投稿者:信濃町の人びと  投稿日:2015年 2月24日(火)20時18分39秒    通報 編集済
「権力は腐敗する、絶対的(専制的)権力は絶対的(徹底的)に腐敗する」

昔の学会はこのアクトン卿の格言を引用し、
時の政権を批判していましたね。公明党の国会議員や学会の最高幹部はこの格言をどのように理解しているのでしょうか?

日本創価学会会長が絶対的権力を持つような
SGI会憲などの発想がどこから出てくるのか?

驕りであり慢心でしかない。
小説「新・人間革命」 第20巻「友誼の道」より

友誼の道(15)
故宮は敷地約七十二万平方メートル、部屋数九千余といわれる。
建造のために動員された人は、各地での採石や木材の伐採を含めると、優に百万人を超え、最初の完成までに十四年を要している。
あらゆる建物が絢爛豪華であった。皇帝が、いかに強大な権力を誇っていたかが実感された。
案内をしてくれた人が、遠くに見える建物の一つを指さして、山本伸一に言った。
「あそこは、清の文宗の妃であった西太后の、食事を調理した場所です。毎日四百五十人が西太后の料理を作るために働いていました」
伸一は尋ねた。
「そんなに多くの人を使って、何を作らせて食べていたのでしょうか」
「数え切れないほどの料理が用意されていましたが、箸をつけるのは、ほんの少しです。食べるというより、料理の匂いを味わっていたのです。
彼女の一食分が、五千人の農民の一日分の食費といわれています」

そこには、権力者の甚だしい驕りがある。

伸一は、イギリスの歴史家アクトンの「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」との警句を思った。

一方で、民衆は満足な食事もできず、飢えに苦しんでいたのだ。それでは、どんな力をもって押さえつけようとしても、革命が起こるのは必然であろう。
その革命によって、紫禁城は今や人民に解放され、故宮博物院となったのである。
「正義の思想は人民によって具現される」とは周恩来総理の鋭い洞察であった。
その人民を見下して足蹴にし、栄耀栄華にふける権力者は、必ず滅び去る。それは歴史の鉄則といってよい。
また、中国唐代の帝王学の書『貞観政要』には「国は人民を本とし」とある。これは万古不易の原理である。
根本の人民を忘れれば国は崩壊する。
創価学会の強さは、その人民を組織し、人民の連帯を広げ、一人ひとりの力を引き出してきたことにある。そして、それぞれが人間として自立し、社会建設の主体者となって正義を具現してきたのだ。
そこに、周総理も着目し、深い信頼を寄せてくれていたのである。