投稿者:一人のSGI 投稿日:2018年 2月20日(火)18時58分20秒   通報
蓮華の因果は仏界の境涯を湧現させる「大いなる因果」であり、時を待たない「因果倶時」の法であるとのお言葉です。
つまり、八識に留まった通常の因果の法則を突き抜けて、直接「南無妙法蓮華経」に一念をあわせる事により、十界同時の成仏が可能になり「本有の十界」が現われて、宿業転換が急速に行われるのです。

因果倶時の蓮華の因果とは又、十界互具の世界でもあると思われます。
因果異時の八識が十界の境涯革命に長期の時を要するのに対して、因果倶時の妙法蓮華経の九識は十界同時の成仏を可能にするのだと思います。

つまり、私達が南無妙法蓮華経を根本にした十界具足の御本尊に一念をあわせる時、自分の境涯が十界のどこにあろうと、その境涯に内在されている仏界(十界互具の原理による)が湧現して、大聖人と同じ生命がふつふつと湧いてくるのです。

大切な事は「大いなる因果」に根ざしながら、日々の生活を「常なる因果」の境涯革命に邁進していくところにこそ、確固とした真実の境涯革命があるのだと思います。

古徳のことばにも心地を九識にもち 修行をば六識にせよと をしへたまう
上野殿後家尼御返事 p1506

これは、きっとそのことを私達に教えているのだと思われます。

以上です。