投稿者:ジョーカー 投稿日:2015年 1月27日(火)13時23分39秒  

うらら様
ありがとうございます

指導や提言をいかに自分のこととして捉え、消化していくか。とくに提言は地球的規模という壮大な話になってきますので、日常とかけ離れてしまいます。人というのは、自分の見たいものしか見ず、都合のいいものだけを選択する傾向にあります。リアリティーのないものは、頭では理解はできるが、現実に活かしていくことができない。
今回の提言をワンフレーズで表現すると「人としての道」であり、それならば、自分のこととして捉えることができます。人の道に反しない生き方とは何かを思索し、現実にそういう生き方を実践すること。文章の量が多ければ多いほど、肝心要は何かがわからなくなり、結局忘れ去ってしまうという現象は、よくあることです。

世のセミナーにおいても、ノウハウを惜しげもなく提供しても、何の問題がないのは、実践し、持続する人がほぼ皆無だからです。会合等でも、「いい話を聞いたな」と思い、頑張ろうと決意する人はいますが、いざ家に帰り、一休憩したら、その決意はどこへやら。

実践し、尚且つ、持続していくことがいかに大変なことか。これは誰もが容易にわかることだと思います。SGI提言にしても、そもそも、まともに読んでいる学会員のほうが稀というのが実感です。読んでもいないし、思索もしない。私は超簡潔にまとめましたが、これくらいの分量にし、わかりやすく表現しないと、現場レベルでは通用しない。読んだとしても、「すごいね」とか「やっぱ我々は正しい」とかその程度の感想しか出てこず、自分のこととしては捉えられない。

参考までに「人の道」として近藤勇の言葉を紹介しておきます。

忘れてはならぬものは 恩義
捨ててならぬものは 義理
人にあたえるものは 人情
繰返してならぬものは 過失
通してならぬものは 我意
笑ってならぬものは 人の失敗
聞いてならぬものは 人の秘密
お金で買えぬものは 信用

人の道に反している幹部を叩くのは当然です。仏法者が人の道を踏み外したら何の意味もない。それが、指導する側の人間であるのなら尚更です。提言を学会活動に活かすとしたら、「人の道を踏み外した組織はつくらない」ということになるのではないか。会員よりも組織の都合(組織悪)が優先されるようになると本末転倒であり、そのような土壌からは良い人材は育ちません。組織から人が離れていく現象は、結局のところ、組織が人の道を踏み外しているからとも言えましょう。リアルでもネットでも、そこの部分を叩いているのだと感じます。

私もそうですが、ここでの掲示板で言われていることは、あたりまえのことであると思います。あたりまえがまかり通る創価学会にしたい。ただ、それだけなのです。