2014年10月5日 「庶民の都」創価学会② 投稿者:河内平野 投稿日:2014年10月 5日(日)13時00分0秒 実際に額に汗して《働く人》こそが、《偉い人》である。 本当の《尊敬に値する》アメリカ人である。 本当の「人間」であると、私どもも、まったく同感である。 彼は、ある黒人の言葉を引いている。 「(白人の旦那は)黒人を働かせ、馬を働かせ、牛を働かせ、全部のものを動かすだ。んでも豚は駄目だ。こいつぁ、豚は、働かねぇだ。食って、飲んで、歩き回って、好きなときに寝ちまって、紳士の旦那みてぇな暮らし方をしているんだ」――と。 全部、人にやらせて、自分は働かないという点で、いばった「紳士の旦那」は豚と同じである、と。 長い間、差別され、虐げられてきた、底辺の庶民の目からの、まことに痛烈な皮肉である。 民衆の目は鋭い。 ごまかせない。 要するに、「名門の権威」や「形式主義」は、アメリカでは通用しない。 必要ない。 アメリカは、実際に働く人を求めているのだ――と。 次元は異なるが、「仏法の世界」でも、実際に広宣流布のために働く人が偉いのである。 その人こそ御本仏の仏子なのである。 フランクリンのこの「お知らせ」は、世界中の人々に読まれ、「新世界」の力強い鼓動を伝えた。 そして、各国から、アメリカの建設に燃えた新しい労働力を引き寄せた。 私ども創価学会も、日蓮大聖人御遺命の世界広宣流布のために働こうと願って集った《使命の同志》の集いである。 不思議なる《使命の団体》である。 二百年前の文章とはいえ(一七八二年の執筆といわれる)、アメリカの《骨格》は同じといえよう。 その差別なき「平等」の精神は、仏法の本来の精神に通じる。 また、権威をものともしない、《庶民の街》関西との共通性がある。 貧しい丸木小屋で生まれたリンカーンが大統領になれる国――それが本来のアメリカなのである。 【第十三回関西総会、第五回兵庫県総会、常勝の花満開総会、県・区代表幹部会 平成三年十月十六日(全集七十九巻)】 Tweet