投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2016年 5月30日(月)13時38分2秒   通報
池田大作全集99巻
第52回本部幹部会 (2005年9月14日)

■つねに「今」が出発!新たなる勝利へ

日蓮大聖人の仏法の根本目的は、広宣流布の拡大である。御書に何度となく、「広宣流布」と記されているとおりである。

ゆえに、どれだけ実質的に「広宣流布の大地」を広げることができたか。
そこに本当の勝負があるのだ。私たちが目指すのは、どこまでも、仏法の人間主義と、生命尊厳の思想に基づいた「平和と幸福の社会」を築いていくことである。その点で、一歩でも二歩でも前進していれば、それでいいのである。

もちろん、人生は戦いの連続であり、さまざまな次元で、「勝った」「負けた」はあるだろう。

相撲でいえば、連戦連勝の昭和の名横綱・双葉山でさえ、負けることはあった(連勝記録は「六十九」で止まった)。いくら強くても、無限に勝ち続けるわけにはいかない。それが″勝負″というものだ。
恩師の戸田先生が遺言のごとく、詠んでくださった和歌がある。
勝ち負けは
人の命の
常なれど
最後の勝をば
仏にぞ祈らむ
長い人生である。その間には、自分の思ったようにいかないときもあるかもしれない。しかし、私たちは「法華経に勝る兵法なし」の妙法を持っている。途中の勝ち負けはどうであれ、最後は、法華経を持った人が、必ず勝つ。信心根本で生きぬいた人が、必ず勝つのである。それが仏法の大法則である。何の心配もいらない。

勝っても、負けても、そこからまた「次に勝つ因」をつくっていけるかどうか。それが一番大事である。つねに「今」が出発なのである。

わが同志と異体同心の団結を組んで、悠々と、朗らかに、「新たなる勝利」へ向かって進んでいく。そこに「本因妙」の仏法の実践がある。