投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 7月31日(日)02時20分19秒
しじょうきんごどのごしょ
うらぼんゆらいごしょ
しっぴつ ぶんえい はちねん しちがつ 。 p1111
ゆきのごとくしろくそうらう はくまいいっと、こしゅのごとくそうらう あぶら ひとつつ、おふせいっかんもん、わざわざ ししゃをもってぼんりょう おくりたまいそうらう、ことに おんふみのおもむきありがたく あはれにおぼえそうらう。
そもそもうらぼんともうすは みなもと もくれんそんじゃのはは しょうだいにょともうすひと けんどんのごうによりて ごひゃくしょう、がきどうに をちたまいてそうらうを もくれんすくひしより ことおこりてそうらう、しかりといえどもほとけには、なさず そのゆえは わがみいまだ ほけきょうのぎょうじゃならざるゆえに ははをも ほとけになすことなし、りょうぜん はちかねんのざせきにして ほけきょうをたもち、なむみょうほうれんげきょうととなえて たまらばつせんだんこうぶつとなりたまいこのとき ははもほとけになりたもう、またせがきのことおおせそうらう、ほけきょうだいさんにいわく「にょじゅうけこくらい、こつぐう、だいおうぜん」うんぬん、このもんは ちゅうこんのしだいしょうもん、だいごのちんぜんを おとにも、きかざりしが こんきょうにきたつて はじめてだいごのあじをあくまでになめて むかし うへたるこころを たちまちにやめしことをときたもうもんなり、もししからば がきくようのときはこのもんをずして なむみょうほうれんげきょうととなえてとぶらひたもうべくそうらう。
そうじてがきにをいて さんじゅうろくしゅるい、あいわかれてそうらう、そのなかにかくしんがきともうすは めとくちとなきがきにてそうらう、これはいかなるしゅいんぞともうすにこのよにて ようち、ごうとうなどを なしてそうらうによりてそうらう、じきどがきともうすは ひとのくちよりはきだすものをしょくしそうらう、これもしゅいんかみのごとし、またひとのじきを うばふによりそうらう、じきすいがきというは ふぼ こうようのために たむける みずなどをのむがきなり、うざいがきともうすはうまのひづめのみずをのむがきなり これは こんじょうにて ざいを をしみじきをかくす ゆえなり、むざいがきともうすはうまれてよりこのかたおんじきのなをも、きかざるがきなり、じきほうがきともうすは しゅっけとなりて ぶっぽうをひろむるひと、われは ほうをとけば ひとそんけいするなんどおもひて みょうもんみょうりのこころをもってひとにすぐれんとおもうて こんじょうをわたり しゅじょうをたすけず ふぼをすくふべき こころもなきひとをじきほうがきとて ほうをくらふがきともうすなり。
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とうせのそうをみるに ひとに、かくしてわれひとりばかりくようを うくるひともあり これはくけんのそうとねはんぎょうにみえたり、これは みらいにはごずというおにとなるべし、またひとに しらせてくようをうくるとも よくしんにじゅうして ひとにほどこすことなきひともあり、これは みらいには めずというおにとなりそうらう、
またざいけのひとびとも わが、ふぼ、じごく、がき、ちくしょうにおちて くげんをうくるをば、とぶらはずして われは えぶくおんじきに あきみち ぎゅうばけんぞく、じゅうまんして わがこころにまかせて、たのしむひとをば、いかにふぼのうらやましく うらみたもうらん、そうのなかにも ふぼししょうのめいにちを ひとは、まれなり、さだめててんのにちがつ、ちの ちじんいかり、いきどをりたまいて ふこうのものとおもはせ、たもうらん かたちはひとにしてちくしょうのごとし にんずろくとももうすべきなり、にちれんこのごうしょうをけしはてて みらいはりょうぜんじょうどにまいるべしと、おもへば しゅじゅのだいなん、あめのごとくふり くものごとくに、わきそうらへどもほけきょうのおんゆえなれば くをもくともおもはず、かかるにちれんが でしだんなとなりたもう、ひとびと、ことにこんげつじゅうににちの みょうほうしょうりょうは ほけきょうのぎょうじゃなり にちれんがだんななり いかでかがきどうにおちたもうべきや、さだめてしゃか、たほうぶつ、じっぽうのしょぶつの ごほうぜんにましまさん、これこそ、しじょうきんごどのの、ははよ ははよと どうしんにこうべをなで よろこびほめたもう、らめ、あはれ、いみじきこをわれはもちたりと しゃかぶつと、かたらせたもうらん、
ほけきょうにいわく 「もしぜんなんしぜんにょにんあって みょうほけきょうの だいばだったほんを きいてじょうしんに しんぎょうして ぎわくをしょうぜざらんものは じごくがきちくしょうにおちずして じっぽうのぶつぜんにしょうぜん、しょしょうのところにはつねにこのきょうをきかん、。もしにんでんのなかにうまれれば しょうみょうのらくをうけ、もしぶつぜんにあらば れんげより けしょうせん」とうんぬん、
このきょうもんに ぜんにょにんとみへたり、みょうほうしょうりょうの、ことにあらずんば だれがことにやあらん、またいわく「このきょうをたもつことかたし もししばらくもたもつものは われすなわちかんぎす しょぶつもまたしかなり、かくのごときのひとは しょぶつのほめたもうところ」とうんぬん。にちれんさんたんしたてまつることは、もののかずならず、しょぶつしょたんとみえたり、あらたのもしや、あらたのもしやと、しんじんをふかくとりたもうべし、しんじんをふかくとりたもうべし、なむみょうほうれんげきょう、なむみょうほうれんげきょう、きょうきょうきんげん。
しちがつじゅうににち         にちれん かおう
しじょうきんごどのおへんじ