである」とも述べておられた。
 また、「日夜、歓喜に燃えて折伏を行ずる学会員は、日蓮大聖人のお使いである」「折伏をする人を最も尊べ! 仏意のままに戦う人だからだ。尊貴な人なのだ」と、何度も教えてくださった。
 私は、戸田先生の広宣流布の「心」を受け継ぎ、同志と「心」を合わせて戦い続けてきた。この「心」を軽んじ、私欲に溺れる幹部は、すべてインチキである。
 もしも将来、人々を救う慈愛も、祈りも、力もない幹部が、偉ぶったり、幅を利かせるようなことがあれば、そのような学会は、真の学会ではない。
 昭和54年(1979年)、私は第3代会長を辞任せざるをえなくなった。戸田先生と私が築いてきた「師弟の道」を、壊そうとする人間が出たのである。
 私は、たった一人で苦闘した。当時の本当の苦労を知り、私を守り続けたのは、妻であった。
 信心を失い、嫉妬にかられ、虚栄に目がくらんだ「師子身中」の反逆者が、師弟を分断する。増上慢が仏法を破壊する。
 この重大な戒めを、永遠に忘れてはならない。

●悪は結託する鋭く見破れ!
 一、古代中国の兵法書は教えている。
 「悪人を一人でも甘やかせば、即座に多くの悪人が結託して悪事を企むようになる」(眞鍋呉夫訳『三略』中公文庫)
 悪人は、ずるい。悪は悪を呼ぶ。その悪を見て見ぬふりをする人間も、ずるい。
 悪に対して、黙っていてはいけない。戦わなければならない。
 民衆を利用し、愚弄し、苦しめて、名利を貪るのは、悪である。
 正義の人、功労ある人を、デマで中傷するのは、悪である。
 師匠を裏切り、同志を裏切り、信念を裏切るのは、悪である。
 悪は断じて許さない!──その強き祈りで立ち上がるのだ。
 ロシアの文豪トルストイは、弱肉強食の野獣のごとき社会を変えねばならないと憂えていた。そのために精神の変革を訴えた。
 「人間の悪は人間によって滅ぼされるものであり、そのことにのみ人間に課された課題があり、人生の意義があるのです」(原久一郎訳『トルストイ全集22』岩波書店)と。
 たとえ偉そうな格好をしても、悪の本性は醜い。陰湿で、欲深く、利他の行動もない。だまされてはいけない。
 悪を悪と見極めなければならない。
 中国の兵法書『尉繚子(うつりょうし)』には、「賞罰を明らかにするのは、悪を根絶するためである」(守屋洋・守屋淳著『司馬法・尉繚子・李衛公問対』プレジデント社)とあった。
 一人の悪人が野放しにされれば、千人の善人が損をする。悪は叩き出すのだ。断固として打ち破るのだ。
 師弟という原点に立ち、皆が団結してこそ、広布破壊の悪を根絶することができる。
 不惜身命の信心で進むのだ。正邪の決着は、必ず厳然たる現証となって現れる。

● 希望を手放すな
 一、昭和26年1月。
 戸田先生の事業は失敗し、絶体絶命の苦難の冬であった。
 私は日記に綴った。
 「冬来りなば、春遠からじ。
 極寒の冬なれど、春近しを思えば、胸はときめく。
 いかなる苦難に遇っても、希望を決して捨ててはならぬ」
 信心強き人に、春がこないわけがない。
 そう私は心に決めて、創価の春を勝ち開いていった。
 戸田先生は、宿命と戦う関西の同志に、こう語られた。
 「病気や経済苦も、上ったり、下ったりしながら、必ず良くなっていくものだ。信心をしっかりやり遂げていきなさい」
 人生の旅路には、悩みの谷もある。逆境の山もあるだろう。
 しかし、信心で乗り越えられない試練はない。妙法に生き抜けば、すべてが自身の糧となり、宝となっていく。絶対に勝ち越えていくことができる。
 私がお会いした、アフリカの環境の母・マー夕イ博士は、力強く語られている。
 「人間は、一人一人が、その人にしかできない変化をもたらすことができる存在である。ゆえに、皆で力を合わせれば、どんなに不可能と思われるようなことも、必ず成し遂げることができる」
 一人一人が尊極の力を秘めている。使命をもっている。皆さん方の前進が、一家を、地域を、社会を、大変革していくのである。
 不況の荒波と戦う方々をはじめ、私は全同志に「断じて勝ちまくれ!」と心からエール(声援)を贈りたい。

●勝利の富士へ共々に前進!
 一、では、以上をもって、新年の有意義な、思い出深い幹部会を終了いたします。
 ありがとう!(大拍手)
 どうか元気で、健康第一で、一日一日を努力しながら、勝ちながら、富士の山を登ろう!〈「ハイ」と力強い返事が〉
 広宣流布の山。
 青年・勝利の山。
 創立80周年の山。すべてが我らの富士の山である。
 〈ここで名誉会長の導師で、参加者全員が唱題を行う〉
 長時間、本当にご苦労さま!
 創価の法域も、同志の皆さんに喜んでいただけるよう、立派に整備していく。
 女子部をはじめ、育年部の体制も整ってきた。
 ともに戦おう!
 海外の皆さん! 重ねて、遠いところ、大変な中、本当に、よく来てくださった。うれしい、うれしい!.どうか、お幸せに!
 そして、平和と文化の「使命の舞」を舞いゆく、花の芸術部の皆さんのご活躍をお祈りします。会同志で応援しよう!
 ありがとう! ありがとう!(大拍手)

 ※編集部として、名誉会長の了承のもと、時間の都合で省略された内容を加えて掲載しました。