投稿者:寝たきりオジサン 投稿日:2017年 1月15日(日)18時25分7秒   通報
池田名誉会長スピーチ「恩知らず」を許すな、
「傲慢な幹部」は糾弾せよ

聖教2006年7月14日
◇私は「行ってきます!」と敢然と飛び出した

私は、広宣流布に青春のすべてを捧げた。そして今日の学会をつくりあげてき
た。

高い山には烈風が吹く。世界一の平和の大師匠である戸田先生を、偉大なるが
ゆえに嫉妬し、歪め、悪罵するマスコミもあった。

いわれなき中傷を目にするや、私は「行ってきます!」と敢然と飛び出した。
徹底して抗議し、真実を訴えた。
◇「恩知らず」を許すな

第1に、戸田先生が最も厳しかったのは、「恩知らず」に対してであった。先
生は、峻厳に言われた。

「学会の支えのおかげで、それなりの社会的地位を持てるようになりながら、
同志を見くだす。また、学会でお世話になった恩を忘れて、同志を守ろうとせ
ず、反対に利用するだけ利用する。こういった人間は、本当の異体同心ではな
い。学会の同志ではない」

「恩知らずがそのままいると、学会が食い殺される。これは、どこの団体も同
じだ」

「一生、あのずる賢い、畜生の如き恩知らずを許すな!叩き破るまで戦え!」

戸田先生は、日蓮大聖人が南岳大師の言葉を引かれた御書を、しばしば拝して
おられた。

「もし菩薩がいて、悪人をかばって、その積みを罰することができず、そのた
めに悪を増長させ、善人を悩乱させて正法を破壊させるならば、その人は、実
は菩薩ではない」※注

※注 南岳大師の四安楽行に云く「若し菩薩有りて悪人を将護して治罰するこ
と能わず、其れをして悪を長ぜしめ善人を悩乱し正法を敗壊せば此の人は実に
菩薩に非ず、外には詐侮を現じ常に是の言を作さん、我は忍辱を行ずと、其の
人命終して諸の悪人と供に地獄に堕ちなん」(御書1374頁・南部六郎御書)

まったく、この仰せの通りである。悪を見ながら戦わない。正義のために戦わ
ない人間は、結局は、自分が悪と同じになってしまう。悪に対しては、徹して
責めぬくことだ。それが慈悲に通ずる。
◇幹部は「威張るな」

第2に、「幹部は絶対に威張らない」ということである。先生は言われた。

「幹部は、会員や後輩に仕え、尽くしていく存在である。威張って会員を苦し
めるようなことは、絶対に許さない」

「本当の立派な信心とは、後輩を心から尊敬し、大事にすることである。大切
な学会員を、下に見るようなことは断じてあってはならない」

「ぼやぼやして、動かずにいて、戦いの邪魔になる幹部、また増上慢になり、
威張り散らして、皆の迷惑になる幹部は、いなくなってもらったほうがよい」

あのロシアの文豪トルストイも、こう綴っている。

「人間てものは威張り出すが最後、すぐに臆病がさして来るもんだ」(「闇の
力」、『トルストイ全集第13巻』所収、岩波書店)

文豪が喝破した通り、「威張り」と「臆病」は、表裏一体なのである。
◇「傲慢な幹部」は糾弾せよ

さらに第3として、戸田先生が強く言われたのは、「傲慢な幹部は厳しくただ
せ」ということである。

先生は、一段と強く言われた。

「戦って戦って戦いぬいた人は、必ず賞讃せよ!一生涯、また一家も、子孫
までも賞讃せよ!反対に、叩くべき立場にありながら、敵を前にして戦わな
い、ずるい人間は必ず罰せよ!悪事をなした者には自らの行動の報いを受け
させよ!」

「あまり、皆に守られ過ぎて、おかしくなっていく奴らを、絶対にのさばらせ
てはならない。権力は魔性であるからだ」

戸田先生は、民衆のため、社会のために闘う、有為な指導者の出現を願ってお
られた。それだけに、同志のおかげで偉くなりながら、堕落した人間には厳し
かった。