投稿者:河内平野 投稿日:2014年 9月18日(木)10時56分26秒 返信・引用

人々の幸福を開くこの道には、必ず障害が現れる。正しき実践に、障魔が競うことは、仏法の道理であるからだ。

現在、小説『人間革命』を掲載しているが、もうすぐ「炭労問題」の闘争にふれた部分が掲載される。
昭和三十二年(一九五七年)当時、《泣く子も黙る》と恐れられた、日本でも最大級の労働組合が、信仰を理由に、学会員を組合から締め出そうとしたのである。

この時、私は夕張の方々とともに敢然と戦った。
権力、大勢力であろうと、民衆の幸福への道を閉ざすものとは断固、戦わなければならない。

また恩師戸田先生は、「売られたけんかは買おうではないか」と叫ばれた。
言い方は上品ではないが、先生は、抑圧と戦うべき「人間の権利」「民衆の権利」を教えようとされたのである。

「何も悪くはないのに、そんな不当は圧迫を受けて、『ごめんなさい』などといっていられますか」と。

相手がだれであろうと、言うべきことは言う――それが人間である。
人間の権利である。いわんや私どもは、民衆のために戦う、日蓮大聖人の真実の門下である。
民衆が正当な権利を侵害されて、黙って泣き寝入りするような歴史は、私どもの団結で断ち切らねばならない。
そのために、堂々と正義を語らねばならない。悪と戦わねばならない。

【第四十六回本部幹部会、第十九回婦人部幹部会 平成三年九月十七日(大作全集七十八巻)】