投稿者:河内平野  投稿日:2014年10月22日(水)11時36分25秒    通報
アタイデ氏はインタビューのなかで、こう語っておられたという。
「安直な日常の状態では、人間の力は育成されない。
民衆を圧迫する権力との戦いを経験する以外に、人間自身が、真に強くなる方法はない。
その苦境のなかで、いかに自分自身を磨いていくか。
そこに、権力との闘争に打ち勝つ、人間としての力が培われていく」

「権力との戦いは、黙っていては、勝つことはできない。
戦っていれば、民衆は、いつしか権力者の側にだまされ、いいように利用されるだけである。
人権も、人間の尊厳も、黙っていては権力に屈服してしまう。
ゆえに、叫ばねばならない。権力に対する民主の勢力は、絶対に黙っていてはならない。
真の自由と幸福を得るためには、力を尽くして戦うことだ。
権力との戦いは、ある意味で永遠である。どこまでもどこまでも戦いぬかねばならない」と。

権力の魔手は、黒い策謀と悪意。
民衆の武器は「声」と「言葉」である。

自由を守るための戦いに、何を遠慮する必要があろうか。
叫ばねば戦いではない。戦わねば幸福にはなれない。
立つべき時に立ち、叫びきることが、人間としての証なのである。

また、こうも述べておられたという。
「何より、民衆に『真実』を知らせることが大切だ。それは民衆の権利である。
われわれは、事実を訴えぬいていかねばならない。
事実、実態がわかってこそ、正邪を見極めることができるからだ」。

そのとおりだと、私も思う。
真実を真実として、事実を事実として言える世界。
学会員一人一人が、魂の自由を謳歌できる世界――。
その幸福の時代をつくるために、私は時を待った。時をつくった。

しゃべるなと言われても、書くことができる。
書くなと言われれば、音楽を弾いてでも激励できる。
また、あらゆる角度からのスピーチで、正邪を見わける力を皆にあたえることもできる。

どんな立場になろうと、私は私である。
どんな圧迫があろうとも、私は愛する学会員のために働き続ける。
それが、この十数年間の私の決意であり、戦いであった。

そして今や、世界中に、学会同志の「真実」と「正義」の声は、堂々と響きわたっている。
まさに、《時はきたり!》。創価の友の「自由」は満開である。

【第二十回婦人部幹部会、江戸川・葛飾・足立文化音楽祭 平成三年十二月十四日(全集七十九巻)】