2016年11月23日 投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2016年11月23日(水)14時50分48秒 通報 何かで読んだことがあるのですが、外部の識者が池田先生の詩や文学は、ユゴー、トルストイの系譜に繋がるロマン主義文学の延長線上にあると評価していましたね。 創価大学の土井先生との対談集 ロマン派の詩人 ビクトルユゴーの世界 「人間と文学を語る」 も、人間主義(ユゴーの世界ではユマニテ、ヒューマニズム)を、ユゴー文学を通して語られていました。 ユゴーの生きた時代、また、ユゴーが影響を受けた時代はフランス革命から始まり、王政復古、ナポレオン革命などを経た激動の時代であり、何が正しいのか、価値観の揺れ動いた時代でした。 先生は、青年に名作を読みなさい。と常に指導されています。 それは、どのような時代の変化があろうとも変わらない人間そのもの、人間の生き方について書いてあるからです。 また、先生のスピーチには、トルストイについて語られているものも多数あります。その背景にはトルストイの生き様があるからです。 トルストイは、自らが信じた宗教観を貫いたがゆえ、当時の宗教的権威であるロシア正教の怒りを買い、破門となっています。しかし、トルストイは権威には屈しなかった。 ユゴーもトルストイも、文学の中にあるのは、人間に対しての眼差しだと思います。この眼差しを文学を通して教えていたのではないかと思います。 Tweet