2016年2月16日 投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2016年 2月16日(火)11時37分3秒 通報 国連の理想は「対話の精神」にある。大国、小国の区別なしに各国が話し合いを重ね、人類の平和への意思を結集するところにある。その意味から、私は、数十年前から「国連中心主義」を提唱し、SGIとしても一貫して国連支援の運動を展開してきた。 時代は、東西冷戦が終結し、新たな国際秩序が模索されている。″人類の議会″として、国連の果たすべき役割は、今後、いよいよ大きくなっていくであろう。 世界は今、すさまじい勢いで変動している。″世紀末″を前にして、人類が、戦争と暴力の傷跡のしるされた二十世紀に、みずからの手で、いち早く別れを告げようとしているかのようだ。 新しい世紀――それは、「話し合い(対話)」と「助け合い(協調)」よる平和の世紀である。国境を超えた地球共同体の出現である。そうした共通の目標に向かって、世界は大河の流れを形成しつつある。その大きな文流の一つが、ヨーロッパであろう。 池田大作全集78巻 各部代表協議会 (1991年9月19日) Tweet