2016年2月23日 投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2016年 2月23日(火)10時50分23秒 アメリカの宗教学の権威、タフツ大学のハンター博士は、こう述べておられる。 「大切なのは、その宗団が内部に自己浄化の機能をもっているかどうかということです」(「聖教新聞」一九九三年七月七日付) 組織に生じがちな「官僚主義」や「権威主義」「要領主義」と、常に戦い、乗り越えていくエネルギーがあるかどうか──それが大切だ、と。それがなくなれば、濁り、滅んでいくしかない。 そして、ハンター博士はそのために必要なものとして、「健全な自己浄化の機能をもつ集団、個人は対話を好む」(同前)と指摘しておられる。(博士は続けて「その模範がSGI会長です」と述べている) 内外のあらゆる人々と、どんどん「対話」し、交流していく。そこに「刷新」のエネルギーが、渦巻いていく。風通しのよい、開かれた組織、開かれた人格ができていく。 「対話」を拒否し、ゆえに「自己浄化」の作用もゼロの集団が宗門である。 宗教改革、社会の改革、そして組織の改革。それらに取り組むことは、とりもなおさず、自分自身の生命の刷新となり、改革となる。 悪と戦ってこそ、自分の生命は善になる。濁りと戦ってこそ、生命は「自己浄化」される。 ゆえに「心を師」としてはならない。「心の師」とならなければならない。そのために絶対に必要なのが「師弟の道」である。ここに根本的な「自己浄化の道」がある。 池田大作全集84巻 関西最高協議会 (1994年1月27日) Tweet