2015年2月3日 投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2015年 2月 3日(火)11時40分50秒 そしてなぜ、このような方法を用いるのかという理由がつぎの文です。 「私は正式の僧籍を持つ事は嫌いであります。 僧籍を得て寺を所有する事になれば、従って日蓮正宗の純教義的な形に嵌った行動しか出来ません。 私の価値創造論をお寺において宣伝説教する訳には参りませんので、 私はやはり在家の形で日蓮正宗の信仰理念に価値論を採り入れたところに私の価値がある訳で、 此の処に創価教育学会の特異性があるのであります」(同一八八頁)と。 次に、 問 創価教育学会の信仰理念の依拠(よりどころの意)する処は日蓮正宗に相違なきや。 答 只今申し上げた通り日蓮正宗に所属している事は間違いありません・・・・ 日蓮正宗の信者として「常在寺・歓喜寮・砂町教会・本行寺」において授戒して居りますが、 創価教育学会そのものは前に申し上げた通り、日蓮正宗の信仰に私の価値創造論を採り入れた処の 立派な一個の「在家的信仰団体」であります。(同一八八頁) 創価教育学会の信仰の「よりどころ」は日蓮正宗か、という問いに対して、 創価教育学会は、日蓮正宗の信仰理念に、価値論を結び付けるところにその特異性があり、 立派な一個の在家的信仰団体と明確に述べられています。 これらは訊問調書の一部ですが、 この訊問調書によって牧口先生は、治安維持法違反と不敬罪で起訴されたのです。 そして創価教育学会は、翌年の三月までに二十一人の学会幹部が逮捕――。 日蓮正宗の僧侶では、藤本蓮城が不敬罪の容疑で逮捕(昭和十九年に刑務所で死亡)されました。 あわてふためいた宗門は、創価教育学会の幹部を信徒除名とし、 藤本蓮城も擯斥処分にして僧籍を剥奪しています。 日蓮大聖人の正義を貫いた僧俗を切り捨ててまでも我が身に累がおよばないよう画策したのです。 Tweet