投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2017年 3月 8日(水)03時41分29秒   通報
「今朝の新聞に、先生のお名前が出ていました」

神奈川文化会館で、側近の幹部が教えてくれた。
この三日付の読売新聞には・日米国民の「生活意識」調査の結果が掲載されて
いた。その中に、日本人が「尊敬する人物」に挙げげた上位二十人の第六位に、
私の名前が出ているというのであった。

上から、吉田茂、野口英世、二宮尊徳、福沢諭吉、そして、昭和天皇と続き、
その次が私である。
「会長勇退」直後の五月三日に、このような記事が出たことに、私は不思議な
ものを感じた。

また、同志の皆様が、懸命に私を応援してくださっているようにも思われた。
数日後、ある識者の方からいただいたお手紙は、この調査のことを非常に驚か
れ、こう結んであった。

「現存する人物では、民間人の第一位です。

そして、日本の宗教界では、貴方、お一人だけです。まさに宗教界の王者で
す。どんなに、戸田会長がお喜びになるでしょうか!」

「大事には小瑞なし、大悪をこれぼ大善きたる、すでに大謗法・国にあり大正
法必ずひろまるべし」(御書一三〇〇ページ)とは、
日蓮大聖人の絶対の御確信であられる。

誰が何と言おうが、私は私の信念で勝つことを決心した。そして、ただ一人、
今まで以上の多次元の構想をもちながら、戦闘を開始した。

「獅子は伴侶を求めず」とは、よく戸田先生が、私に言われた言葉である。

一人、孤独になった私は、無言のうちに、必ずや、真実の伴侶はついてくるで
あろうと信じていた。師弟の両者が一つの姿で、無限に戦い、舞い、走り、勝利
しゆく。
私は、その新しき時代の、新しき伴侶を待っていた。