投稿者:信濃町の人びと   投稿日:2015年 5月10日(日)18時39分11秒     通報
池田大作全集84巻より
5・3記念の集い、第一回首都圏総会、第九回東京総会 (1994年5月7日)④

「付随的なもの」と「本質的なもの」
──博士は、これを「もみがら」と「穀粒」の関係にたとえておられる。

「米」を「もみがら」からふるい分けるのは、当たり前のことである。「もみがら」は捨てなさい。「米」を取り出して、それを大事にしなさい
──こう論じられた。

難しい用語を使えば、「宗教の本質剥離」である。

一時的なもの、また長い間にカスのようにたまった余計な部分は捨てよ。一定の文明にしか通用しない部分は捨てなさい。そして宗教の「魂」を救え。それしか二十一世紀の人類の繁栄はない
──。博士は、それを「宗教改革」と呼ぶ。

そして、キリスト教の歴史における「宗教改革」について、「すでに過去のものとなった特殊な一つの出来事にすぎぬものではない。

それはあらゆる時代に、すべての高等宗教に一様につきつけられている不断の挑戦であって、いかなる宗教もそれによせられている信頼を裏切ることなしに一瞬もこれを無視することを許されないのである」(『一歴史家の宗教観』深瀬基寛訳、社会思想研究会出版部)と述べておられる。

博士の期待通りの軌道を進み、宗教改革の最先端をゆくのが、我が創価学会ではないだろうか。(拍手)

それを、だれよりも大聖人、日興上人がお喜びになっておられるであろう。また二十一世紀の人類が待望し、喜ぶ前進なのである。(拍手)

真の求道者に三世永遠の功徳

きょう、この会場(東京牧口記念会館)には、日本、世界の代表が参加されている。

海外からはブラジル転輪会、アメリカ・ニューヨークの女子部など十四カ国のSGI(創価学会インタナショナル)メンバー。そして、北は北海道の礼文島から、南は沖縄・西表島まで、六十五島二百九十人の青年部。七十四の島々の石を集めてくださった。(集められた各島ゆかりの石は、彼らによって「栄光の石」と名づけられた)

遠いところ、本当にご苦労さま。近くても文句を言う人がいるのに(笑い)、まことに崇高な求道心である。これが本当の学会精神であり、皆さまこそ大聖人の直弟子であられる。真の求道者は、自分自身が得をする。三世永遠に功徳を受け、勝利者となるにちがいない。(拍手)

また学生部、女子部学生局、未来部の代表、芸術部の方々も来られている。
創価合唱団も、素晴らしい合唱を、ありがとう。
さらに、第一回の「首都圏総会」、第九回の「東京総会」の意義を込めて、東京・関東・東海道の代表も見えられている。
このほか創価国際友好会館をはじめ全日本、全世界の会館に、我が同志が晴れやかに集っておられる。
また世界百一カ国から祝電が寄せられている。(拍手)
終わりに本日を記念し、和歌を贈りたい。

創価の日
この日がありて
広宣の
威光 輝き
勢力 増すらむ

栄光の
世界の地涌の
ともどちが
誓願 胸に
なんと晴れやか

元初より
この日が決意の
日となりて
共に勝利の
旅立ち 誓わむ

満天の
花と緑に
つつまれて
祝う喜び
五月三日よ

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■5・3記念の集い、第一回首都圏総会、第九回東京総会 (1994年5月7日)①
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■5・3記念の集い、第一回首都圏総会、第九回東京総会 (1994年5月7日)②
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■5・3記念の集い、第一回首都圏総会、第九回東京総会 (1994年5月7日)②
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