投稿者:ジョーカー   投稿日:2015年 4月 6日(月)21時10分56秒     通報

割れ窓理論(ウィキペディアより)
「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方

治安が悪化するまでには次のような経過をたどる。
1. 建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。
2. ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。
3. 住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
4. 凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。
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これはあらゆるものに応用することのできる理論であり、悪についても例外ではない。一つの悪を放置すると、悪が蔓延する環境となり、支配されるようになる。だからこそ意識的に取り除いていく作業が必須となる。創価学会員であるならば、常に組織悪との戦いを意識しなければならない。組織悪は知らず知らずの内に浸透し、信心を狂わせてしまう。リーダーであるならば、こういった観点を忘れてはならない。

組織の悪い慣習に対し、誰も声をあげなくなると、それ自体が組織悪容認のサインとなり、歓喜のない組織へと変貌していく。そして、徐々に先生の指導に反する言動が増えてきても気にしなくなり、おかしな方向へとズレ、心ある人材が悩み苦しむことになる。それが悪化してくると、先生の指導通りに行動している人を奇異な目でみるようになり、組織第一主義へと堕していく。極めつけは、師敵対の幹部が出現しようと、感覚がマヒしているから何とも思わなくなる。

このような経過をたどって組織は狂い、結果的に三代会長の思想とかけ離れた組織へと変わってくわけですが、それを食い止める戦いをすることが、池田門下を名乗る者の責務といえようか。宿坊の掲示板で、幹部の悪事を暴き、責めるのはそういう意味合いがある。「悪を放置しないことを意識すること」が大事であり、悪への嗅覚を養うことが、抑止となるからだ。

戸田先生の命よりも大切な学会の組織なのだから、組織悪から断じて護る戦いをすることが報恩への道である。この戸田先生の言を悪用する幹部がいることにも気をつけねばならない。悪用すると、組織第一主義が正当化されてしまう。人間を第一義としない官僚主義、組織主義と戦うことが、戸田先生の言われる学会であり、人間宗なのである。悪を放置すれば、人間主義ではなくなる。それは本来の創価学会ではない。

現在の学会は、会員の心の声に真摯に耳を傾けない傾向にあり、それを私は懸念している。そんなことでは遅かれ早かれ狂ってしまう。そのことが、今回の教義変更の根本的な問題であると私は見ている。むしろ、耳を傾けない積み重ねが引き起こしたものであると考える。会員一人ひとりのサインを見逃してはならない。会員の声に耳を傾けることが、結果的に組織を守ることになり、それこそが人間主義である。宗教のための人間ではないということを、もう一度再考するべき時が来たのではないでしょうか。