2015年4月6日 投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2015年 4月 6日(月)14時06分48秒 通報 池田大作全集より 創価女性協議会 (2004年2月27日) 師弟の闘争で、創価は世界に ともあれ、勇気ある弟子の戦いあればこそ、賢人・孔子の名は不朽の輝きを放っている。 私も、戸田先生をお守りするために命を捧げ尽くして戦いぬいた。 戦後しばらくして、先生の事業は挫折し、多額の借金をかかえた。多くの人が戸田先生のもとを去っていった。給料は出ない。冬なのに、コートもない。 会社の建物は本当に粗末だった。そのなかで、私は一人、戸田先生を守り、支えた。働いて働いて、働きぬいた。 ある春の日、戸田先生と二人で、都心のお堀端を歩いた。GHQ(連合国軍総司令部)本部のある立派なビルが見えた。 雨が降ってきた。しかし車はない。傘もない。タクシーも、なかなか、つかまらなかった。 「大作、寒いな」とおっしゃる先生。 私は申し上げた。 「先生、将来、必ず、先生の乗用車を買って、乗っていただきます。立派な広宣流布の宝城も、必ずつくってみせます。どうか、ご安心ください」 先生は、にっこりと笑って、本当にうれしそうだった。 今でも忘れることのできない、師弟のドラマの一コマである。 大聖人は「よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり」と仰せである。 私は、この御金言を色読していったことを、永遠の誉れの歴史と思っている。妻が、その証言者である。 今日の創価学会の世界的発展は、三代の会長が師弟の道に徹し、あらゆる迫害を乗り越えて生きぬいてきたからである。 学会は世界の一大民衆勢力となった。いわば、大空をものすごいスピードで飛ぶ飛行機のようなものである。 猛スピードで飛んでいる間は、安定している。しかし、ぼやっとして、油断すれば、たちまち墜落してしまう。リーダーの責務は重大である。 師弟を忘れて正しい仏法の実践はない。学会の発展もない。 この一点を、深く胸に刻んでいただきたい。 Tweet